2022年劇場鑑賞映画リスト

2022年は旧作を含めると劇場で観た映画は25本だった。
2019年:52本 → 2020年:18本 → 2021年:10本 と、減少し続けてきた鑑賞本数が少し回復。2020年の18本もうち12本は1・2月公開作だったと記録にあるので、いかにコロナ禍が強く影響してきたかという感じ。
「ベストを選ぶ」というほど見れていないので特筆すべき4本をこの中から選ぶなら

「NOPE/ノープ」監督:ジョーダン・ピール
「すずめの戸締まり」監督:新海誠
「偶然と想像」監督:濱口竜介(2021年)
「水俣曼荼羅」監督:原一男(2021年)

の4本となるか。「NOPE」「偶然と想像」は映画オタク枠、「すずめの戸締まり」「水俣曼荼羅」は2022年現在日本を反映した映画とまとめられるかも。今年の鑑賞傾向として、韓国映画の鑑賞本数が少ないこと(「モガディシュ」は素晴らしかった)、また「チェチェンへようこそ」「親愛なる同志たちへ」ジョージア映画祭2022など、ロシアや旧ソ連圏への傾倒は今年の戦争による影響である。AmazonPrimeで観たジョージア映画「みかんの丘」も素晴らしかった。映画とは離れるがロシア料理へ傾倒し、シチー、ボルシチ、クワス、黒パンと作ってきた流れから自家製パンづくりにハマったのも今年の傾向ではあった。今年観た映画はどれも粒寄りだったがあえて一番不出来な映画を挙げるなら「シン・ウルトラマン」になるだろう。導入は割合良かったのにクライマックスに向かって緩んでいくのは「シン・ゴジラ」と共通の桎梏と思う。

2022年公開作
「ハウス・オブ・グッチ」監督: リドリー・スコット
「チェチェンへようこそ ―ゲイの粛清―」監督: デイヴィッド・フランス
「ベルファスト」監督: ケネス・ブラナー
「シャドウ・イン・クラウド」監督: ロザンヌ・リャン
「親愛なる同志たちへ」監督:アンドレイ・コンチャロフスキー
「シン・ウルトラマン」監督:樋口真嗣
「トップガン マーヴェリック」監督:ジョセフ・コシンスキー
「スープとイデオロギー」監督:ヤン ヨンヒ
「ベイビー・ブローカー」監督:是枝裕和
「プアン/友だちと呼ばせて」監督:ナタウット・プーンピリヤ
「リコリス・ピザ」監督:ポール・トーマス・アンダーソン
「モガディシュ 脱出までの14日間」監督:リュ・スンワン
●「NOPE/ノープ」監督:ジョーダン・ピール
「LOVE LIFE」監督:深田晃司
「RRR」監督:S・S・ラージャマウリ
●「すずめの戸締まり」監督:新海誠
「ドント・ウォーリー・ダーリン」監督:オリヴィア・ワイルド
「チーム・ジンバブエのソムリエたち」監督:ワーウィック・ロス
17本

2021年公開作
「ラストナイト・イン・ソーホー」監督:エドガー・ライト
●「偶然と想像」監督:濱口竜介
「ドライブ・マイ・カー」監督:濱口竜介
●「水俣曼荼羅」監督:原一男
4本

2022年劇場鑑賞旧作
「百年の夢」(1972)監督:ドゥシャン・ハナーク
(以下、ジョージア映画祭2022にて鑑賞)
「失楽園」(1937)監督:ダヴィト・ロンデリ
「マグダナのロバ」(旧邦題「青い目のロバ」)(1955)監督:テンギズ・アブラゼ、レヴァズ・チヘイゼ
「インタビュアー」(1977)監督:ラナ・ゴゴベリゼ
4本

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#2022年鑑賞映画

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