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9月1日の新規求人登録件数:471件、求人増加の予兆か?でも求人の内容は微妙
ハローワークインターネットサービスに、9月1日登録された首都圏の障害者求人件数は、2021年4月以降で最も多い471件でした。
東京だけの求人件数では、9月1日の件数は209件なので、2021年4月以降では4番目に多い数値となりますが、久しぶりにフルタイム求人(115件)がパート求人(94件)より多くなり、しかもフルタイム求人が100件を超えたのは昨年の10月1日以来となります。
そして、首都圏・8月の求人件数・月間合計数も昨年の8月1,236件と比較すると300件以上多く、例年・8月は求人が大幅に減少する傾向から良い方向に外れる動きとなっています。
このまま、9月、10月と求人件数が増加する兆候が見えていることは、とても良いことなのですが、8月1日から9月2日の期間に就業場所:東京の新規求人(全965件)を抽出し、1社で10件以上の求人を登録をしている会社と、その会社のフルタイム/パートの求人件数を表にすると、コロナ禍で顕著になっている懸念が続いていることが分かります。
就業場所を東京だけで抽出しているにも関わらず、1社で多数の求人を登録している会社の上位4社は、全ての求人がパートタイムであり、この表に抽出された11社・166件だけで全965件の求人の2割弱(17%)を占めます。多数の求人を出すことやパート求人が悪いという訳ではありませんが、保険会社・ドラッグストア・物流・コンビニ・IT情報系・特例子会社の大手・有名企業が多数の障害者求人をこのような形でハローワークに出すということは、その背景に障害者法定雇用率の達成度合いやハローワークから注意指導が関係しているのかな?と推測できるので、「数合わせの採用」「コストを掛けない障害者雇用」であるならば、これらは良い求人とは言えないものです。
しかし、現時点で法定雇用率を達成している優良企業も、内々に障害者採用を行い始めています。それらは社名非公開であることが多く、ハローワークではなくエージェント経由か社員の人脈(縁故)で募集・選考を行っていることが多いです。更にアンプティパでは、障害者法定雇用義務の無い少人数の優良企業が、アフターコロナを見据えて障害の有無に関係なく働く意欲のある人財を採用する動きを東京中小企業家同友会を通じてキャッチアップしています。
大企業が行う「数合わせの障害者採用」に応募するのではなく、障害がある方でも戦力として期待する会社に応募したい!という方、アンプティパで一緒に希望に合った良い会社を探しましょう。
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