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平日夕方の静寂を打ち破る、元気すぎる「バイバイ!」

平日夕方の静寂を打ち破る、元気すぎる「バイバイ!」

アンプティパの近くには、小学校、児童館、保育園があります。窓を開けていると、ほぼ隣りと言っても良いぐらい近い保育園で元気よく遊んでいる子供たちの笑い声などが聞こえます。基本的には窓を閉めて仕事をしており、二重ガラスの窓は防音性が高く、ドア・窓を閉めると外の音はほぼ聞こえません。

ところが平日の夕方、このアンプティパのかなり高い防音性を乗り越えて室内に届く声があります。下校する小学生の男の子ふたりがアンプティパが入っているマンションの角で、毎日お互いに二人の声が聞こえなくなるまで、おそらく声の限りを絞り出して「バイバ~イ!」、「バイバ~イ!」と交互にお別れの儀式?を行うのです。

彼の「バイバ~イ!」という声が聞こえてくると「あ~もう夕方なんだ」と思うようになったのは、昨年の夏ごろだったように思います。アンプティパの前を過ぎたあたりから、彼の声はもっとも大きくなり「バイッ・バ~~~~イ!」と友との別れを力いっぱい惜しみ、彼がアンプティパを少し過ぎると儀式が終了します。オフィスの窓を閉めているので、彼の友人の声は聞こえませんが、彼の声はオフィスの前を過ぎた辺りが最も大きな声になるので、彼の耳に届く友人の声もバス通り沿いの方々には夕方の日常風景になっていると思います。

大人になると思いっきり大きな声を出すことなどほぼ無いし、雰囲気の悪い会社だと社員同士の挨拶も無いと聞くことも多い昨今ですが、彼らのように何にも憚ることなく、毎日大きな声で挨拶をする子供たちが近くにいると、大人のしがらみが少し解けるような気がして笑顔になる自分にホッとします。

ただ、ZoomMTG中に彼の「バイッ・バ~~~~イ!」が聞こえてくると、笑顔というより苦笑いになるのですが・・・元気よく挨拶すること、大事ですよね!

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