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首都圏・障害者求人件数・2月は低調

3月に入ると日差しの暖かさを感じる日があり、春が近くまで来ているように思いますが、首都圏の障害者求人件数・2月の月間総数は厳しい状況でした。

c20220307a (1都3件 月次 合計)

2月は他の月よりも日数が少ない上に、祝日が2回あるため平日(営業日)が18日しかないことも新規登録件数の合計が他の月より少ない理由としてありますが、東京の求人は1月:792件が2月:467件(59%)で、神奈川は1月:309件が2月:214件(69%)に減少していることは、単純に平日が他の月より少ない比率以上に大きく減少しています。

c20220307b (東京 合計)

ただ、東京の2月1日新規登録はフルタイム73件、パート68件(合計141件)で、若干ですがフルタイムがパートの件数を上回り、パートが大幅にフルタイムを超えるイレギュラーが発生した1月月初のフルタイム63件よりもフルタイムが増えているので、2月の月中の平日登録件数がかなり減ったと思われます。とは言え、東京の3月1日新規登録は187件と大幅に増えており、2日:84件、3日:75件と平日の件数も増えているので、3月の求人数は回復することが期待できます。

c20220307c (1都3件 日次 合計)

東京の求人件数だけを見たら2月は大きく減少していますが、埼玉・千葉に関しては2月の平日(営業日)が他の月より減った程度の減少で済んでおり、1都3件の日々の新規登録件数・合計数を見ると、2月1日は328件でやや少なめですが、3月1日は383件に回復しており、東京と神奈川がこのまま順調に平日も求人が増えるならば、3月の首都圏・求人件数は12月と同じ程度の1,600件程度に回復すると思います。

ただ求人の内容を見てみると、東京でもパート件数が増える傾向が強くなり、フルタイム就業でデスクワークを希望する人には厳しい状況が続くことが予想されます。おそらく、フルタイム・デスクワークの求人は、来年・2023年4月1日から法定雇用率がUPすることに前倒しで対応し始める今年の下期:2022年10月から増えると思います。

それは、障害者雇用をしっかり行っている優良企業が動き始めるタイミングとも言えますが、そのような優良企業は障害者求人が開示されてない(表向き、障害者採用をまだ開始してない)時でも、も一般・中途レベルと同等以上の仕事が出来る障害者であれば、採用選考を随時行います。従って、ハローワークに登録される障害者求人の総数動向に関係なく、自分の経験スキルを最大限活かして、自分の得意な仕事はこれです!と、仕事が出来ることをPRしつつ、表向き採用活動を行って無い会社へアプローチすることで、下期からのフルタイム・デスクワーク・障害者求人が増える前に優良企業へ転職することも可能です。

アンプティパでは、そのような活動ができるように、今までの経験・スキルの確認・棚卸を行い、どこをPRすれば、どの会社に訴求するか・・・等を、皆さんと一緒に、じっくり考えます。

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