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CADオペレーターとWEBデザイナー

ハローワークインターネットサービスで「CADオペレーター」と「WEBデザイナー」というキーワード検索を、一般求人・フルタイム・正社員・就業場所:東京で検索してみたところ、2022年3月6日(日)時点で、CADオペレーター求人は193件、WEBデザイナー求人は48件が抽出されました。

c20220307a (東京 CADオペレーター 193件)

c20220307b (東京 WEBデザイナー 48件)

敢えて障害者求人では無く、一般中途・正社員求人で検索をしたのは、これら専門職求人の全体傾向を把握したいと思ったのですが、コロナ禍でまだ求人数が回復してない不景気の状況で、CAD系の求人数はWEB系の4倍も出ていることに少しびっくりしています。

何にびっくりしているかというと、コロナ禍でネットビジネスが拡大しているためネット関連の求人である「WEBデザイナー」という単語が記載されている求人は多いと思っていたのですが、それよりも建築・設計系の求人になる「CADオペレーター」という単語が記載されている求人の方が4倍も多く出ているということは、コロナ禍ではネットビジネスと同等以上に建築業界が繁忙していることを示していると考えられることです。

参考までに、上記検索結果で表示された「WEBデザイナー」48件の求人に記載されている給与=下限~上限の平均値を計算したところ、232,049円~348,857円で、「CADオペレーター」193件の中の最初の50件の給与=下限~上限の平均値を計算したら、222,117円~318,934円でした。若干、WEBデザイナーの方が数値が高いけど、どちらも月給22~23万円から30万円強の幅で個々の内定者・求人企業によって差があることを考えると、ほぼ同じ待遇と考えて良い専門職と言えます。

しかし、求人件数が4倍も違ってくると「WEBデザイナー」を希望する人は「CADオペレーター」を希望する人よりもかなり就職し難いと言えます。もし、デザイン系も考えているけど設計図の線を描く・トレースすることもできるという人は、今の不景気で求人数が少ない状況で早く就職・転職を決めるならば、CAD・設計の求人を狙う方が内定を取りやすいとも言えます。

上記のデータは、障害者求人ではなく、一般中途・正社員求人ですが、専門性の高い職種に関しては、障害の有無はあまり関係なく、障害を持つ方でもデザイン職や設計職という専門性の高い職種を希望する場合は、一般中途・正社員求人の動向は参考になると思います。

そしてコロナ禍で選択肢が少ない今の状況は、おそらく今年の下期あたりから改善され求人が増えると思われるので、急いで就職・転職する必要が無い人は、景気回復・求人増加を待てば良いのですが、そこまで待てない方や、CAD・設計でも良いけど離職率の高い業界や会社は避けたいという方は、ハローワーク等に出されている顕在化した求人だけでなく、表向き求人が出てない会社だけどコロナ禍でも堅実な経営を続けていて、そろそろ人手を増やしたいと思われている優良企業を探すと良いと思います。

アンプティパは、そのような潜在的な優良企業を探すサポートも致します。ご自身の専門性を活かしつつ、安心して、長く働くことが出来る会社を一緒に探しましょう。

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