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プロジェクトの体制をアメーバ型にしてみたら

こんな人におすすめ!
・プロジェクトマネージャーやってみたい、やってる人
・思わずこの記事を押してしまった人
こんな事が書かれています!
・プロジェクトの体制をアメーバー型にしてみたら、メンバーが自走した話

前提

エン・ジャパンでは様々なプロジェクトが並行して走っています。それにはプロダクトを横断したメンバーで構成されたものもあり、非常に活発です。

本日は私がプロジェクトリーダーとして進めたプロジェクトにおけるお話を書いていきたいと思います。

あなた誰

申し遅れました。エン・ジャパンにてHR OnBoard(離職リスク可視化ツール)Hirehub(採用管理システム)などのPMをしているうのたつろう(@tatsuro_uno)と申します。

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写真は入社時に撮ったもので、なぜか横にズレています。理由はわかりません。

何するプロジェクト?

(サマリ)
採用支援ツールengageの求人票作成をアシストするチャットボットをリニューアル

弊社のプロダクトの一つである、国内No.1の採用支援ツール「engage」にまつわるプロジェクトでした。

engageは求人を0円で作成でき、たくさんの連携先に掲載ができるサービスです。

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このサービスでは、ユーザーが自分で「求人票」を作成するのですが、ゼロから「求人票」を作るのはなかなか大変です。

そこで、求人票作成をアシストするチャットボットが設置されました。このチャットボットを一旦リニューアルしようというのが今回のプロジェクトでした。

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ちなみに使わせてもらっているチャットボットは、株式会社BrocanteさんのLAMPCHATというプロダクトです。

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どんな成果でたの

成果としては、リニューアル前と第一弾アップデートにより求人作成完了率が大幅に改善したということになりました。(詳しい数字は伏せます)

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めでたしめでたし。

ただ、この成果にたどり着くまでに紆余曲折がありました。プロジェクト発足時に時を戻してみましょう。

プロジェクト発足!

プロジェクトが走り出しました。メンバー構成は以下。大人の事情のため写真は伏せています。伏せると誰が誰かわかりませんがご愛敬です。

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プロジェクトリーダーとしての経験はゼロではありませんでした。なので、いつものようにフラット型でのプロジェクトを進めようとしていました。

確認に役割分担をし、適切に動いてもらう。というもの。

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壁、現る

今回のプロジェクト、実は3つのゼロがありました。知識も、メンバーとの接点も、チャットボットのシステムの仕様がわかる人も全部ゼロだったのです。スリーゼロです。

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ここで、自分一人が頑張っても最終的になんとかならない(できない)。状況に直面します。

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そしてここである事実にも気が付きました。それは、今まで経験してきたプロジェクトの実態は「さいあく自分が頑張れば、なんとかカバーできる範囲で」というのが本音のところでした。

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閃く

この状況で、ベストなプロジェクト体制を考えてみました。それはアメーバ型のプロジェクトです。

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従来のなんちゃってフラット型プロジェクトとの違いは、「個々のメンバーが担当分野に責任を持つ(PLは信じて託す)という点です。

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アメーバ型プロジェクトとして進めるために大事な3つのこと

アメーバ型プロジェクトで進行していく上で、外してはならない3つのポイントをご紹介します。

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この中で、特に大事なのは「目的・ゴール・方針の認識合わせ」です。そんなの当たり前だよと思いつつ、ここらへんが明確ではないケースが意外と目立つ印象です。ちなみに、自明ですが目的やゴール、方針が揃っていないと空中分解します。

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ちなみに、アメーバ型プロジェクト体制におけるPLの役割としては、『活性剤』としてのプロジェクトリーダーです。個々のメンバーが期限通りタスクを進められているか?ネックとなっている箇所はないか?などをチェックし、こぼれ球を拾っていく役割です。

あと、MTG時のアイスブレイクはお忘れなく。

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学び

このプロジェクトを通して学んだこととしては、プロジェクトリーダーは、
メンバーの誰よりも知識、スキルを持っていなければならない訳ではない。

ということです。

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学びを言い換えますと、プロジェクトリーダーが誰よりも知識やスキルを持っていることは、成果を出す条件ではないということです。(もちろん、スキルはあるに越したことはありません。)

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なぜなら、プロジェクトリーダーは役割の一つだからです。スキルが無いのであれば、なにができるのかを考え、実行するべきです。

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最後に

こちらの記事内容には関係ありませんが、我らがボスことオカダヤスヒロ(Yasuhiro Okada)氏がPMカンファレンスに登壇します。

プロダクトマネジメントにおける「人間力って結局何?」から、「今からできる具体的なアクション」をお話するとこのことです。

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それでは!

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