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2019.08.05 SPIRIT

昨日はこれに行ってきました。

渋谷RUBY ROOMで毎月第1月曜日開催のポエトリーリーディングオープンマイクイベント、SPIRIT。
これまで毎月行きたいと思いつつも月曜に仕事を入れてしまい、何度も逃していたものに今回初めて行けました!

RUBY ROOMに行くのは2017年3月の春ねむり自主企画以来なので約2年半ぶり。
前回はバンド色が強いイベントだったせいか、箱全体もギラギラしてるイメージだったのが今回はなぜかとても温和な空気感でした。

まず最初は主催者ライブ、大島健夫さんの即興詩からはじまりました。
"5分で終われ"、"夏休み"、"哺乳類"。
3つのお題に合わせて即興で綴られる詩には、即興とは思えないほど奥行きがあって、どんどんと作品に吸い込まれるような感覚でした。

続いてはゲストライブ、tetoteのお二人。
ギター、キーボード、ドラム、次々と音を組み立てて、その上で紡がれる言葉たちは耳を通って全身へスゥッと流れ込んでくるようで、あっという間に過ぎた30分間でした。

その後はオープンマイク。
口頭での紹介だったので全員の方のお名前を把握しきれていないのが悲しいのですが、戦争に関するアーサー・ビナード氏の書評を引用していた方が印象的でした。
これは書いている今日、8/6は広島原爆の日。
バラク・オバマ元大統領の平和記念式典演説の引用を聞いて、ビナード氏の言葉を聞いて、今この瞬間の尊さを改めて感じました。

伊藤晋毅さんが相変わらず自分にこうかばつぐんなのはいいとして、昨日はやすしさんという方にとても衝撃を受けました。
悲しいことのはずなのに笑いに変えてしまう、悲しいからこそ笑って生きる、そういったエネルギーって大事だけど難しいものなんじゃないかなって思って。
それをしっかりまとめ上げ、堂々と披露する姿に一種憧れを持ちました。
度量が欲しい今日この頃です((

昨日はつださんやジュテーム北村さんという、いわゆるベテランと言えるであろう層の方々がしきりに下ネタを披露していたのだけど、なんでかどうして嫌いになれない。
むしろちょっとクスッとしてしまって、好感度が上がるあれ、何なんでしょうね。
谷川俊太郎氏の某なんでも◯◯もそうだけど、下ネタと呼ばれる本来公衆では扱いづらいテーマを扱っているのに、嫌悪感を催さない、いい空気を作れているというか。
力なく覇気が失せてしまうより、僕もあれくらい元気に歳を取りたいと毎度思います。

小径章さんのパフォーマンスは前より体の動きが増えて、作品全体がよりダイナミックになった感じがしていたし、毒林檎くんの雨に沈んだ街の話は情景も浮かびやすくて、物語としてすごく聞きやすかった。
遠藤ヒツジさんがtetoteを見ながらその場で書いたという作品は、その場でつくったとは思えない完成度でさすがとしか言いようがなくて、本当に全体通して得るものの多いイベントでした!

伊藤さんやtetoteのしばさんに声と詩が合ってるって言ってもらえたのが嬉しかったです。
9/1、PSJ西東京大会に向けてますます頑張りたいと思います!

来月のSPIRIT、ゲストはyaeさんだそう。
昨年6月川崎MUSICAで主催したイベント、ポエディクに出演していただいて以来なので、久々にライブが見れるのが楽しみです!

#詩
#ポエトリーリーディング

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