持永昌也さんへの、四年遅れの追悼文
わたしには、案件に行き詰まると気になった人の名前を検索してしまうという現実逃避のクセがある。
この日も、フレーバーテキストをあと200行完成させなきゃいけないところで、ふととある映画ライターのことが気になり、検索窓にその人の名前を入れた。
表示順位としては、まずツイッターアカウント。これはまあ順当と思った。
でも、その下に来た、ロフトプラスワンのサイトに“映画ライター持永昌也さんを偲ぶ会”という文字に息を飲んだ。
(え……嘘でしょ)
しかも、2017年だなんてずいぶん前のこと