2023年ライブ備忘録その19 Base Ball Bear at 名古屋 CLUB QUATTRO 2023/05/30

Base Ball Bear「Guitar! Guitar! Drum! Drum! Bass! Bass! Tour」を観に行きました。
昨年の日本武道館公演以来のベボベのライブはどうなるのか楽しみだった。
本当は今回のツアーを見送ろうかなと考えていたんですよね。
けど武道館を終えたベボベがどんな感じなのか観たいしさ、何より好きな曲をやられたら後悔しちゃうよなってことで。
んで行くなら日程もそうだし盛り上がり的にも名古屋っしょ、みたいな軽いノリで名古屋を選んだんですよ。
初めて名古屋クアトロでライブ観るしそれも楽しみにしてた。

開演前BGMでOasisが流れてたりしてそれも良かったな。
開演時間になりXTCが流れメンバーが登場する歓声と拍手が。
昨年はアニバーサリーイヤーなのに声を出せなくてモヤモヤしたんだよな。
やっと声を出して感情をぶつけられるなと嬉しくなる。
ライブは昨年リリースされた「海になりたい part.3」から始まった。
この状況でしかもライブハウスで聴けることにグッとくる。
続く「GIRL FRIEND」のイントロで声を出して拳を突き上げる。
あぁ戻ってきたなぁと実感する。
2曲を終えたところで軽い挨拶とMCを挟む。

3人のアンサンブルを聴かせる「いまは僕の目を見て」柔らかなサウンドと穏やかなメロディの「Shine On You Cypress Girl」から「透明26時」音源とはイントロが大幅に変わった「愛してる」をシームレスに演奏。
ここでまたMCを挟み「愛してる」は元々のアレンジが今回のツアーver.だったらしく、レコーディング時にディレクターからイントロをキャッチーにした方がいいんじゃない?と言われあのイントロにしたとのこと。
またこいちゃんは20代前半の頃ツアー先で試奏してはギターを買うということをしていたらしくQUATTROのあるPARCOの下の階にある島村楽器でも買ったらしい。
そのギターを巡って
こいちゃん「レスポールジュニアを買ったのかな?」
堀くん「レスポールジュニアだったと思いますよ。」
こ「いやでもカスタムだったかな?」
堀「そこ別にジュニアでいいよっ!カスタムもジュニアもお客さん知らねぇよっ!」
こ「あのレスポールはボディのカッタウェイがちょっとさぁ。」
堀「レスポールのディテールにこだわんなよ!お客さんもレスポールでわかるから!」
こういうやり取りがいい。
こいちゃんと関根嬢のゆったりトークに対する堀くんのツッコミがテンポ良くて好きなのよ。
それと堀くんツッコミはさまぁ~ずのお二人インスパイアだからなんつーか馴染むんだよ。
ってかMCマジで長いんだよ笑
まぁそこがベボベのライブっちゃライブなんだけどね。

イントロ聴いた瞬間に感情がグワァってなった「何才」これやるの?っていう学生時代にかなり聴いてたカップリング曲の「恋愛白書」と「BOYS MAY CRY」ゆったりした曲でありながらバンドの力量を感じる「どうしよう」にベボベの良さをぶちこまれた。
MCで歳を重ねて風邪の治りが遅い、上甲さんが太って痩せるために特茶を飲み始めた、堀くんの息子くんが人見知りで集合写真を恥ずかしがるとか体感20分くらいあった笑
曰く公開生放送ラジオなベボベのMCは本当にいいんだよね。
トークライブだけでも行きたいくらいだもん。
やってくれないかなトークライブツアー笑

この曲やるためのツアーと言っても過言じゃない「風来」ビッタビタのビートにキレッキレッのカッティングの「曖してる」堂々としたギターロック「DIARY KEY」ラップも冴えるベースとドラムだけでも成立する「PARK」ライブのド定番曲「yoakemae」去年から終盤に据えられ頻繁に演奏される「Stairway Generation」でフロアをブチ上げて本編が終了。
アンコールではカントリーっぽくてエンドロールのような「カナリア」夏の訪れを告げるようなベボベを代表するシンプルな8ビートギターロック「short hair」で終演。

デカポスター


声出しが戻ってきて遂に完全体のベボベを観れたなという嬉しさと昨年の武道館で声を出して愛を届けられなかった悔しさの両方がこみあげてきたりしてさ。
今回のツアーでレアな曲というか4人時代の楽曲を3人でこれだけ演奏できるよってのを見せつけられたな。
昨年の武道館公演で学生時代の無念というか怨念というか、まぁそういった感情が成仏したんですよね笑
んで今回のツアーでは10年以上前から聴いてるし、今もずっと聴き続けてる曲を初めて聴けたりして嬉しかったんですよ。
地方学生の自分が大人になってようやくあの頃ときめていたバンドと曲を聴いてさ。
改めてときめくもんだから人生ってのは生きてみなきゃわかんないことばかりなんだなぁ。
このツアーやっぱ行ってよかった。

the pillows 山中さわおさんソロツアーのポスター

それとさわおさんソロツアーのポスターがあって関根さんがさわおファミリーになったんだなぁって実感したよ。
好きな人と好きな人が一緒にやってるって幸せすぎるんだな。

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