2023年ライブ備忘録その16 サニーデイ・サービス at 那覇Output 2023/05/14

サニーデイ・サービスの「TOUR 2023」追加公演を観に行った。

沖縄でのワンマンライブはなんと23年ぶり!とのこと。
その当時のライブを観た方がこの日も観に来ているのかな?と考えると時が経ってもこうして再会できることは素敵だなぁと思う。
サニーデイは高校生の頃に名前を知って少しずつ聴き始めて10年が経つ。
10代の頃にライブを観れなかったのは悔しいけど20代になった今こうしてライブを観れることが嬉しい。
サニーデイをガッツリ好きになったのは社会人になったタイミングでリリースされた「DANCE TO YOU」を聴いてから。
そこからちゃんと過去のアルバムを追って聴くようになった。
とにかく昨年リリースされたニューアルバム「DOKI DOKI」がめちゃくちゃカッコいいからライブが楽しみだった。
フロアにたくさんの人が入っててかなり暑くなっていた。
ライブが始まると異様な熱気に包まれてじんわりと汗をかきはじめた。
曽我部さんも何度も「沖縄最高!」「大丈夫?暑くない?気分が悪くなったら手を挙げて曽我部さん!って言ってね」と言ってた。
それくらいライブハウスが熱くなってたんだよなぁ。

新譜である「DOKI DOKI」の収録曲はもちろん「NOW」「恋におちたら」「スロウライダー」「シルバー・スター」「桜 super love」「春の風」「コンビニのコーヒー」「ライラック・タイム」「TOKYO SUNSET」と代表作も演奏してくれて嬉しかったなぁ。
この他にも多くの曲を演奏していて新旧織り混ぜたセトリは最高だった。
中でもアンコールでの「青春狂走曲」と「セツナ」の演奏はあまりの迫力に圧倒されました。
とてつもないエネルギーの塊にぶん殴られた感じです。
それとライブ本編のラストブロックでは「こわれそう」「風船讃歌」「家を出ることの難しさ」の流れがよかったなぁ。
ライブは興奮からかあっという間に終わった気がしたけどなんやかんや約3時間で30曲くらいやってたと思う。
久しぶりにこんなに濃密なワンマンライブを観たから胸が高鳴りっぱなしだった。
こういうストロングスタイルでストイックなライブを観るとロックバンドが大好きだなと改めて思う。
MCがユルいのも演奏とのギャップがあってよりキュンとする。
曽我部さんのボーカルとギター、田中さんのベース、大工原さんのドラムがバッチリ噛み合ってる印象を受けたし音がすごく良かったな。
ライブを観てよりサニーデイのことが好きになりました。

あまりの演奏の激しさに崩れた終演後のドラム

それとMCで曽我部さんが「今回のアルバムDOKI DOKIが今の3人で作り上げた最初の1枚なんだよね。」
「前のいいね!は俺がドラム叩いた曲も入ってるからさ。」
「だからこのアルバムが新しいサニーデイ・サービスの1stアルバムなんだよね。」と仰ってて感動したな。
今もずっとロックとバンドが大好きな少年のように見えてキラキラして眩しい笑顔が印象に残ってる。
エッセイ本についてもお話されててさ。
「前に出した2冊が売れてないからさ、お話を頂いた編集の方に(僕の本は売れないですよ?)って伝えたのね。」
「そしたら(大丈夫です、売ります!)と力強く言われたからじゃあやってみようってことで書くことにしたんだ。」
「編集の方に(シングルファーザーとしてのエッセイでいきましょう)と言われて言う通りに書いてみたの。」
「そしたら初版が売れて2刷になってさ、やっぱりその道のプロの言うことは聴くべきだなぁと思ってさ。」
「若い時に出した2冊は意見を取り入れなかったからさ笑」
こういうこぼれ話を聴けるのもライブの魅力だよなぁ。
んでその後にベースの田中さんもラーメン本を出してるということもあって
曽我部「田中くんもラーメン本を出してるよね?あれは何刷なの?」
田中「まだ初版笑」
曽「じゃあまだ初版の男ってことだね。僕は2刷の男だから笑」
「本を売りたかったらアドバイスするよ笑」
田「物販に持って来てるからよければ覗いてください笑」
微笑ましいやり取りをしててほっこりしたな。
こういう感じも好きだ。
演奏とMCにギャップがあるのめちゃくちゃ好きなんだよなぁ。
ライブを観て新しい魅力に気付いたしまたライブを観に行きたいよ。
曽我部さんも「だいぶ間が空いたから次は来年、そして毎年ツアーで沖縄に来たいね。」と言ってくれて嬉しかったな。
それと終演後にエレキコミックやついさんを見かけて思わず「え!?やついさん!!!」と声をかけてしまった。
プライベートのはずなのに気さくに会話してくれて握手までしてもらった。
終演後物販で田中さんのラーメン本も買ってサイン入れて頂いて写真まで取って頂いたよ。
ライブも最高だったし特別な夜になったな。

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