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2020年御朱印部活動始め

2020年、令和二年の始まり。御朱印部活動もスタートです。あ、はい、部員です。

初めていただいた御朱印は、京都大原三千院、宝泉寺でした。


平成二年…えっ、やだもう30年前…!?(吃驚)
1990年ってことはまだヲタ活動してません。
学生時代だから、多分、大学の学科の研修旅行で天理と京都へ行ったときだ。京都タワー登ったなー。
納経体験もやれたけどやらなかった。
やればよかったと今なら思う。もう少し真面目な学生だったら、今、教師でもやってたかなー。

この頃は御朱印部なんて言葉はなかったし、そんなどこでもいただけるものだとも思ってなかった。

次はだいぶ開いて、就職して歌舞伎を見るようになってから。
南座のついでに行った南禅寺。多分、2006年とかそのへん、勘三郎さんが弁天小僧の通しやった後ぐらいじゃないかなー。湯豆腐食べに行ったのよね。


そして、忘れられない奈良。
2010年夏。薬師寺歌舞伎での中村屋の船弁慶が本当に本当に素晴らしかった。
翌日はゆっくり奈良を散策して、春日大社も行った。鹿と戯れた。興福寺で阿修羅像、木造十二神将立像をこの目で見られた感激の思い出。

そして、薬師寺。


お寺の御朱印って美しいものが多い。デザイン、筆の勢い。迫ってくるようです。昨品になっている。
神社のものは割とそっけないんですよね、社名と押印のみ。ほんとに記帳って感じ。

自説ですが、ご神職の使う祝詞って神のためのもので人間のためのものじゃないから基本的に見せないんですよね。仏法は逆で見せる。納経もそうだし、御経も一緒に唱和させる、つまり、衆生に言葉を伝えるのが僧侶の役割。それだけ文字を書く機会も多いし、文盲だとしてもわかるように伝えなきゃいけない。その差かな、と。

最近は神社でもやたらデザインに凝ったところが増えてきたのは御朱印集めが流行ってるせいでしょうが、そういう神社でも筆そのものの勢いで見せているところは少ないんですよね、あくまでも装飾で魅せている。
文字そのものの美しさは寺院特有だと思います。


ここまでは寺院ばかりでいただいていて、ふと、神社用の御朱印帳も作ろうと思い立ったのは最近。
このころから、御朱印部、という言葉をTwitter上でよく見かけるようになったと思うんだ。

神社用なら、最初はここ、と決めていた、思い出の浅草神社。そして、被官稲荷。
この年から、石田洋介追っかけついでに(笑)本格的に部活動始めました。


昨年は普通ならなかなか行けない交野市の磐船神社でいただけたのも思い出深いです(ツアーの皆様にはご迷惑をおかけしました…)。

昨年、神社用の御朱印帳は一冊目を終え、今年、寺院用のものも一冊目は終わりそうです、あと六ケ所!(大原と奈良で紙朱印の存在を知らなくて帳面をうっかり分けちゃったのである)。

紙朱印(書き置き)を知ると集めやすくなりますよね。忘れてもいただける。

当たり前ですが、参詣ありき。その時々の想いを刻む意味での御朱印です。社寺で本殿やお社の写真って撮れないので、私にはその代わりって感じかな。

ということで、前置き長いな(笑)令和二年の御朱印部活動スタート。

まずは、毎年恒例の初詣、武蔵一宮氷川神社です。
今回の部活動先は全て埼玉県さいたま市大宮区です。

◎武蔵一宮氷川神社

http://www.musashiichinomiya-hikawa.or.jp/sp/

元旦は多分、紙朱印のみなんですが、三日なのでさほど列もなくさらりと書いていただきました。若い巫女さんでしたが、まあ、綺麗な字で清々しい。
合わせて特別紙朱印も。美しい台紙に庚子(かのえね)の記載あり。



◎埼玉縣護国神社

さて。実は氷川神社と同じ大宮公園内には第二次世界大戦で出征して亡くなられた方を祀る護国神社があります。割と知られてない。靖國神社埼玉版ですね。
誰もお参りしてなかった。私も例年は来ませんが、祀られた方々に日本が実に危うい、過ちを繰り返しかねない今のを詫びる想いで参詣してきました。
彼らは英霊じゃないよ、歴史の犠牲者だ。ヒーローにしてしまっちゃダメなのだ。
社務所の方、あまりに暇でか居眠りしてたよ。志納金は300円です。



◎東光寺

http://xn----d8ta6sza9441cowp24u.com/

次の目的地は東光寺さん。私の母校の小学校の目の前。小学校に通ってた頃はただのお寺さんで、小学校の地面を掘るとここのお墓を潰して作ったから骨が出てくる、と言うのが学校の七不思議の一つでした(笑)
(事実、とても古いお寺なので可能性はなくはない)

こちらは書き置きのみ。
薬師如来が御本尊です。


事務所に大きめのロビーがあって、お正月なのでお屠蘇をお振る舞いくださいました。
お屠蘇のほかにお茶菓子と焙じ茶も振る舞われた。
シナモン(桂皮)がふんわり、美味しかったー。
そしてお茶菓子が死ぬほど美味しかったのだ。たまご!が!どこのお菓子か聴けば良かった…。


◎庚申神社

庚申様は猿田彦さん。氷川様のおみくじで、今年はお稲荷さんと猿田彦さんが私の神様と出たので、この日来るべくして来た感じがする。
庚申講の名残なのか、庚申さんて無人のことが多いなー。役員制でみんなで護ってる。

朱印、絵馬、御札すべて無人販売所状態。
ありがたく一枚いただく。
元日の日付が入ってた。


敷地内にパワースポットがあって、石が鎮座してあった。
つい、いろいろ悩みをこぼしてきちゃった(笑)


◎安楽寺

http://www.s-anrakuji.com

庚申神社お隣の、安楽寺さんで初詣完了。
こちらは浄土真宗東本願寺派。
阿弥陀如来ですね。すっきり美しい御本尊でした。

本堂参詣には社務所に一声かけてから。
参詣の間に書いていただきました。日によっては書ける方がいらっしゃらないこともあるそうです。
この日は若い御院さんでした。

すごー、見開きの御朱印、初めて。

浄土真宗では朱印を用意してないところが多いそうですが、こちらはご利益なんけはないけれどこれをきっかけに親鸞聖人の教えに触れてもらえれぱ、ということで対応してくださってるそうな。

渡すときに法話もいただける、贅沢な御朱印。

世の中 安穏なれ
仏法 ひろまれ

親鸞聖人の手紙の言葉だそうです。

こちら、ロビーに狩野芳崖の浮世絵やら、日比野五鳳の書やらの美術品も多く飾られていて待ってる間も目が楽しいです。

以上、今年の御朱印部活動始め、完了。
かなり歩いた!のに、万歩計設定しそびれた!(笑)

御朱印集めは、行ったことのない場所へ行ける楽しみとともに、宗教心についてつらつら考えたり、心打たれたり、普段と違う経験も多くできて気持ちがいつもリフレッシュします。

私はどの寺社でもお願い事はほとんどしません。
お邪魔しますのご挨拶と日々のご加護への御礼のみ。
人生は神仏頼みじゃなくて自分が頑張らなきゃね。

令和二年はさて、どんな寺社に出逢えるかなー。
楽しみです。

いただいたサポートは私の血肉になっていずれ言葉になって還っていくと思います(いや特に「活動費」とかないから)。でも、そのサポート分をあなたの血肉にしてもらった方がきっといいと思うのでどうぞお気遣いなく。