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プロモーション特化の会社にはお願いできない、スタートアップの求めるマーケティングとは -スカイファーム株式会社

■会社概要
会社名:スカイファーム株式会社
代表取締役:木村拓也
設立:2015年7月27日
事業内容:デリバリー・テイクアウト・スマートオーダー事業
■支援概要
課題:新しいプロジェクトを開始する上でプロジェクトの全貌を理解しながら一緒に業務を進めてくれるメンバーがいない。

支援内容:プロジェクト推進(LP制作やユーザーニーズ調査、プロモーションなど)


スカイファーム株式会社が提供する「NEW PORT」というサービスは、横浜のハーバーエリアを中心に展開しているフードデリバリーサービスです。現在は東京・丸の内エリアにも進出し、ユーザーからの支持を集めつつあります。

NEW PORTにとって大きな分岐点になったのは、2020年9月。横浜FCと協業して行うスタジアムフードのデリバリーサービス、通称「スタジアムフードデリバリーサービスプロジェクト」(以下、本プロジェクト)が、神奈川県が公式に支援する事業に採択された時でした。

スマートデリバリー 概要

本プロジェクトはJリーグ所属クラブである横浜FCのホームスタジアム(ニッパツ三ツ沢球技場)に横浜ハーバーエリアの名店グルメをデリバリーし、地元の美味しいお食事を堪能できるというものです。

unnameが加わったことで本プロジェクトがどのように進行したのかを、スカイファーム株式会社 取締役COOの武田さんにインタビューしました。



「スタートアップ的な熱量・スピード」に対する共感が必要だと感じ、宮脇くんの顔が浮かびました

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 -本日はよろしくお願いします。まず始めに、ご相談をいただいたのは本プロジェクトが始まる直前でしたが、なぜunnameを選んだのでしょうか?

本プロジェクトのスタート以前に、NEW PORT本体の仕事でリソースが不足気味だったんですよ。NEW PORTはフードデリバリーサービスということで料理を運ぶ人が必要なんですけど、本当に人手がなくて自分が料理を運んでたんです(笑)。

それぐらい多くのことを自分一人でやってたんですね。でも流石に仕事量が多くて、さらに本プロジェクトが始まるっていうところで、誰かに手伝ってもらいたいと思ったんです。その時自然に頭に浮かんだのが宮脇くん(unname CEO)でした。

誰かを採用して本プロジェクトを一緒にやってもらうという選択もありましたが、とはいえ、我々のようなスタートアップの環境では採用がすごく難しいんです。スタートアップはスピード感がまず大事。そして労働力や予算は限られています。その上、週単位で戦略が変わることもしばしば。特に本プロジェクトは、先にプロダクトのリリースのスケジュールが約1ヶ月後と決まっていたんです。これだけ短い期間でプロダクトの起案、ミーティングの進め方、モデルの作り方、オペレーションの流れ、などといったあらゆる設計を行う必要がありました。そんなところにすっと入れる人材ってかなり限られてますよね。

例えばこれを業務委託で誰かにお願いするとしても、まず探すのが難しいんです。ベンチャー・スタートアップ企業での勤務経験がない人にとってはスピード感や熱量などの目線が合いません。ただの副業的な感覚だと、絶対難しいんですよ。スキルはもちろんなんですけど、やっぱり「スタートアップ的な熱量・スピード」に対する共感を必要だと感じていましたね。そういう意味で、我々と同じようなスタートアップであるunnameはその共有の部分がスムーズにいきそうでしたし、個人の人間性も素敵だなと思っています。


 -ありがとうございます。他のマーケティング支援の会社には相談しなかったんですか?

他社への相談はしませんでした。そもそも我々はいわゆるマーケティングのソリューションの支援を求めていたわけではないんですよ。

マーケティング(支援の人)っていうとやっぱりウェブ広告とか、効果測定とか、そういう細部の話ばっかりしてくるじゃないですか。でも我々が求めていたのはプロダクト自体をどうやって作るかとか、どういう方法で営業をするのかとか、そうした基礎的な部分の構築も含んでいたんです。「マーケティング思考を活用した業務推進」みたいな。

また、業務を総合的に手伝ってくれる人でなければ、今回は一緒に仕事をすることはできなかったでしょうね。



求めていたのはゴールを共有して同じ目線で仕事をしてくれること

 -unnameとの仕事は実際のところどうでしたか?

仕事をスタートしたのは2020年の10月中旬でしたが、横浜FCとのフードデリバリーのプロジェクトは11月3日がローンチだったので、本当に大変な時に入ってもらいましたね(笑)。

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僕が求めていたのはとにかく同じ目線で仕事をすることでした。プロダクトを作る段階からジョインしてもらうので、我々が目指すべきゴールを早く深く理解してもらわなければなりません。さらに、いうまでもありませんがスピード感がかなり大事なんです。そうした部分でぴったりだと思ったからunnameに相談したわけですけど、実際の仕事は想定通りか、それ以上のものになったと思います。

今回の仕事って、通常のマーケティング支援を行う会社がやっている仕事とは全く異なるものだったと思うんです。マーケティング施策をunnameに考えてもらうというよりは、我々がやりたいゴールを共有してそこに対してパートナーとして動いてもらいました。

それはもはや事業成長支援のようなものだったなと思います。本来的にマーケティングってそうしたものですよね? 世で言われるマーケティングっていうとプロモーション部分に注力されるイメージがありますけど、やっぱりマーケティングってそれに限ったものではないなと再確認しました。unnameは本当の意味でマーケティング力に長けた企業だなと!(笑)

プロダクトを作って、集客用のLPを作って、営業をして、オペレーションを作って、と一通りの仕事を全面的に手伝ってくれたので、本当に助かりましたよ。マーケティング支援という枠にとどまらず高いクオリティを発揮してくれるなと思いました。



ゴールの像を正しく理解してくれているからこそ、クオリティが高くてスピーディだった

 -他に一緒に仕事をする上で印象的だった部分はありましたか?

仕事をしていて困るのが、わからないことをわからないまま進められることなんですよ。そうして問題が起こった時ってリカバリーが大変なんですよね。unnameの宮脇くんと青木くんはわからないところはわからないと言ってくれて、一つずつ確認しながら進めてくれたのがとてもよかったです。

外部から入っているからこそ、共通認識って持ちづらいと思うんです。だからこそ、しつこいぐらいここに間違いがないように進めてくれたのがさすがだなと感じました。その分コミュニケーションの量が多かったのも印象的ですね。人間同士で密にやらなけれならないフェーズだったのでコミュニケーションの温度感が大事だったと思うんですけど、その点が非常に心地よかったです。unnameのみなさんが僕に合わせてくれたおかげです(笑)。

あとは、少ない情報で的確に理解してくれる、理解力のようなものをとても感じました。我々が持っているゴールの像を正しく理解してくれているからこそ、提案してもらったものや提出してもらった成果物はクオリティが高かったですね。

そもそも提案ってすればいいわけではないし、しないほうが正しいこともあるんですよね。それこそ予算、人のリソースに限りがあるので「確かにその提案を実行すればベストだけど誰がどう実行するの?」という状態に近いですね。それよりは今やっていることに対して全力でアクセルを踏んだ方がいいタイミングもあるじゃないですか。

これを理解するためには「誰のために」とか「なんのために」とか、もう少し抽象度の高いところで物事は考えなければならないと常々思っています。その部分が我々と違うものになっていないし、時間が経ってもブレないのでなんの心配もありませんでした。

これって仕事をする上での納期設定なんかのスピード感にも関わってくることだと思います。具体的に指示をするまでもなく、適した納期設定やスピード感で自分でやるべきことをやってくれたんですよね。これは本当にすごいことだと思いました。褒めるところばっかりですけど、本当に全体的に良い印象しかありません(笑)。

-そうおっしゃっていただけると嬉しいです。なんとなく、必死感の具合が似ているからスピードが近いのかなと思ったんですけど、そこはどうでしょう?

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そうですね、それはそうですね(笑)。そもそも我々はかなり必死で、そしてスタートアップの本質もそこにあると思います。だからこそ、まずやるんですよね。机の上でプロダクトや施策案をこねくり回すんじゃなく、まずはスタートして手を動かすこと。

僕たちは明日死んでもいいって思いながら仕事をしていて、ある種の危機感を持っています。unnameもスタートアップだから、そうした部分って共通してるんだと思うんですよ。



withコロナの時代でも成長するべきサービスが成長することを目指す

 -今後のNEW PORTの展望についてもお話いただけますか?

今回横浜FCに対して我々が提供したソリューションはコロナ対策としても有効なもので、さらに世の中的にも新しいサービスでした。withコロナの時代になっていくかもしれない中で、こうしたスタンダードになりうるサービスをスカイファームから作れたのが良かったと思う。

コロナ対策をしながらちゃんと売上を伸ばしたいと考えている企業に対して、今回のようなサービスは提供できるなと考えています。こうした横展開は当初から考えていました。実際には、横浜DeNAベイスターズ様や川崎フロンターレ様などからサービス導入について興味を持っていただいています。

こうしたサービスを提供することで、コロナの有無に関わらず伸びるべきサービスが伸びたらいいなと思ってます。

 -最後に、今回の支援を通してunnameはどんな存在でしたか?

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気がおけないパートナーですね。同じゴールを見て一緒に仕事をしてくれるその様はまさにパートナーでした。外注業者だとこうはいかないんです。

0から1を作れる人ってもちろん貴重なんですけど、1から100にできる人も同様に貴重だと思います。unnameはその部分がかなり強いなと感じました。これからの時代、そのような存在は重宝されるのではないでしょうか?



■採用情報

株式会社unnameでは、企業向けのマーケティング支援を創業フェーズの会社でチャレンジしたい仲間を探しています。少しでもunnameに興味を持ってくださった方は、上記の採用情報ページもしくは代表の宮脇までDM(FacebookTwitter)くださいませ!


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