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「状況判断力」を身に着ける

仕事であったり、趣味のゲームであったり、何気ない日常であったり。
様々な分野において、役に立つ&身に着けておいて損はない力。
「状況判断力」

今回は、そんな「状況判断力」の身に着け方について、若輩者ですが私なりの偏見を書いていこうと思います。

1. まずは現在の状況を知る

例えば...バスケやサッカー、FPSゲームのアリーナモードなど、
チーム戦でスコアを競ったりするもので例えてみましょう。

それらのゲームをプレイ中に、おそらく多くの人が気にするのは
①相手チームとのポイント差(スコア差)
②相手チーム員がどこに居るか
③ポイントは取れそうかどうか

①は見れば分かる、プレイしていれば分かる、競技中お互いのチームに公開されている情報。

②は、自分の目で確かめたり、味方からの声掛けなどによって得られる情報。

③は、①②から推測できる情報。

①についてはいつでも確認できる情報のため、ここでは割愛。
②は、その競技やゲームにある程度慣れ、相手と自分の位置関係など立体的に把握しなければならない。

特にスポーツ競技やゲームなどでは、瞬間的に②を行う必要がある。
これを鍛えることは、なかなか容易ではない。

2. まずは自分の位置、味方の位置を把握する

まずは基本、自分達のチームがどうなっているか把握すること。
ここで重要なことは、マップ(サッカーコートなど)の広さを知り、開始時の敵味方の場所を覚えること。


3. 敵味方の動きを予想、知る

マップ把握、敵味方の位置把握ができるようになったら、試合の流れの中で敵味方がどう動くか、何をしようとしているか、予想できるようになろう。
それは、上手い人の動画を見てもいいし、実際の試合を観戦してもいい。
客観的に、俯瞰して全体的な情報を、だいたいでもいいので知れるようになるだけで、かなり変わってくるだろう。

4. 予想に対し、自分はどうするか、どう動くべきか

さて、敵や味方がこんな風に動くだろう...と予想ができるようになったら、それに対して自分がどんなアクションをするのかを考えよう。
例えばバスケやサッカー、敵がボールを持っていて、ゴールを決めようと動くだろう。それに対し味方は、どうにかゴールさせまい、ボールを奪おうと動いているだろう。その時自分はどうするのか?

味方数人(2~3人)が群がっているなら、自分が行った所であまり意味はないかもしれない。それなら、敵がパスを出して突破を図ろうとするかもしれない、パスが出されそうな奴を邪魔しよう、など。

5. 将棋やチェスの世界

さて、これらの事をなかなか瞬間的にできるようになるのに、その競技だけを続けて習得するには、なかなか大変かもしれない。
そこで、私が個人的に推したいのが、将棋やチェスといったボードゲームである。
(今回は将棋をメインに話を進めていく)

将棋などのボードゲームは、サッカーなどの瞬発力、瞬間的判断力をそこまで必要とはしないものです。
しかし、制限時間内に、自分がこう指したら相手はこうするだろう、という予測を何通りも行い、その中で最善の選択だと思うものを選ぶ必要があります。

この「制限時間内に自分がこうしたら相手はこうする、無数の選択肢の中からより良い選択をする」能力を鍛えることができます。

この能力が高まり、より迅速に、より正確な手を指せるようになる頃には、将棋などとは全く関係のない分野でも先読みが得意になるでしょう。

また、過去の対戦で負けた記憶・経験から、悪い手は指さなくなっていくはずです。経験を積み重ね、さらに先読みができるようになれば、きっと趣味も仕事も楽しくなるかもしれません。

6. ロジカルシンキング(論理的思考)

ボードゲームの話と重なる部分ですが、論理的思考というのも重要です。
「自分がこうしたら、相手はこうする」
ということです。

例えば目の前で強盗に襲われているコンビニがあったとしましょう。
あなたは、あなたが見ていることは強盗にはバレていません。
どうしますか?

①110番して警察を呼ぶ
②見守る
③強盗に対し殴りかかる
...etc

様々な選択肢があると思います。
この場合、知識として警察を呼んどけばなんとかなると知っているので、多くの人は警察を呼ぶと思います。

しかし、一部の人は緊張か恐怖から、ただ見守ることしかできないかもしれません。
(それは別に悪いことではない。本能的に恐怖を感じている場合動けない)

腕っぷしに自信がある人、またはキチガイな人は強盗に殴りかかるかもしれません。
(ナイフ等を持っている可能性が高いので、基本的にNG)

このように、数ある選択肢の中から、なるべく最善(Best)なものがいいですが、時には2番目のベター(Better)な選択も必要です。
(可能な限り最善を取りましょう)

「こうすればこうなる」を、理解できていない人が意外と多いです。

7. 終わりに

まだまだ若輩者の私ですが、これまでの人生を振り返り、重要だと思ったことをまとめてみました。

今回書いた記事は、ほとんど趣味のゲームや将棋によって培われています。遊びの中でこそ、学べることがあります。

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