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“一般常識なるものは、それほど一般的ではない”

以前たくさん更新するニュアンスを含んでいたのに、かなり期間を空けてしまいました。気分屋なのです。

今は外出自粛ということで、3日に2冊くらいのペースで本を読んでるのでアウトプットしていきます!

今回はこちら!



死に直面した著者が、生きてるうちに自ら学んだ人生の知恵やビジネスのノウハウを息子に伝えたい、という想いが詰まった本書。

「化学事業を興して成功を収めたビジネスマンの、遺書に近いアドバイス」
と聞いて、つい手を取ってしまいました。

この著者が兎に角、スマートでユーモアに溢れた言葉を使いこなしていてカッコいいのなんの。例えば

母校の講演を依頼された息子に
「誇らしさのあまり、ベストのボタンを3つは飛ばしたに違いない。
お母さんに縫い付けてもらいなさい。
ついでに私のベストも一緒に持っていってもらっていいかな?」

とか

読書の大切さを息子に説いた最後に、普通は「父より」と
書くところに
「本の虫より」

ってさらっと書けちゃうんです。こんな大人になりたいな。


それでは、気に入った内容を3つほどご紹介します!


著者の息子は名門大学に合格したものの気後れして、やっていけるだろうかと真剣に悩んでいた。
そんな息子に父は言う。

「人生が私の前を素通りしていった」と言うのがオチの生活を始めることになる。


人生は一度きりなんだ、それを後悔で満たすのはいつも挑戦しなかった自分だ、精一杯生きよう!というメッセージに心打たれました。これからは僕も可愛い子に遭遇したら声をかけよう。


息子が結婚を考えている。同年代の友人のほとんどが結婚したことが要因らしい。しかし、著者は結婚はそんな気軽なものではないと助言する。

結婚は重大な投資だ。幸福な結婚は人生の大きな支えになるので、その価値は計り知れない一方、不幸な結婚の招く損失も計り知れない。


もし良い結婚をして、素晴らしい妻と歩調を合わせるための努力ほど、自分自身の価値を高めるものはないらしい。慎重に見極めないといけない。結論、彼女ほしい。



友情は仕事にどう関わるのだろうか?おそらく、ほとんど零だろう。だが、人生においては別だ。

友情は手入れしよう。


友情を怠惰と沈黙で失うことは、苦しい巡礼の旅に残された最大の慰めを捨てるようなものなのだ。大事な人はこまめに連絡を取り、2ヶ月に一回は共にご飯を食べよう。


いかがでしたか?

一読をお勧めします。


かっつん




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