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フリーで芸能活動をしている人

思えば遠くにきたものだと、40過ぎて思います。何か変わった? 変わんないよね。
そりゃまあ年号も昭和、平成、令和に変わったし、子供のころ有名だった芸能人たちがどんどん死んでいくし、そりゃまあ変わったなとか思いますよ。
でもね、心はあんまり変わってないんだよねえ。
周りは変わっていくけれど。自分はなんにも変わってない感じがするのよね。あいかわらず、自分の好きなことを、例えばこういう今の無名人インタビューなんかやってたりするし。やり続けていたりするし。
相変わらず好きなことをしてきたよ。
そのぶん、好きじゃないことはしないできたよ。というか、好きかな? と思って始めたけど途中で嫌いだな、って思ったときは、すいません、て離れたりすることも。まああったよね。でもそれに気づくのが5年、10年かかって気づくとかね。まあ、それも人生なのだと思うよ。
先日、船に乗って日本海の島に行ったとき、そこの居酒屋さんの店長さんに聞いたんだよね。偶然この島に遊びに来て、そのまま遊びのままここに住み着いてきてしまったと。
そういうことも、まあ、あるんだよね!!!!!
と思う2024年4月26日12時00分に書く無名人インタビュー738回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは かわのDA さんです!

年齢:年齢不詳
性別:男
職業:ラジオMC


現在:お店が上手くいけばYouTubeも上手くいくしラジオも上手くいくと思ってるんですよ。全部一つだと思ってて、どれもちゃんとやろうと思ってます。手を抜かず。

🐳くじら:今は何をされている人ですか?

かわのDA:今はラジオとかをやってます。でも基本的には自営業、お店をやってたりしています。

🐳くじら:どちらがメインになるんですか?

かわのDA:どっちもメインにしたいんですけども、暇なんでお店にばっかり居ますね。リサイクル屋さんをやっています。

🐳くじら:そのお店はいつ頃からやられてるんですか?

かわのDA:もう15〜16年ですかね。

🐳くじら:ご自身で経営されているお店なんですか?

かわのDA:そうですね。俺1人でやってます。

🐳くじら:なんでリサイクル屋さんをやろうと思ったんですか?

かわのDA:昔からある仕事ってどうなのかなと思って、古道具屋さんとか昔からあるじゃないですか。昔からずっと続いているお仕事で俺でも出来る仕事ってのはどういうのかなと思って。そしたらこんな感じで。フリーマーケットで友達と要らないものを集めて売ってそれで遊ぶお金に変えて、何かイベントみたいな感じで始めたのが面白かったなって、始めたっていうのがスタートです。

🐳くじら:お店を経営されていて、今どんな感じでしょうか?

かわのDA:埼玉の田舎なので今はもうネットショップ的な感じになってます。一般のお客さんよりもっていう感じですね。だから余計暇なんですよ。暇だからっていうわけでもって感じなんですけど、ラジオのレギュラーが2本になりまして、ラジオもね、話術を上げていきたいと常々思ってはいます。

🐳くじら:ラジオ番組はどういう内容の番組をやられているんですか?

かわのDA:基本常日頃あったことを。俺ね、お笑いを昔やってまして、その延長線というかラジオも好きだったのでっていう感じで始めましたかね。

🐳くじら:ラジオはどういうきっかけで始まったんですか?

かわのDA:年齢的にお笑いライブに出る年齢じゃないんですよね。俺が始めた時代ってM-1とかああいうコンテスト系のものがあんまり無かったんですね、ああいう派手なものって。昔からあるものはありましたけど、無くて、お笑いライブに出るのも「売れてないのにおじさんが出てるな」みたいな変な感じになっちゃうから、そうなってくるとランチのお喋りとか話術も身につけたいしやってみたら楽しんでもらえるかなということで、始めましたね。

🐳くじら:ということは自分で始めたんですか?

かわのDA:「やりたいんですけど」って言って始めさせてもらった、という感じですね。最初は「こういうことやってまして」みたいなよく分かんない企画書を書いて、そっから始めましたね。2本目は簡単でしたね。データ持って行って「こんなん喋ってます」っつって、今YouTubeとかそういうやつで「これ聞いてください今週のやつです」ってやって今2本ですね。かといって3本に増やすのはなかなか厳しいんですけど。同じことばっかり喋れないんで。

🐳くじら:その2本は結構違う内容なんですか?

かわのDA:片方は毎週ゲストの方とお喋りする番組で、あとは30分番組なんですけど30分全部1人で喋るみたいな。兄弟番組って呼んでるんですけど、局は違うんです。

🐳くじら:ラジオMCさんってどうやって採用されて始められるんだろうっていうのを知らなかったので、そんな感じなんですね。

かわのDA:変な言い方ですけどお金さえ払えばやれるみたいなものがあったりするんですよね。局によって値段も違うし、最低限のことを勉強してもらったりとか全然バラバラなんですけど、池袋FMに関しては「喋りたい人募集」ってあったんでそこへ連絡してみたいな感じで始めました。

🐳くじら:1日のルーティンはどんな感じですか?

かわのDA:お店にいる時は丸一日お店で、ネットショップみたいな感じなので品物の写真撮ってその文章作って。メルカリにうちのショップみたいなのがあるんで。あとはYouTubeもあるんでYouTubeの動画撮ったりとか、編集もそれに入ってきます。

🐳くじら:リサイクルショップのYouTubeなんですか?

かわのDA:もう全部一緒です。基本的にはアニメのフィギュアとかおもちゃとかゲームとかそういうものの動画を撮ってみたりとか、それにプラスアルファでラジオで放送したやつをYouTubeでもやってるっていう感じで、収益が目的のチャンネルとかじゃないので「こんなのどう?」っていうやつをもう勝手に毎日上げてる感じですね。チャンネル登録者数が増えないですね。バラバラなんで、やっぱ増えたり減ったりが毎日あります。

🐳くじら:最近楽しかったことはありますか?

かわのDA:最近楽しかったことは、これもYouTubeをやってるからだと思うんですけど昔付き合ってた人から「YouTubeを見たよ。お店まだやってんだね」みたいな感じでメッセージが来まして、俺は振られたと思ってたんですけども、メッセージをやり取りすると「私が振られたと思ってた」みたいなね。お互い振られたと思って連絡を取るのを断っていたっていう誤解が解けまして。第三者の知り合いが「彼女が駅で男の人と歩いてた」ということでまだ俺も若かったんで、証拠も何もなかったんですけどお別れしましょうって、実際何か友達の誰かか違う人だったのかモヤっとしてるんですけど、その当時ちゃんとはっきりさせないで終わってたもんで、もう時間が経ちすぎてお互い結婚してるので、そうなんだ、なんかよかったねってことで終わりました。この先は無いですね。あればドラマみたいなんですけど、何かモヤモヤした感じで何もないですけどね。

🐳くじら:どれぐらい前に付き合われてたんですか?

かわのDA:10年経ってんのかな。不思議なもんで気持ちがその当時に戻っちゃうんですよね。かといって別にどうすることも出来ないので複雑なんですけども、あの時別れてなかったらどうなったのかなみたいなね。考えるだけで、ちょっと楽しかったですね。俺結婚したけどなって思いながら、向こうにも迷惑がかかるんでそういうことは言ってないですけどね。

🐳くじら:ご自身のの性格については、何と言われること多いですか?

かわのDA:基本どこに行ってもこのままだと思うんでそんなに言われないんですけど、昔バイトしてた時店長さんに「今バイト同士で女性の人に肩をポンポンって叩いたりしたらセクハラになるからやらないでね」って言われて、俺そういうことすると思ってたんですかみたいな。そう見えてたんですかみたいな。「そんなん知ってますよ、大丈夫です」って言ったら「いやいややりそうだから」みたいな。俺は相手が怖そうだと思わなければ普通に喋ってるだけなんですけど、軽く見られるみたいです。

🐳くじら:ご自身ではそんな軽くはないかなっていう感じなんですか?

かわのDA:基本的には好き嫌いなく喋りたい人なんですけど、相手の気持ちですもんね、嫌だなと思ったら嫌ですもんね。会ってお話したとしても変わらないと思います。

🐳くじら:ラジオといったオフィシャルの場とプライベートで見せる自分に違うところはありますか?

かわのDA:芸能人の人とかってそういうのがあったりするんじゃないですか。別に芸能人だけじゃなくて接客業されてる方とかも、お客さんの前と裏は違ったりとか、ありますもんね。「なんだあの客みたいな」みたいなのってありますからね。基本そういうのがあんまり好きじゃないので、裏表あったらなんか違うなって言われたくないので、そうしないようにできるだけしてます。

🐳くじら:できるだけしてるってことは、実際のところ裏表もあるんですか?

かわのDA:例えを出したりとか、普段の生活ではしないじゃないですか。「お前何とかみたいだな」みたいなね。普段はやらないんですけど、時々お客様で「YouTube見てます」って言われるとやっぱYouTubeの勢いの方がいいのかなとかっていう感じでやったりとか、ラジオもそうなんですけど、あんまりテンション低くいくと、何か違うんだなってなるのでそこが難しいとこですよね。元気が無いような感じに喋らないようにしようとは思ってます。特に初対面の方とかはそうですね。

🐳くじら:ラジオもやっていて、お店もやられていて、今の感じはどうですか?落ち着いている感じなのか、もっと色々やってみたいという感じなのか。

かわのDA:ラジオとお店とYouTubeがあるんですよ。だから個人的には三つだと思ってるんですね。これは全部繋がってるので、お店が上手くいけばYouTubeも上手くいくしラジオも上手くいくと思ってるんですよ。全部一つだと思ってて、どれもちゃんとやろうと思ってます。手を抜かず。とにかく今与えられたものもちゃんとやっていきたい。ていうことは基本なんですけどやってる時によってYouTubeのコラボとか、ラジオなど良かったら今度公開収録があるんですけど、ライブちょっと出ませんかとか、そういうのもあったりするんすよ。そういうのは全部基本断らずやってはいるんですけど、そうやって何かやってるうちにっていうのはあるかなと。一応オーディションとかの連絡が来てたりするんですけど、年齢的に厳しいんですよね、なかなかね。

🐳くじら:年齢制限があるんですね。

かわのDA:ラジオとはまた別なんですけど、CMとかネットドラマみたいなものとか、俺の年齢的になかなか合わないのが多すぎて、まずオーディションに行けないんですけどみたいな、役者さんのパターンの方が多くて。

🐳くじら:役者さんに向いてるってことですか?

かわのDA:そういうお仕事がもう基本的に役者さんのものばっかりで、昔は俺もコントもやってたんすけど、芝居って難しいから、コントだと大げさになっちゃってなんか違うんですよ。そもそもオーディションでいけそうなのはなかなか厳しいっちゃ厳しいですけどね、お父さん役とかそんなのですね、上司役とか、俺上司じゃないだろうとか思うから。

🐳くじら:自分に合いそうなものがあれば受けてるんですか?

かわのDA:有名なオーディションは俺とか事務所にいないんで来ないんですけど、インスタグラムで流れるCMみたいなのとかそういうのだったらやらしてもらったり。1日中動画を回すんですよ。車の移動とか全部動画を撮ってるんですよ。使われないやつどうなったんだろうみたいな。撮られてると思ってるから、俺とか盛り上げなきゃと思ってうわーって色々喋ったのに全部使われてねえみたいな。街を歩くシーンとかそういうのしか使われてなくて、秋葉原の人がいっぱい歩いてる中で何とかーってでかい声で叫んだりとか色々あれ全部ねえじゃんみたいな。いいんですけどね。お話があればもう全然もう、基本的には断ることはせず、ただセリフを覚えられないとなかなか厳しいと思うんですけど。

過去:今週のジャンプをドラゴンボールとか「お前クリリン役で俺悟飯役」って読むとかふざけて変な言い方したりとか、あれがラジオの始まりだったのかなっていう感じもありますけどね。

🐳くじら:では過去の質問に入っていこうと思います。子供の時はどんなお子さんでしたか?

かわのDA:子供の時は逆でした。喋れなかったですね。全然喋らなくて、今でも覚えてるのが、幼稚園のときに友達に声をかけられなくて、遠足で1人でお弁当食べましたね。これだけははっきり覚えてますね。

🐳くじら:内気だったってことですか?

かわのDA:そう。喋れなくてこれじゃいかんってなったんですよ、多分ね、これで逆になるんですよ。

🐳くじら:幼稚園の頃に、これではいかんと思ったんですか?

かわのDA:多分そうです。だって弁当を一人で食べるって悲しくないですか。今は親なので分かりますけど自分の子供が遠足行って一人で弁当食べていたら悲しくなる。だから自分の子供にも今、学年が変わったりとかして、新しいクラスになってるので一人で寂しくしてるような子がいたらどんどん話しかけなって言ってます。

🐳くじら:小学生の頃はどんな感じでしたか?

かわのDA:小学生ぐらいで、友達きっかけだと思うんですけど色々喋るようになって、中学校でうるさい奴認定をされて今に至るという感じ。授業中勝手に喋る感じで真面目な子に嫌われたんだろうなっていうのはありますね。

🐳くじら:何か喋れるようになったっていうのは、自分の中で何か考え方を変えたとか、何かがスイッチになったとかありますか?

かわのDA:やっぱり人間って辛い思い出とか消しちゃうんですよね。自分であんまり覚えてなかったんですけどうちの子がスイミングに行きだしたんですよ。その時に思い出したんですけど、俺小学校低学年の時海で溺れてもう俺死ぬわと思ったのを思いっきり忘れてたんですよ。ただ嫌いでしたね、スイミングが。3ヶ月やったのかやらないのかみたいな。親にはスイミングに行くとドラえもんが見れないから嫌だとか言いましたけど、多分ちっちゃい時に「これはまずい」と思ったんですよね、色々と。ただ辛い思いであんまり覚えてないんですよね。でも友達きっかけかなっては思います。ちっちゃい時から面白いなこの人っていう人とくっつくようになってたので、周りから「なんであんな人と友達なの」って言われるパターンも多かったっすね。

🐳くじら:かわのDAさんとしてはその人達はどうだったんですか?

かわのDA:大体クラスの馬鹿な男子は4〜5人とかで集まって、教室の端っこでなんかやってんじゃないすか。学生時代にいましたよね。基本的にはそれです。人気者ではないんですよね。みんなで端っこでエロ本見てて女子に見られて先生にチクられたりゲーム勝手にやったりとか漫画を買って持ってきたりとか。

🐳くじら:ヤンキーだったわけではないんですか?

かわのDA:全然違います。

🐳くじら:別に荒れてたってわけでもなく。

かわのDA:そうです。だから女子から見ると一緒くたにされちゃうんすよね。「悪い奴だ」みたいなね。悪いことは全然何もしてないんですけど、余った給食の牛乳を隠し持っておいてこれを一気に飲み干そう。誰が一番速いかゲームみたいなのを放課後にやる。ベランダでやって、後ろから押してやろうぜみたいな。でもその当時からですね、学校にラジカセって置いてあったんですよね。クラスにラジカセが置いてあって、合唱の練習とかで使うようなラジカセで、もちろん録音機能がついてたので、勝手にカセットテープを持って行って放課後みんなで録音したりとかやりましたね。今週のジャンプをドラゴンボールとか「お前クリリン役で俺悟飯役」って読むとかふざけて変な言い方したりとか、あれがラジオの始まりだったのかなっていう感じもありますけどね。

🐳くじら:そういう思い入れがあるんですね。

かわのDA:クラスで「あいつがウンコ漏らしたらしいぞ」みたいな。それを勝手にイニシャルトークにしてみたり色々やってましたね。だから結局繋がってるんですね。

🐳くじら:そういう男の子達って私の思い出では何かをめちゃめちゃ話し合っているってイメージがあったんですけど、あれは何を話してるんですか?

かわのDA:俺とかは「こういうゲームやったら面白くない?」とか「廊下で先生が来たら」とかちょっとひねくれてて、人気者ってテレビでやったことをやるんですよ。そうすると「あの子面白いな」ってなるんですよね。ただ、それはお前が面白いんじゃなくてテレビでやってる人が面白いっていうのを分かってたりするじゃないですか。そういうのって。まねっこっていうのは分かってるから、いや、俺らは違うぞと。オリジナルで訳わかんないゲームを作ったり勝手にモノマネ大会を勝手にシールを作ってやるとか、オリジナルの遊びとか今じゃ良くないのかもしれんけど面白いあだ名をつけるとか、そんなんばっか毎日やってましたね。コロコロ変わるんですよね。よく遊んでるんですよ。「昨日と呼び方違うんだけど」みたいな。だから一緒に話してないとよく分かんないのは分かんないだろうなとは思います。仲間内だけで、こういうのどうかなどうかなって話をしてたのは、確かにそうかなっていうのがありましたね。もちろん漫画とかテレビの話もしてますけど、とにかく女子には変な目で見られていましたね。ろくなことしてないっていうのはバレてますからね。

🐳くじら:ご家族はどんな感じですか?

かわのDA:俺は家では全く喋らない感じでした。うちの子達もそうなんだろうなって勝手に思い込んでましたけど、子供は子供の世界があるから、親はもう知らなくていいし踏み込んでこなくていいからって。だから俺も子供の学校のこととか友達のこととか、あんまり聞いたりも言ったりもしないんですよ。基本的には話せば聞いてますけど、そういうもんだと思ってたんで、あんまり俺授業参観とかの行事ごとって行ったことがなくて、それでこないだうちのかみさんと軽く喧嘩になったんですけど、行かなきゃ駄目なのかな見なきゃ駄目なのかなって。例えば運動会だったら、見てる側ってあんまり面白くなくないですか?自分の子供が走るのも面白いと思うけど、頑張れと応援する気持ちなんですけど、長くないそれまでみたいな。

🐳くじら:1日ですもんね。

かわのDA:頑張ってるお父さんとかは、入場式から校長先生の閉会式まで撮ってる人とかいるじゃないですか。あれ、いつ見るんだろう。見たら、あれ本当に見てんのかなみたいな、初めの言葉から何のために撮ってるんだろうと。編集して自分で編集してやるんですかね。俺撮ったことないんですよ。最初ちっちゃい時はやってたんすけど、かけっことかして、俺も子供のときそうだったけど、別に足が速いわけでもないし、一等賞の動画が撮れたらいいんですけど、中途半端に後ろから3番目2番目のやつも、撮られてどうなのかなって思うんすよ。あれを見てたよっていうのも優しさなのかもしんないけど、見てなかったって言った方が、子供はどうなのかなって。ちょっと俺だったらあんまり見られていたら恥ずかしいのかな。とか、基本的にはやってる人が楽しいんじゃないかなっていう。俺だったらもう俺はもう結構小さい時に、もう授業参観とか行事ごと来なくていいよ。って言ったんですよ。

🐳くじら:自分で言ってたんですか?

かわのDA:親には言ってて、ていうかいつもと違う俺を見られるの嫌で、もう来なくていいからって言って、だから授業参観とか緊張することもなく「いつも通り授業を受けてください」先生がよく言いますけどもう真に受けちゃって適当に喋っちゃったりして、なんとかさん家のお母さんとお母さんがとか言って、これ笑いが取れるいけるぞって。

🐳くじら:ご自身のお子さんに対しても、そうお考えなんですね。

かわのDA:だからあなたおかしいって言われます。見てやるのも何か親としてのって言うから、そうなんだけど、親が見てるからどう頑張るとかじゃなくて、もう自分が楽しむためにやればいいんじゃないかなって。プロとかだとまた違うじゃないですか。そう言って、プロの試合を見たりとかね、そういうのとは違うじゃないですか。一般論なんだろうなっていう。ごめんなさい、何かおかしなこと言ってると思うんですけど。

🐳くじら:ちなみにその喧嘩はどういう着地をされたんですか?

かわのDA:やっぱり行かないっていうことになりましたね。

🐳くじら:ではかわのDAさんの意見に賛成ってことになったんですね。

かわのDA:俺が行ったら行ったで不機嫌に見られたら子供も嫌じゃないですか。良かったよと言うと思うけど、どうなんでしょうね。うちのかみさんは「周りからシングルだと思われてるぞ」って言うんですけどそりゃそうでしょう俺が行ってないからしょうがないっつって。その辺は普段と違うね、すげえ行きそうなんだけど、盛り上げるようにやってくれそうなのに行かないんだって。子供の意見はちょっと分かんないですけど。

🐳くじら:ちなみにご自身のお話に戻るんですが高校とその先の進路はどんな感じだったんですか?

かわのDA:俺は中学の時に子供劇団に入りまして、中2の夏休み後ぐらいかな。もうその劇団は無いんですけど、最初は親には言えなかったんすけど俺ドリフターズに入りたいなって小学生の時思ってまして、中学生ぐらいになって入れねえなと思ったんすけど、似たようなことやりたいなと思って、今だとNSCとかお笑いの養成所みたいのってどこの事務所もあるんですけどその当時、まだ吉本さんもいまだ大阪にしかなかった時代ですね。担任の先生にどうしようかなって言って大阪の吉本に電話して、紙資料とかパンフレットみたいなのだけ送ってもらったんですよ。先生どうしようかなこれ、大阪って1人で高校生で行けんのかなっつって話をそんなんしてたら、三者面談で「お母さんこういうこと言ってますけどどうしますか」って言われて、親は初めて知るから、何ですかそれって、でも俺はもちろん埼玉の人間なので、東京の劇団行きなさいってことで行って、行ったらなんか別にお芝居がやりたいわけじゃないんだけどとりあえずやっとくしかないかなみたいな。高校行かなくていいかなったらと思ってたんですけど、辞めてもいいから行きなさいって言って通信制に行って、何とかギリギリ卒業できたんすけど、まあそんな感じで。それからお笑いライブでネタ見せをするという。ネタを見てもらって主催者の人にネタを見てもらって、この子面白いなと思ったらそのライブに出させてくれるっていうのを養成所に入ってない人はやるんですよ。今もそうだと思うんですけど、そんなのをやりながら途中で25を過ぎるとバイトキツいんだ、25歳って結構キツいなってなって、これは自分の何か仕事を持ってしまうしかないなってそれで店を始めてます。お店も一生懸命ちゃんとやらないと潰れてしまうので、営業みたいなお話があれば出て、後はもうずっと店っていう感じになってますね。そうこうしてる内に子供が生まれますっていうことで、お笑いではそんなにお仕事がないので、お店である程度稼がないとみたいになってこの数年、10年いかないかぐらい何かお店のことしかやってなかったみたいな、そんなのがあるんですけど、徐々にとりあえずラジオをやっておこうかなっていう風に。

🐳くじら:お子さんが生まれてある程度安定してからラジオを始められたっていう流れですか?

かわのDA:そうですね、あんまりおっさんで若手の知らない芸人さんしか出てこないライブとか出づらい、気まずいです。「なんだあのおじさん、よくやってんな」みたいな俺が10代の始めたばっかりの頃「売れないのにあんなおじさんになるまでやってんだ」「こういうライブ出るんだ」みたいに思ってたことをやらなきゃいけないっていうことになっていくわけですよ。お笑いとかテレビとかあんまり見ないタイプですか?

🐳くじら:あんまり何か日常的には見ないですねちょこちょこそういう気分のときに見るぐらいです。

かわのDA:水曜日のダウンタウンとか見てないですか?

🐳くじら:知ってはいます。

かわのDA:それで「つまらない1グランプリ」みたいなのがあったんですよ。要は芸人さんって名乗ってる中で一番つまらない人が優勝するっていうものなんですけど、2位に選ばれた雪男っていう芸人がその当時俺が若かった時に仲良くやらせてもらってて、そういう感じになってんだねと思って、こないだもラジオに出てて俺は日本で2番目につまらない男だからって俺は全然関係ないんですけど別の局でこれ喋ってて「ふうん、頑張ってるな」と思って。

未来:とにかく今あるものをちゃんとやっていこうという感じでやってます。

🐳くじら:では5年後、5年後10年後、あるいは死ぬまでを想像していただいて、はい、はいご自身の未来について、どういったイメージをお持ちですか?

かわのDA:これから売れていく未来は正直見えないです。ただ今やらせてもらってるラジオ、それは出来るだけ長く止めてくださいって言われるまでは続けたいなと思っておりますね。その中でYouTubeもそうなんですけど、とりあえずやらしてもらって、何かしらお話があればやっていくというか、基本的にあんまり変わらないんじゃないかなって思うんですけども。

🐳くじら:このままやれることをやっていく感じですか。

かわのDA:とにかく今あるものをちゃんとやっていこうという感じでやってます。

🐳くじら:定年ぐらいの年齢になった際にはどういう自分でいたいとかありますか?

かわのDA:楽しく生きてればいいかなと思うんですけど、そういう時って親って、子供のこととか考えるじゃないですか。孫ができてとか俺あんまりそういうのはあんまり考えてなくって、楽しく過ごせていればと思うんですけどラジオやったりYouTubeやってその中でリスナーさんとやり取りしてるのが今面白かったりするので、家族が面白くないわけじゃないんですけど、そんなのを続けられるだけ続けたいなっていうのは、ありますね。

🐳くじら:では今に割と満足してるっていう解釈ですかね。

かわのDA:満足というか、これからまた色んな人達と楽しいことやって例えばテレビで何かお仕事あったりとか、そういうことになればいいなと思いますけども、やっぱりそうなるためには今やってることを、面白いねって思ってもらえるようなものを作っていかないと、良い方向には向かないんじゃないかなと思って、皆さんが「ああ、あの人面白いな」っていう風になれればいいんですけど、楽しいものをどんどん作れたらなとは思ってます。

🐳くじら:そのために努力されたり工夫されたりしている具体的なこととかってありますか?

かわのDA:YouTubeに関しては細かいところでこうした方がいいかなと思った編集とか音とか、そんな大したことはやってないんですけど、携帯だけで全部やってるんで。ただ、こういう言い方どうかなとか多分お笑いの人がやってることとあんまり変わらないのかな。ネタは作ってないですけど、こういう風にしたら面白いのかなとかは考えてたりするんですけどね。そういうのに多分なんか年齢を重ねていってもあんまり変わらないような気がするんすよね。ただその時代に合わせていろいろこういうの面白いんじゃないかっていうのはやっていくとは思うんですけど、その辺は昔からあまり変わってないんで、いかがでしょうっていう提供をしていくだけなので。上手くいってないから売れてないんだと思うんですけど、その辺も考えていこうかと思っております。

🐳くじら:では次にもしもの質問をさせていただくんですが、かわのDAさんが、もしずっと内気のまま、喋れないままの人生だったら、どういう人生だったと思いますか?

かわのDA:どうだろうな。うちの上の子が高校生になったんですよ。私はあんまり陰キャだから友達ができないみたいなことを言ってたんですよ。うちの子には最初に言った「寂しそうに1人でいる子に話してかけてみな、何でもいいんだよ」って言っていたのでそのままでも何とか変わっていってほしいなと思いますけどね。どこかしらで変わっていってほしいなという。想像したくないですね。

🐳くじら:あんまり良いイメージじゃないんですか?

かわのDA:おとなしい感じだったらもうやばかったかな。結婚もしてないだろうし、1人で寂しくっていうなっちゃうのかなってどうなってたんでしょうか。怖いですなんか、本当はあの、俺あの時1回終わってたんだなと思いますもん。溺れた時、本当にあのままなんか、生きてはいるけどもう1回俺はもう死んだつもりでみたいな子供に何も思ってないですけど、全部忘れてんだろうなみたいな。

🐳くじら:その時の記憶は結構何か象徴的だったんですか?

かわのDA:子供が生まれてから変わりましたね、子供が出来て自分が子供だった頃のことを考えるんですよね。だから運動会の行事に関しても全部そうだし、この当時の俺だったらこう思ってたけどなみたいな。

🐳くじら:お子さんを通して改めて自分を見ているような感じなんですか?

かわのDA:そうなんですよ。昨日も夜にうちのかみさんと子供がね、そんなん言ってないで早く彼氏を連れて来いみたいな話をしてて、うん俺は蚊帳の外で聞いてただけなんすけど、普通のお父さんとかだと本当に来たらどうしようと思うかもしんないけど、俺は子供は子供の人生だと思ってるんで、特に反対することもなくそりゃそうなんだなと思うだけなんですけど、俺だったら親父紹介しないけどなみたいな、裏でコソコソみたいな。実際そうだったんですけどね。

🐳くじら:何かお子さんにイベントがあるたびに、自分はどうだったかっていうフィードバックする感じですか?

かわのDA:話を聞いてそうなんだよかったねっていう感じですけどね。かと言って俺が子供のときはさ〜みたいにあんまり話しかけると「うぜえなこいつ」って思われるから、時代が違うんですね。

🐳くじら:ご家族の中ではどういう高評価というか、ポジションなんですか。

かわのDA:4人家族で、俺以外にかみさん子供子供なんですけど子供2人女の子なんですね。俺だけが男なので3人で楽しく過ごしていいよっていう感じです。

🐳くじら:あんまり輪の中に入らずにってことですか?

かわのDA:入ってもいいんですけど、うざいだろうなと思って、3人で気兼ねなくやるんだったらそっちの方がいいかなっていう。こんなんでいいんじゃないのかなと思って。

🐳くじら:コミュニケーションは普段取ってますか?

かわのDA:普通に喋ったりしてますけどね。

🐳くじら:ちょっと見守ってるような感じですか?

かわのDA:特に上のお姉ちゃんとかも中学生ぐらいになってくると、多分あのお父さん嫌いじゃないですか。勝手な俺だけのイメージかもしんないですけどなんか嫌いだろうな、好きじゃないだろうなとは思うじゃないですか。さっきのバイトのやつもそうだけどあんまりベタベタしても「気持ち悪いなこいつ」ってなるだろうし、だから基本的には付かず離れずみたいな感じが無難なのかなみたいな。子供がちっちゃい時から友達と話してる感じであまり子供扱いせず話をしてたので。

🐳くじら:子供を子供扱いせずにっていうことですか?

かわのDA:ある程度こういうことは出来なくても子供だからしょうがないよっていうのとか、話す感じとか言ったら伝わらないかなっていうのはちゃんと言いますけど、ちっちゃい時は特に赤ちゃん言葉とか一切使ってないですね。こうやった方がいいよとか、こういうのがいいんじゃないと言いますけど、良いよねとかそういうのはありますけど。どうなんですかね、分かんないですよね。

🐳くじら:確かに思春期の娘さんとの距離感は難しいかもしれませんね。

かわのDA:無理にこっちから寄っていくのはどうなのかなと思って。

🐳くじら:最後に言い残したこととして、読者さんに対してとか、ご自身に対してとか、インタビュー通しての感想とか、何でもいいんですけど、何か最後に出てくる言葉があれば、ぜひお伺いしたい。

かわのDA:よかったら皆さん何かチャンネル登録だけしていただけると、かわのDAチャンネルっていうんで、それを登録してもらえると嬉しいです。人数が増えた時喜びますので。見ない人がいっぱいいるんですよ。困ったもので人数はある程度いるのに再生回数がすごい低いんですよ、なんで4000人もいて50ぐらいしか見てないんだみたいな、よく分かんなくなっちゃってんですけど、でもありがたいです。ありがたいですね。感謝しかないです、皆さんに。

あとがき

さすがラジオパーソナリティの方、という感じでずっと安定感のある面白いお話を聞かせていただきました。
くじらはプライベートでも聞く専門なので、どうやって一人でラジオを話すのか不思議で仕方ありません。幼少期の思い出にピクニックで全く喋れなくて、そこから変わった、と仰っていました。喋る人は元々お喋りな人と思い込んでいましたが、意外と努力の賜物なのかも。ただ自分の喋りたいことを話すのと、人に聞かせるための話って違いますよね。
芸人さんのシビアな世界なども少し覗かせていただけて、とても新鮮なインタビューでした。今回は無名人インタビューを受けていただき、ありがとうございました。

【インタビュー・編集・あとがき:くじら】

【編集:さめこ】

#無名人インタビュー #インタビュー #芸能人 #お笑い

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