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本を燃やす国はいずれ人を燃やす
みたいなセリフが図書館戦争(有川浩さん著)にあって
本を燃やす国かどうかはわからないけど、スマホの世界になって本を読まない人がどんどん増えていって
このままだと国が人を燃やすことはなくても、人が消えていくんじゃないかと不安になったりする。
物語しか読みたくない派だったんだけど、先生になってからは新書とか教養本も読むようになった。でも、そこから得るのは知識というよりは『この人はこんなふうに世界を見る目を持ってるんだな』っていう人間の多様性だけで、知識はあまり身についてない
勉強とか努力とか本当に苦手というか嫌いで、でも積み重ねて身につけた力の方が絶対に本物になるってわかってて、物事の積み重ねができないコンプレックスの自分が唯一誇れるのは読書によって培った文章力と感受性と多面的な表現力と知識と居場所
昔からどんなことがあっても、本にかけるお金だけはケチるな、買いたい本は手に入れろという教育を受けたために、7月8月だけで2万円分くらい本買った。
7月の振り返り、そろそろ書こう
親と私と家族と他人と
これは現在進行形で起こっている我が家の話である。
だから、具体的なことは多少伏せて書いているし、ありのままを書けないところは少しだけ改変している。
そしてこれは、未来の自分が誰かを愛することができるようになることを祈って書き記しておく文章である。
2022年に書いた上記のエッセイはとある授業のために書いたものである。多くの人から好意的な反応をいただき、我が家の少し変わった家族関係の未来を明るく照
父と私のスパイスカレー(2022年執筆)
キャラウェイは太古の時代から、人と人、人とモノを結びつけるおまじないに使われていたという。
父とは長らく会えなかった。さかのぼること22年前、生まれた時から離れ離れの生活は始まっていた。仕事の都合で長期出張が多く、また普段の仕事でも朝早くに家を出て夜遅くまで帰ってこなかった。中学校に上がるころには、一年の大半を台湾と中国で過ごすようになっていた。大学受験の時には、家族LINEに送られた入学式の時の
真っ白なノートに今の自分の思いをひたすら書いたら、すっごい涙出てきたけど、気持ちの整理ができてスッキリした。まだ半分も吐き出せてないけど、この方法でとにかく書き殴って気持ちを整理するのが私にあってるのかもしれない
幸せよりも不幸せを書き残してしまうけど、だからこそ幸せは際立って美しくなれば良いなって思う