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大学院授業一歩前

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大学院進学の準備について綴っています。
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#社会人大学院

大学院授業一歩前(第5講)

 今月も備忘録を兼ねて読んできた本を記録したいと思います。新年度が始まった4月もなかなか忙しく、コロナにも二回目の罹患で、後遺症に現在も苦しんでおります。体調はいつ良くなるのやら。。 マイケル・ウォルツァー著・大川正彦・川本隆訳(1996)『解釈としての社会批判』風行社。 山田祥子(2023)『グローバルな正義と民主主義 実践に基づいた正義論の構想』(実践依存アプローチに関する章のみ再読)勁草書房。 𠮷原直樹(2019)『コミュニティと都市の未来』筑摩書房。 玉手慎太郎(2

大学院授業一歩前(第4講)

 2023年度も今日で終わりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は仕事で色々とあり、3月前半は良かったのですが、後半を失速気味でした。さて、今月読んだ本を記録していきます。 ミランダ・フリッカー著/佐藤 邦政監訳・飯塚理恵訳(2023)『認識的不正義 権力は知ることの倫理にどのようにかかわるのか』勁草書房。 原武史(2012)『団地の空間政治学』NHK出版社。 朴承賢(2019)『老いゆく団地 ある都営住宅の高齢化と建替え』森話社。 岡村圭子(2019)『団地へのまなざ

大学院授業一歩前(第0講)

はじめに 先日、「大学授業一歩前」が終わりを迎えましたが、今回からは私自身が記事を書いていく題して「大学院授業一歩前」を少しずつ始めて行きたいと思います。  概要としては、社会人大学院(MBAではない分野)生として、修士課程と博士課程に進学することを考えており、それぞれの学位取得までの長い長い航海日誌を書いていこうというものです。 志望校 研究したい分野は学部時代から学んでいる政治哲学/応用倫理学(特に、グローバル正義論と開発倫理学)になります。ただ、これらの分野で社会人向