BALLISTIK BOYZのライブに初参戦した話

12月5日。私はこの日BALLISTIK BOYZ(以下バリ)のライブツアー『PASS THE MIC〜WAY TO THE GLORY〜』の追加公演でありツアー最終日でもある東京公演に参戦した。そしてこれが私にとって初めてのバリのライブである。

バリのライブはずっと行きたいと思っていたのだが、行ける場所の日程になかなか都合をつけられずもどかしい思いをしていた。だが、今回やっと都合をつけることが出来たのでダメ元で応募した。そしてご縁がありチケットを手に出来た。やった!遂にバリに会える…!それからライブ当日まで改めてバリの曲をおさらいしたり、CLの『BALLI7』を観たりして準備を万端にした。

初参戦した感想は

「無理」「ただひたすら殴られてた」「飛んだ」


うん、全く分からん。
なので自分が覚えている限りでライブを振り返ってみる。


最初からトップギア

まさか1曲目から『PASION』がくるとは思わなかった…油断していた。最初からテンションをぶち上げにきたバリに早くも白旗を揚げた。

『PASION』を生で聴くのは2年前に幕張で行われた『BATTLE OF TOKYO〜ENTER THE Jr.EXILE〜』以来だったのだが、あの頃より遥かにレベルアップしていた。いや、あの頃から凄かったんだけど今回は7人のパワーとか熱量がよりこっちにバーンッってぶつかってきて、もう、ただただ圧倒された。

そして『PASION』が終わり、私はまた度肝を抜かれる。私の好きなバリの曲上位に入る『BADDEST FIRE』のイントロが流れたからだ。

『BADDEST FIRE』は彼らのデビューアルバム『BALLISTIK BOYZ』に収録されているのだが、私はこの曲が好きだ。めちゃくちゃ治安が悪いからだ。“火をつけ回ってく”と曲の始めから言うあたりやばいし…でもこの治安の悪さがバリにぴったりだと思う。
そんな曲が早くも出てきたので驚いた。

予想してなかった展開に「え、もう燃やすんですか?」となった。次から次へと予想を裏切ってくるBALLISTIK BOYZ何なん?まだ序盤だというのにもう頭がパンクしそうだ。周りのBBZ familyの皆さんはよく正気を保っていられるなと心の中で尊敬の意を称した。

それから息つく間もなく『テンハネ-1000%-』『NU WORLD』『BLAST OFF』『Make U a Believer』とデビューアルバム曲が続く。落ちることのないスピード感に目が回りそう。だけど楽しい。絶叫マシンに乗っているような感覚だった。もう本当に「凄い」しか出て来ない。それくらいエネルギッシュな幕開けだった。

どんな感想だよ。
(因みに私は日髙くんと加納くんの年長組が好きです。この2人によるバディものが直ちに観たいね!)

聴かせるボーカル・アゲるMC

怒涛の展開が終わり、ステージ上の空気も変わる。先程とは違った落ち着いた雰囲気にちょっと心休まるか…と思ってたら『Animal』が始まってひゃあああああとなった。MVでもそうだが、大人な雰囲気漂う7人にドキドキしてしまう。

歌詞に“正気じゃいられない”とあるが、「いや聴いてるこっちが正気じゃいられないわ」と毎回なる。
そんなこんなで気付けば次の曲に。このイントロは…『Strangers』だ!!ここからボーカル4人のコーナーである。
日髙くんの真っ直ぐで耳にスッと入ってくる歌声、加納くんのパワフルだけど包み込むような歌声、未来ちゃんのクリアで繊細さも感じる歌声、マサの最年少とは思えない大人っぽい艶のある歌声がマッチして心地良い。
続いて披露したのは先月発売された2ndアルバム『PASS THE MIC』に収録の『In My Eyes』。4人の甘い歌声が身に沁み渡った。甘い、甘すぎる。
その後MCの3人も加わり同じくアルバム収録曲の『Day Dreaming』のパフォーマンス。ゆったりしていて、ミルクたっぷりなカフェオレでも飲みながら聴きたいな~とのんびりした気持ちでいると7人のスイッチが切り替わった。
今回のアルバムのリード曲『All Around The World』である。

革命に向かう7人って感じでとてもいい!まるで少年漫画。もうテレビの歌番組ではパフォーマンスされていて観てはいたのだが、やはり生で観るとその格好良さが更に増す。あとこの曲、ずっと利樹ちゃんを目で追っていた。利樹ちゃんのダンスが凄く良かった記憶がある。

この後はMC3人のコーナーに。スーパーカーに乗っているようなクールで格好良い『Chasin'』、ちょっと不穏な感じのサウンドが癖になる『HIGHWAY』、どちらも攻め攻めな曲で必然的にテンションが上がる。
切り込むような鋭さを持つりゅせ、小柄だが誰よりもパッション溢れるリッキー、静かに響き渡る低音で惹き込む利樹ちゃん。三者三様だけど喧嘩することなく一つになるの、ほんと凄い(語彙力)。

ボーカル4人の歌声に酔いしれ、MC3人のラップでアガる…「一粒で二度美味しい」というとはこのことかと彼らのパフォーマンスを見て実感した。

クライマックスへと一直線

MCのターンが終わるといよいよ後半戦。ここでEXILE TRIBUTEの『Touch The Sky』のお出ましだ。

このMVに合わせた赤が入った衣装でキレキレのパフォーマンスをする姿の格好良さたるや…これはもう平伏するしかねぇ!!(既にしてるけど)


ここからまたエンジン全開なステージになる訳だが…ここで残念なお知らせ。

ここからの記憶、ほぼ無い。

もう途切れ途切れの記憶しかなくて自分の記憶力のキャパの無さを恨む。どうしよ…取り敢えずぶつ切りの記憶になるが書いてみる。

・『44RAIDERS』の間奏のあのダンス見れて嬉しかった。まじで早い。
・『VIVA LA EVOLUTION』生で聴けてテンション爆上がり。
・『SUMMER HYPE』可愛かった。
・バリver.の『WAY TO THE GLORY』、また違う味わいで良。

まじでこれしか無い。もっとあったのに…何で記憶すぐ無くなってしまうん?(突然の節子)

アンコール、そしてフィナーレへ

アンコールの曲に行く前にMCがあったのだが、メンバーの声だけという斬新な形だった。ステージに姿が無いのでまるでラジオを聴いているような感じ。

まさか令和になって秋山森乃進のネタを聞けるなんて思ってなかったよ。

そして気付く。

バリ、深刻なツッコミ不足だということを。

マサが大体ツッコミに回っているけどボケ(主に日髙くん未来ちゃん)の圧と癖が強すぎてツッコミが機能していない、ボケの無法地帯と化していてカオス状態だった。なるほど、これがBALLISTIK BOYZか…!と思い、これ以上考えることをやめた。

そこから『Life Is Party』『SUM BABY』『Bang Out』と楽しいナンバーが続く。メンバーの振りを見よう見真似で踊ったり、わちゃわちゃしてるステージ上のメンバーを見て思わず笑顔になった。

楽しかった3曲が終わり、本当に最後の曲に。最後を締めくくるのは『HANDS UP』だ。

それまで手に持っていたマイクをマイクスタンドに付け、それぞれ思いを込めて歌う7人の姿が忘れられない。“Everybody put your hands up”に合わせて会場にいる全員が手を挙げる光景に胸が熱くなった。

私はこの曲の

“時計の針を止めるから
踊り明かそう約束の舞台(ばしょ)で”

という歌詞がめちゃくちゃエモくて好きだ。
いろいろ制限され、会いたい人に会いに行けない等今まで出来ていたことが出来なくなり、嫌になってしまうことが多くなった。けれどこの曲を聴いて少し救われたように感じた。誰も置いていかない、「これまでの日常」が戻ってきたら出来なかった分まで楽しもう。そう言われた気がした。

この演出考えたの誰?天才すぎて鳥肌立った。

こうしてライブは幕を閉じた。あっという間だった。正直あと3回は観ないと自分の中で消化出来ない気がする。でも、楽しかったし凄く充実感のあったライブだった。行って良かったと心から思った。次のツアーも絶対参加したい。

BALLISTIK BOYZ、ありがとう!そしてお疲れ様!

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