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色彩の英語慣用句から学ぶ色の意味  ~青編2~

一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会代表理事 色彩専門家・カラーコンサルタント 南 涼子です。

Twitterで毎日更新している、英語の色の慣用句、今日は青についてのまとめ、続編をご紹介します。

1.「Into The Wild Blue Yonder」(未開の青の彼方に)

=未知の場所に行くという意味。

距離が実際よりも遠く見える後退色の青は遠く、未踏の海やどこまでも続く空、深遠のシンボルです。

2.「Into The Blue」(青の中へ)

=消えること、見えないものという意味。

青は自然界にありながら、実体がなく、私達には遠く感じられる色です。
上記の青が表わす意味や性質と共通している面もありますね。

そして時に青は夕闇の色です。

3.「Black And Blue」(黒と青)

=肉体的または精神的に傷つくこと。

打撲による青黒い痣の色から来ている言葉です。

4.「To Look Through Blue Glasses」(青いメガネを通して見る)

=悲観的な見方をする、先入観のために誰かを歪んだ目で見るという意味。

以前バラ色のメガネを通して言葉を見る=(楽観的で、非現実的な方法で物事を見る)という言葉を紹介しましたが、青のレンズは景色を暗く寒々しく見せます。

それによって、青のネガティブな感情が反映された慣用句といえます。

実際に悲観的に物事を考えやすい人は、青いメガネやサングラスは、避けた方が賢明ですね。

青は理想や憧れを象徴するポジティブな面と、暗く寂しく冷たい性質を持つことから、マイナスの情緒・状況と結びつくことがある色です。

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