竹せいろのフィルターバブルの中で生きています

3月20日(水)

3月は何かと物入りだ。

3歳の息子は4月から幼稚園の年少さんになる。
今までの小規模保育園から、姉も通ったこども園に入園する。
制服やカバンはある程度姉のお下がりで賄えても、小物を揃えたり、サイズアウトの春服の補充、下着の補充、ボロボロになったスニーカーの新調などなど…
細々としたものをどんどん揃えていかなくてはいけない。
根本的な話だが、私は選んで、決めて、買うという過程にとても時間がかかる上、そんなに好きではないということに最近気づいた。
大抵がネット注文なので、全てを指先一つで終えられるはずだが、品数が多すぎて決められない。
永遠に商品の海の中、気に入ったものを求めて船を漕ぎ続け、やっと上陸する島を見つけたところで、値段が気になり始める。
「この商品の最安は、この島で本当にいいのだろうか…」
そして、最安を目指して違う海に出かけていき、また難破することになる。
家電などは比較サイトがあるが、コップ入れの巾着の比較サイトはない。普通は巾着の値段を比較するやつなんかいないからだ。10円20円、どっちでもいい。私だってどっちでもいいと思っている。
でも、適当に買うと、ずっと不安が付きまとうのだ。
「私はコップ入れをうまく買えたのか?」
と。
そうして、一つ選ぶのにも途方もない船旅になるので、こうやってまとめて物が必要な時、必要な時期までに間に合わず、慌てて西松屋やバースデーに駆け込み、残りカスのような商品を買うことになる。
本当に、時間の無駄である。
今回も、まだコップを買っていない。
息子からは新幹線のリクエスト。そういえば、月1でお弁当もあるんだっけ。あ、まだはしが使えないから、通園用のエジソン箸も買わなきゃ…
まだ何も準備しきれてない…大海原に手漕ぎボートで浮かんだままだった…
(後日談。登園すると、やはりコップ入れは大きさが小さすぎて使えないということで、取り替えるように要請があった。急いでバースデイに行き、残りカスの中からプラレールの商品を掘り出し、購入した。ネットで購入したものの半額で買えた。最初からバースデイいこう。これからは。)

そんな買い物下手な私だが、「竹製のせいろ」をこれまた悩みに悩んで買った。

私もり、さん同様、影響を受けやすい人間。
インスタの、おうちアカウントの影響、モロに受けている。丁寧っぽい生活をしたがる。
話はズレるが、インスタのおうちアカウントがよく使う、「ズボラでも出来た」や「ズボラ主婦も続く収納5選」みたいなサムネイルに、ものを申したい。
本物のズボラはまず収納しない。見えなくなればそれでいい。毎回同じ商品を買ってきて、袋や箱から取り出して、詰め替えたりはしない。用途が同じであれば、指名買いしなくとも気にならない。
なにより、ズボラは毎日ちまちまインスタでライフハックを発信したりはしない。そういうズボラ(偽)のせいで、本当のズボラは…特に困ったりはしない。重度のズボラは困る様な繊細さは持ち合わせていない。困って悩むこともサボるからだ。
「せいろ」も、一度インスタをのぞけば、「ズボラこそ買って!」だの、「ズボラが感動」だの、どう考えてもイメージに似つかわしくないサムネイルのオンパレード。偽ズボラ主婦にまんまといっぱい食わされるのがオチ、と思っていた。
でも、やっぱり憧れる、「丁寧そうな生活」…。
とにかくすぐダメになってもいいから、安いやつを買おう!と決めて、購入した。
感想は、「スタートとしてはいい感じ」。
・切る
・せいろに入れて蒸す
これだけで、野菜がたくさん食べられる。
記念すべき初せいろは、蒸し豚を、蒸しレタスに包んで食べた。レタスはまるまる1個いけた。付け合わせの根菜も手間なくたくさん食べられた。
しかも、洗剤で洗う必要がない。むしろ、洗わないでくれ、とせいろから言われている。さらに、しっかり乾燥させるために、収納もストップがかかっている。
だから、罪悪感なく、さっとタワシで擦って、その辺に置いておくことができる。
ただ、蒸し料理のレパートリーがあまりない。
私はズボラだが食いしん坊なので、ずっと蒸し野菜は嫌だ。かといって、下準備が大変なものだとせいろの意味があまりない。
とはいえ、私にしては、久しぶりにいい買い物をしたと思う。

「車のある生活について」

車のない生活は考えられない。
岩手の様など田舎は、世帯でも一人一台が当たり前。
徒歩で街を歩くことなんて、1年間に数えるほどしかない。
うちの週末の定番は、ドライブと温泉の日帰り入浴。
車の中で午前寝と昼寝をさせられるので、子供たちが眠くて、テンションがハリケーンになることが少なくなる。
車は大きなゆりかごである。
帰省(大阪環状線内)しても、旅行しても、レンタカーを借りる。大人も慣れていない駅や乗り換えで、子供を大人しくついて来させる自信がない。
考えただけでも、手に汗を握ってしまう。
午前寝なしのランチ…昼寝をしない夕方……

都会生まれの夫も、大いに育児に車を活用していて、どの道を通れば子供が寝るのかを熟知している。
とにかく寝かせることに必死なのだ。生地の発酵具合で焼き時間を決めるパン職人の如く、子供の眠さで行き先を決めている節もある。
信号が少なく、まっすぐな道。道が混まないのも、田舎のいいところだ。
「子ども寝る度」を⭐︎評価したおでかけロードマップを作ったら、需要がありそうだ。

次のお題は、「ドライブや通勤通学の定番曲」
昔のでもいいし、学生時代とか、移動中によく聞いた曲を教えて〜

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