マガジンのカバー画像

Web3.0、メタバース、NFT特集

4
Web3.0、メタバース、NFT領域について、現役戦略コンサルタントが最新の市場動向・ケーススタディなどをお届けします。
運営しているクリエイター

#バーチャル

NFTをどのようにマーケティングに活用するか(海外事例3選:Adidas/Pixar/ McDonald)

1. NFTとは?2021年3月、アーティストBeepleのNFTであるデジタルアート「Everydays:TheFirst5000Days」は、6,900万ドルという超高額で販売されました。これにより、NFTが一気にブームとなり、OpenseaをはじめとするNFT取引プラットフォームが活況を呈しています。 そもそもNFTは何でしょうか?なぜこんな高値で取引されているのでしょうか? NFTの正式名称は「Non-Fungible Token」(非代替性トークン)。NFTには

メタバースとは何か?なぜ注目されるか?今後の行く末と挑戦について考察

1. メタバースとは何か?1.1. メタバースの起源 拡張現実・仮想アバター・永遠の存在…「メタバース」というワードを聞くと、神秘的で近未来的な世界が思い浮かびます。 30年前のSF小説『スノウ・クラッシュ』は、現実世界と平行している仮想空間ーメタバース(Metaverse)を描き出しました。その仮想空間の中で、主人公は本人とよく似たアバターを使い、自らの王国を築くことができました。 そして30年後の今は、小説のストーリーで登場してきた架空のメタバースは、ついに現実味を