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公的年金保険1/3-概要

こんにちは、ユナイトnote担当です。

公的保険は国が主体の保険です。
それを補完するのが民間の保険とのことです。

今回は公的保険の中の、国民年金について書いていきたいと思います。なお概要、国民年金保険、厚生年金保険の3回に分けて書いていこうと思います。

■公的年金保険

▼いつから

1939年(戦時中)の船員保険。1941年労働者年金保険法。1961年通算年金通則法。これによって国民皆年金制度開始です。

▼財政方式

・積立方式
自分が受け取る年金を、現役時代に自分で積み立てる方式。自分で貯めた分なのでわかりやすいです。ただし物価が上昇すると価値が目減りしてしまいます。
・賦課方式
年金をもらう際に、その時の現役世代から徴収する方式。物価の状況などが反映しやすい方式です。少子高齢化が進むと、現役世代の負担が増加してしまいます。

現在の日本は、基本は賦課方式です。ただしその一部を年金積立金として運用しています。これを修正積立方式と呼ぶそうです。

現在の年金支払財源は、賦課方式が7割、国庫が2割、年金積立金が1割です。

現役世代が払っている年金保険料は、ほとんどその時の引退世代の方分です。自分のためになり得る分(年金積立金)は一部です。支払い続けることによって年金を受け取る権利を獲得できます。

▼公的年金保険の種類

現在は2種類の公的年金保険があります。国民年金保険と厚生年金保険です。(確定拠出年金等は除く)

国民年金保険は、20歳~60歳未満のすべての人が加入します。
厚生年金保険は、会社員や公務員が加入します。

▼被保険者

三種類の被保険者がいます。

第1号被保険者は、自営業者やフリーランス、無職、学生、求職者など。加入は国民年金保険です。加入手続きや保険料支払いは自分でします。

第2号被保険者は、会社員や公務員です。加入は、国民年金保険と厚生年金保険です。加入手続きや保険料支払いは、所属する企業が行います。

第3号被保険者は、第2号被保険者の配偶者です。年収130万円以下といった年収制限があります。国民年金保険に加入します。加入手続きや保険料支払いは、配偶者の所属する企業が行います。

▼年金は損?

公的年金保険で払った分をもらおう、得しようと考えるのであれば、

子(現役世代の日本国民)を増やす。
景気がよくなる。
物価が上がる。
長く生きる。

などでしょうか。


■まとめ

  • 賦課方式が基本ですが、一部年金積立金で運用をしています。

  • 国民年金保険は、20歳から60歳の全員加入。

  • 厚生年金は、会社員や公務員が追加で加入する。


■担当の一言

台風が過ぎて一気に秋の気候になってきました。

明日は秋分の日です。国民の祝日に関する法律によると、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。」だそうです。戦前は秋季皇霊祭と呼ばれ、歴代の天皇や皇族をまつる儀式を行う日だったそうです。戦後、秋分の日となりました。 春分の日と同じく「昼と夜の長さが同じ日」とただ思っていましたけれど、確かにそれだけで休日にするにはよくわかりませんね。ちなみに昼夜の長さが同じことから、秋のお彼岸にもつながっているそうです。人間の想像力って面白いですね。

それではまた次回、読んでくださると幸いです。