マンガ専科に入って1ヶ月半経ったので感想・気づき

どうも時間の流れというのは早く、2月にコルクマンガ専科に入ってから1ヶ月半以上経ってしまいました。日々出される課題をこなしていくにつれ、徐々に制作する作品の骨格も見えてきました。

マンガ専科に入る前の半年間、ずっとウケる作品を作るにはどうすればいいんだみたいに思い悩んでいました。その悩みは今も継続していて、おそらくこの先ずっと付きまとう問題かとは思います。

ただ、この1ヶ月半カリキュラムをこなして分かったのは、明確に「テーマ」を決めることが大事なんじゃないかという事です。この作品は何を伝えたいのかという軸が定まっていないと、どうやらウケるウケない以前の問題で、何が言いたいのか分からない作品になってしまうという事がわかりました(たぶん)。

また、以前ウケそう?な企画をnoteにつらつら書いていましたが、思いつきで企画を考えるにしても、やっぱり「テーマ」を定めないとダメだなと言うことがわかりました。「好みの萌えのキャラ・設定を作って作品にしたい」と言うキャラ先行の企画であっても、このキャラ・設定を輝かせるという「テーマ」を成立させないとその先が作れないので、やはり何を伝えたいのかという「テーマ」は大事なように思えます。

結局この半年思い悩んでいたことの問題点は、「ウケる企画が作れない」と言う事よりも、「企画の解像度、深度が低すぎる」と言う事だったように思えます。なぜその企画が面白いと思ったのか、誰に向けて何を伝えたいのか、自分の中で答えを出さないまま、色々と表面だけ考えてたんじゃないかと思います。

今後はこの点に注意しながら作品を作っていきたいです…と言いたい所ですが、色々注意しながら作品を作ると、やっぱり改めて漫画も「仕事」なのかなと思いました。まあ思いつきで出来るほど漫画家という職業は甘くないという事じゃないかと思います(特別才能があれば別かもしれませんが)。

漫画家という仕事は特別な楽しいばかりの仕事ではなく、やっぱり世間一般の「仕事」と地続きになっているのかなあと思いました。けれども世間一般の仕事と違って「自分の想い・発想を伝えやすい」「自分が社会に与える影響が目に見えやすい」というのが最大のやりがいの様に思えます。

それに漫画が「仕事」というのは以前から感じていた認識ですし、「テーマを明確に決める」という筋道ができた分だけ、今の方が気分がスッキリしている様に思えます。

色々ごちゃごちゃ考えていると、また仕事感が強くなってしまうので今日はこの辺りにしようと思います。今の認識もカリキュラムが進むにつれ変わっていくかもしれません。仕事感が強いだのなんだの言ってますが、今のところは楽しくやれてます。やっぱり同じ様にマンガ専科というマラソンを走ってる人たちがいるというのは心強いですね。それでは。



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