ラブコメじゃないプロットも考える

・陰キャパーフェクトAIちさとちゃん
先生「みんなの新しい仲間を紹介するぞ〜」
担任の先生の隣には無表情な美少女が立っていた。
美少女「・・・・あ、ええ、あわわわわ・・・」
ぷしゅ〜と言う音と共に、無表情な美少女の頭から煙が出てきた。
先生「えーと、彼女は国から支給された最新鋭のAI搭載アンドロイドなんだが・・・最新鋭すぎて人間のようなリアルな感情を少し持ってしまってな・・・知らない人の前に立つとパニックになるんだ」
美少女「制御不能、制御不能、クーリングモードに入ります・・・」
そう言うと、美少女の体から巨大な扇風機が出てきて運転し始めた。突風でさっき配ったプリントが宙に舞う。
先生「えーと・・・彼じょ・・・はみ・・・なの・・生活を助け・・ため、それから・・・研きゅ・・・・・ンプリング・・・・」
扇風機の轟音で先生が何を言ってるかよく聞こえない。
ようやく扇風機が止まる。彼女の頭からはもう煙は出ていない。
先生「ほら、君からも一言挨拶しなさい、もう落ち着いただろ」
美少女「私はパーフェクトAIアンドロイドのちさとです。よろしく。あなたたちに起こる全ての問題を冷静に解決できます」
どの口が言い出すんだ。
アンドロイドが主人公の隣に座る。
主人公「あの、よろしく・・・ちさとさん」
主人公が挨拶をすると、アンドロイドがぎこちない笑顔を浮かべる。
そして次の瞬間、首がゴトンと落下した。
主人公「ぎゃああああ!!!」
教室の空気が凍りつく。
「ち、チガウンデス・・・・」
アンドロイドの生首が喋り出した。教室は阿鼻叫喚の大騒ぎに。
そしてアンドロイドの身体は生首を持ち上げると、手からガスバーナーを出して首を溶接し始めた。
美少女「す・・・すみません・・・あまりに驚いて首のネジが・・・」
溶接しながら何やら喋り出した。
果たして彼女はパーフェクトAIの実力を発揮できるのだろうか?と言うか、クラスに馴染む事ができるのだろうか?


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