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【ネタバレあり】初めて堀江由衣さんのライブに行ってきた話

12月15日(日)大宮ソニックシティ大ホールにて行われた堀江由衣さんのライブツアー大宮2日目に参加してきました。一言、素晴かったです。素晴らし過ぎてライブ直後から今に至るまで堀江由衣さんライブの感想が脳内を駆け巡り社会人生活に多大な影響を与えていることから、今日は仕事もそこそこに退社→某喫茶店にてこのnoteを書き始めた次第です。

【注意】

タイトルに記載の通り、このnoteはライブのネタバレを多分に含んでおります。愛知・大阪のみ参加される方は今すぐこの画面を閉じていただき、あの素晴らしいライブを自分の感性で堪能していただきたいと思う次第です。宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

・堀江由衣さんライブの何が素晴らしかったのか

本題に入る前に、私がライブ直後にしたツイートを再掲させていただきます。

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今は今しか無いから何とか言葉を捻り出すと、堀江由衣さんのライブは圧倒的にプロフェッショナルでラブ&ピースで自由だった。演者も観客も研ぎ澄まされてた。劇団ほりえがマジで凄いから声優アーティストのライブ未経験の人はまず堀江由衣さんのライブを義務化すべき、大事なものが全部詰まってる。
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捻り出しておいて本当に良かった…言いたいことは概ね書いてありますね。堀江由衣さんのライブは圧倒的にプロフェッショナルでラブ&ピースで自由でした(2回目)。前回のnote及びTwitterに書かせて頂きましたが、私は今回堀江由衣さんのライブ初参加、聞いたCDはオリジナルアルバム10枚のみという所謂ニワカファンです。そんな私が無謀にもセトリを予想してみたり、アルバム毎に聞きたい3曲×10枚=30曲とかやってみたりしましたが、まあー見事に当たんなかったです。聞きたい曲なんて上記30曲で言えば3曲しかやんなかったですいや当然他にも沢山聞きたい曲はあってそれはそれで良かったんですけど、幅広い堀江由衣楽曲の中で特に私が好きなゾーンの曲をカバーしたセトリでなかったことは事実です。しかしながら、それを超越した何か、堀江由衣というトップ声優がトップたる所以であったり、「ライブ」特に座席が指定されるホールライブにおける一つの正解を見たような気がして、そんな部分に素晴らしさを感じました。

・堀江由衣さんは真のプロフェッショナルだった

堀江由衣さんのライブはオープニング映像を経て「春夏秋冬」からスタートしました。そこから「ヒカリ」、MCを挟んで「笑顔の連鎖」と流れていくわけですが、拙い文章力で申し訳ないのだけれど本当「CDそのまんま」でした。MCでキーボードの松本さんが「ピッチが狂わない」って仰ってましたがほんとその通り、ずっと堀江由衣。通常ライブだとCDでは感じられない音圧だったり、ライブならではのボーカルアレンジ例えばシャウトや煽りだったりそうゆうのが醍醐味だったりしますが、堀江由衣さんは全く変わらない。私の記憶が間違ってなければ、曲中振り付けで腕を挙げたりはしても自らの声で観客を煽ったりはしてなかったと思います。最初から最後までとにかく音源に忠実。当然、ちょっとだけ歌詞飛んだとかはありましたが逆になかったら口パクでしたって言われても納得するほどでした。堀江由衣さんのキャリアが為せる技であり、元々バンド形態ではなくミュージカル要素が強いライブをされているとのことでその影響だとは思いますが、声優アーティストの矜持を垣間見た気がして本当に素晴らしかった…で終わらせない堀江由衣さん。本編が終わり、エンドロールが流れた後のアンコール一発目で披露された「光の海へ」は一転してちょっと、いやめっちゃエモーショナルな声なんですよ、何というか、堀江由衣が堀江由衣から解き放たれてるというか、神様は普通の少女だったっていうかマジなんなんすかあれ、卑怯、もう涙止まんなかったです。ああ堀江由衣さんて本当にいるんだなって。「For フルーツバスケット」を歌う前の「うまく歌えるかわからないけど、このタイミングで歌いたかった」っていう言葉も、これは「人間」堀江由衣としての偽らざる気持ちなんだろうなって。圧倒的プロフェッショナルを見せつけた後に覗かせる素直な感情、これほど心に響くシーンは中々見れるものではないです本当に行ってよかった…(思い出して泣いてる)

・劇団ほりえが生み出す最高のライブ空間

堀江由衣さんのプロフェッショナル性についてもう1つ。これはラブ&ピースとか自由というキーワードにも繋がることなんですが、我々を「劇団ほりえ」と称し、観客ではなく出演者として捉える姿勢が素晴らしかった。私ライブ開始40分前位に会場入りしたのですが、なんか映像でずっとコールの練習やってるんですよ。正直「マジかよ」って思ってロビーに戻って(ほぼ無駄に終わった)聞きたい30曲をおさらいして10分前くらいに席に戻ったんですが、レクチャー役の妖精的な子が「スキあらばコール入れろ」みたいなこと言うんですよもうびっくり、堀江由衣さんのライブってそんなんなの?って。んでライブ始まったら劇団ほりえの皆さんがすげえの。コールの声がとにかくでけえの。でもめっちゃ揃ってんの。更に跳ぶし踊るしでフロアが揺れるの。中盤「PRESENTER」→「朝顔」で昇天して更に「True truly love」が始まったとき、私アルバム「秘密」が本当大好きでもう何でも聞きたかったからうぉおおおおーい!ってなって、でも曲としてはしっかり聞きたかったんだけどもうコールがでかすぎてあんまり聞こえないの。でもめっちゃ揃ってるのクッソ笑いましたねこれが堀江由衣、そして劇団ほりえのライブエンターテイメントなんだって理解しました。とはいえ、ニワカの私がいきなりコールを入れたり踊れるわけではないんですが、そのために開演前コール講座があったり、「笑顔の連鎖」前にダンスレッスンがあったり、「キミイロ」が熟練の劇団ほりえ団員も初めての全部踊る曲だったりと、新人劇団員へのチュートリアルもしっかり用意されてる。でも別にやんなくてもいい。私は折角だから踊ったけど踊ってない人もちらほらいたし、堀江由衣と劇団ほりえが目指すライブに理解さえできれば、あとはそれに沿う形で自由に楽しめる空間だと感じました。強引に話を戻しますが、堀江由衣さんは終始徹底して我々に劇団ほりえの一員であることを求めてました。これが何を意味するのか、ニワカの想像ですが、一員である以上堀江由衣さんと一緒に観客を最高に楽しませる責任があるということ。観客とは多分、私以外の劇団ほりえの皆さん。隣の人にとってみれば私はお客さん、そういうことだと解釈しました。そうするとまず「自分が楽しければ何でもいい」ことにはならない。堀江由衣の楽曲がライブ空間で最高に映えて、観客が高まるコールを入れる。入れるときは全力で入れる。隣の人の腕が当たっても、高まり過ぎてちょっと周りが見えなくなってるだけだからと大目に見てあげる。逆に高まりがちな人は隣の人に甘え過ぎず少しだけ配慮する。前の人の背が大きすぎて堀江由衣さんがほとんど見えなくても、ホールライブである以上そういうこともあるし、全く見えないわけじゃないからこんな日もあるさと思う。反面、背の高い人はちらっと見て後ろが背の低い人だったらちょっと気にかける。そうやって、劇団ほりえに属する会場の全員が少しずつ隣の人を思いやる、ホール全体のことを思いやることで最高に楽しい空間が出来上がる。もっと言えば、その思想はバンドメンバーやダンサーに対しても全く同じ。MCではガンガン話を振る、弄る、ぶっこむ。なんなら終盤のMCは堀江由衣さんいなくなってバンドメンバーだけで進行しちゃってる(「俺が一番輝いてるフレーズ」みたいなコーナーめちゃくちゃ面白かったですねPRESENTERのイントロのギターとか桜のバイオリンとかもう鳥肌もんでしたね)、こんな感じで堀江由衣さんを中心としながら、バンドメンバーが、ダンサーが、そして劇団員が最高のライブを目指して全力を尽くす。結果、会場にいる多くの人が本当に楽しい空間を生み出せる。こんなやり方があるんだなってことに感動しました。私は元々ロック寄りの音楽が好きでオールスタンディングのライブに行くことが多く、そうすると隣がうるさかったら避ければいいし、ダイブが嫌なら下がればいいからアーティストと自分が一対一の関係でライブに没頭できて、ライブとはそうゆうもんだと思ってた。だけど声優アーティストの場合、多くはホール形式で席が決まってしまうから隣が気に入らないからといって動くことはできない。すると当然ライブを十分に楽しめない人が出てくる。そんな負の連鎖を極力排除し、一人でも多くの人にライブを心から楽しんでもらうための「劇団ほりえ」という概念と、それを貫き通す堀江由衣さんの姿勢が本当にプロフェッショナルだなと思いました。

全然当たらなかった聞きたい曲予想の話とか、一発目春夏秋冬は実は私も考えたっていう言い訳とか、まだラブ&ピースの話してねえじゃんとか色々あるのですが、某喫茶店に入り早3時間超、カフェオレは覚めきったしお腹も空いたので今日はこの辺で終わります。最後に、今回突然のお願いにも関わらず快くチケットを譲ってくださった兄さんと、ニワカの高まりをわざわざ取り上げてブログにして頂いた兄さんに心から御礼を申し上げて長文駄文を終わります。

(ここまで見ていただいた人がいれば)本当にありがとうございました!!!

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