放置系スマホゲームが今後問題化しそうな予感がする。(ゲーム依存症を考えるシリーズ⑩)

なんか、いつの間にか、スマホのソシャゲが、放置系ゲームに移行しているように思える。
そしてその流れは、日本製ではなく、主に中国製、韓国製である。

最初スマホでゲームができるようになったときは、従来のゲーム機で販売されていたようなゲームソフトが携帯電話でもできるようになるという未来をみていたが、
コンピューターのスペックは十分になっても、実際の現実はそうはならなかった。

結果的に、ほとんど操作が必要なく、単純で、眺めているだけみたいな仕様に、快適化アイテムと、ガチャアイテムがあるソフトが多い。

広告と、課金で収益を上げるソフトが大半で、ゲーム機のような、先に支払って終わりのゲームは非常に少ない。

なんで、そういうことになってしまったのかというのはよくわからないが、結局、そういう従来のゲーム機、つまりニンテンドースイッチなどの市場はスマホに食われることなく、存在し。
スマホゲームの市場は、スマホゲームに最適化されて形成されたと考えることができる。

あと、従来のゲームソフトプラットフォームでは、おそらく、広告が入っているゲームは販売できないように規約で決まっているのだろう。

つまり、スマホのゲームプラットフォームが、「広告を許可していること」も、スマホゲームの仕様に影響を与えていることということだ。

もしかすると、例えば、ニンテンドースイッチのストアで、広告が許可されれば、スマホゲームのような、広告やガチャゲーが、量産されてしまうおそれもあるが、ニンテンドーは、ストアの健全性を守るために、広告を許可することはないだろう。
同じように、たぶん、PSNやSteamも広告を許可していないと思う。

さて、そして、大量に量産された放置ゲームは、いったい何をもたらすのだろうか。
僕がなんだか危険だと思うのは、ただ眺めているだけの、放置系のゲームをすると、もしかするとバカになるんじゃないのか?という懸念である。

こうかくと、何をむちゃくちゃなことをいっているのか?と思うかもしれないが、僕も、現時点で、うまく説明できないので、どちらかというと、直観的な推測に近いが、あながち間違っていない気もするのだ。

中国企業が、放置系ゲームを量産しているのは、それが現状のスマホソフト市場で利益を最大化した結果そうなったからだ。
別に、みんなに楽しいゲームを提供したいという善意でやっているとは思えない。
そういうまともなメーカーは、従来のゲーム機のフィールドで開発し販売するからだ。

放置系ゲームは、たぶん、新しい集金システムの形の一つだろう
ソシャゲのガチャが問題化したように、近い将来、問題化する可能性がある。

つまり、スマホゲーム依存症とか、スマホゲーム課金症とかになりたくないなら、警戒しておいていいと思う。
つまり、手をださないようにすることだ。

基本料無料とは、無料でゲームができるという意味ではない。
あなたが支払う代金に上限がないということである。

つまり、始める前には、最終的にいくら支払うことになるのかわからないということだ。おそろしい話ではないか。

もし、最初に、30万円。と書かれていたら、こんなクソゲーに、30万?冗談だろう?と思うはずだ。
こんなのやるやつはバカだ。こんな値段つけた会社はバカだ、ふざけていると思うだろう。
たぶん、30万円の値段がついていたら、売れないだろう。

しかし、基本料無料として、ストアで公開した結果、最終的に30万円払う人がでてくるのである。
アホみたいな話だが。
こういう人も、最初から30万円払うつもりはなかったはずだ。
やっているうちに、ゲーム内のものに価値があるように、ゲームに洗脳された結果、支払ってしまうことになるのだろう。

まとめると、
①中国、韓国企業が、スマホゲーム市場で、放置系ゲームを量産している

②スマホゲームプラットフォームは、広告が規制されていないので、ゲーム機プラットフォームとは違う発展をしている。

③放置系ゲームは、新しい集金システムで、現状、プレイヤーにどういう影響をあたえるのか、研究されていない。そのため、もしかすると、かなり悪い影響を与える可能性があるので警戒して手を出さないほうがいい。

単に、操作が少なくて、ゲームする時間が減るからいいという話ではないと思っておくべきだと思う。
むしろ、そうやって思わせて、インストールさせるという手口が可能なために、厄介だと思う。

なので、中国製で、放置系ゲームで、基本料無料のスマホゲームは、ゲーム依存症を防止する観点からは、警戒対象としておいた方がいいと思うのだ。