人類は2024年、佐村河内守になった。

2024年。
AIにより、プロンプトを与えるだけで、曲が生成されるようになった。

これを使って、思い出したのは、佐村河内守という作曲家のことだ。

彼は当時、雇った作曲家に、イメージだけを伝えて作曲してもらい、自分が作ったかのように、発表しビジネスを行っていた。

最終的には社会的に責められ、記者会見し表舞台から消えた。

さて、

AIを使った作曲は、これに非常に近いものを感じる。

AI作曲をして曲をつくれば、佐村河内守が、作曲家だったと認めざる得ないと思えてくる。彼は作曲家だったのだ。

AIはプロンプトを得ることで、曲を作り出す。

おそらく、佐村河内守が雇った作曲家は、自身だけでは、そのような名曲を生み出せなかっただろう。

佐村河内守の人間性や、ビジネスの内容は知らないが、

作曲家だったのか、という点では、作曲家だったという結論でいいだろう。

そして、今年から人類全員が、佐村河内守と同じことができる環境がととのった。