基本料金無料タイプは、ビデオゲームと呼べるのだろうか?ビデオゲーム風でよくないか。(ゲーム依存症について考えるシリーズ ④

僕は、たんに、普通のビデオゲームについての依存症とか、Addiction的な、そういうことを調べたいのだが、ほとんどが、基本料金無料のゲームの話ばかりである。
そんなんばっかりだからいやになってきた。
世の中のほとんどのゲームは、最初に値段を支払って購入し、プレイするようなソフトなんだから、ゲーム依存症やゲーム中毒や、ゲームによる影響を語る場合は、基本的には、そういった、購入型のソフトで話してほしいところだ。
そこで、もういっそ、基本料金無料のなんかそういうのは、ビデオゲーム風ソフトウェアと呼べばいい。
こういったソフトウェアは、そもそも目的が従来のビデオゲームと違うのである。



◆①基本料金無料+アイテム課金
 →ビデオゲーム風 洗脳詐欺ソフト

◆②基本料金無料+広告
 →ビデオゲーム風 広告表示誘導ソフト

◆③継続契約型 (MMOなど)
 →ビデオゲーム風 現実逃避チャットソフト

①ビデオゲーム風 洗脳詐欺ソフト

これは、多くのソシャゲの設計で、ガチャを回すアイテムを高額で売りつけるように、何の価値もないものを、価値があるように洗脳することを目的としたソフトウェア。一見ビデオゲームのように見える。
ギャンブル構造が組み込まれており、ロクでもない。普通に規制すべきだろう。

②ビデオゲーム風 広告表示誘導ソフト
こういうのは、低予算で作った、パズルゲーム風やアクションゲーム風で、下に広告が表示されていて、たまに、リトライとか、ヒントとかで広告表示させるタイプ。ブラウザゲームや、スマホアプリに多い。
結局目的は、広告表示させることなので、ビデオゲーム風 広告表示誘導ソフトと呼べばいい。

③ビデオゲーム風 現実逃避チャットソフト
MMOなどの月額契約のパターンで、
永遠と、ゲーム内の数字を増やす作業をして、強力な現実逃避を形成し、ゲーム内チャットコミュニケーションがあるソフト。
昔、流行って、たくさんの人の人生を破壊した
おそらく、最初から、人の人生を破壊しようと思って設計したのではなくて、ゲームとインターネットを組み合わせたらそういうことになってしまったのではないかと考える。
たぶん、月額契約という支払方法で、インターネットRPGを作ると、こうなってしまうのではないのかと思う。毎月継続的に支払ってもらうように、ゲームをデザインすると、狂った仕様になってしまうのである。


つまり、僕が思うのは、純粋な無料のゲームを除いて、一般の開発されて、値段がついて、購入して、それで終わりという。タイプのゲームソフトを基本的なビデオゲームとして扱い,

他の変なところでお金を稼ごうとするタイプのやつをビデオゲーム風ソフトウェアと分類することで、本来のビデオゲームの影響を語れるし、
ビデオゲーム風のソフトの話を語ることもできるようになる。
第二種ビデオゲームとかでもいいし。

とりあえず、それほど区別しないと、一緒にしてはいけないと思う。
だって、スマホのゲームって、一般的なコンシューマ機の買い切りソフトをプレイしてきた人からすると、「ナニコレ」、こんなんゲームじゃないわ。
って言いたくなるようなものだから。

それほどまでに、お金をどうやって回収するのかという部分が、ソフトウェアの設計に影響を与え、ユーザー体験を変えてしまうのだと思う。

だからさ、スマホゲーム依存症とか、スマホゲームで10万円課金した、とかいうのは、子供に、スマホのゲームアプリというのは、実はゲームではなくて、ゲーム風の詐欺洗脳ソフトだよって、先に説明しとけばいいのである。
なるほど、じゃあお金をはらってニンテンドースイッチのゲーム買おうってなるやん。
まあ、こっちはこっちで別の影響があるだろうけど。

僕は、そっちの購入タイプのゲームの影響が見過ごされているように思えるのだ。あまりに、ビデオゲーム風のソシャゲなどの影響がでかいために。