見出し画像

時代なのか、雰囲気がたまらない。 吉田美奈子 / ミナコ・フェイヴァリッツ


◆ 吉田美奈子 / ミナコ・フェイヴァリッツ / RVL8034 / EX-/EX /ʻ78年BEST/恋は流星収録!

私の中で、和モノ女性シンガーの代表格といえば吉田美奈子が上がる。和モノという括りにしてしまうので、申し訳無いほどのシンガーであるが、、彼女の当時のライブ映像の歌のパーフォマンスや歌声は心を突き刺し揺さぶってくるものがある。危うさも感じ、とてもかっこいい。自ら作詞作曲も行い、音楽リテラシーも非常に高いシンガーなのであろう。

そんな、彼女の大名曲の一つの恋の流星という曲があるのだが、これは自分も思い出のある一曲である。コロナ禍の入る少し前、お世話になっていたプロデューサーの方の企画でオーディションの曲で恋は流星を使いたと言い、その曲のアレンジを任せてもらえた。吉田美奈子氏の曲のアレンジをさせてもらえる事は自分の中でとてもハードルが高い(大人の事情的に)印象があったため、とても光栄な事であった。

そのプロデューサーは自ら吉田美奈子氏の事務所へ挨拶をし、そのハードルを超え私に任せてくれたのであった。

そして手をつけようと、筆を持つが(実際はDAWでDEMO作成)この曲コード進行もハーモニーの仕組みも中々複雑で苦労した。
流石、黄金の世代。。ジャズの要素もふんだんに入っており、中々鍛えられた。この曲に対しリズムで遊ぼうと思った、私はジョージデュークのこの曲をマッシュアップ的にアレンジの要素に取り入れた。

そして、完成したのがこちら。サビに八分で音符を打つアレンジを入れている。今聴くと荒さもあるが当時は達成感があり、このアレンジを完成をさせた事を嬉しく思えた。素晴らしき参加ミュージシャン達もリスペクト。色々あってリリースせずだが、リリースしたかった。。

恋は流星の7inchカップリングPt2も必聴もの。こちらをカヴァーする人もいる。

他にも多くの名曲を残して彼女にはリスペクトしかない。時代なのか、雰囲気がたまらない。





大林 亮三(おおばやし りょうぞう) 1990年9月7日生まれ。 2015年5月に自身がリーダーを務めるRyozo Bandにて DJ MURO(King Of Diggin')プロデュースによる7inch作品をリリース。 2017年にはJAZZ/HIPHOPバンドのSANABAGUN. に加入。バンド活動以外にも様々な分野でのスタジオセッションワーク、Jazz Funk プロジェクトにてロンドン・パリなど海外演奏も経てベーシストとしても国内外ともに活躍の幅を広げている。他にもアパレル・ブランド「ISSEY MIYAKE」のタイアップ映像の音楽制作や、ジャニーズ・ エンタテイメント / mix / ヒプノシスマイクなどといった大手企業コンテンツにも楽曲提供を行う。 2022 年には音楽劇『スラムドッグ $ ミリオネア』で劇伴演奏のバンドマスターを務める。
●INSTAGRAM : https://www.instagram.com/ryozo_obayashi/
● X : https://twitter.com/ryo338


●NOW ON SALE!! 『Utopia』- Ryozo Band LP | BDRD-1011 3,520円(税込)
海外での人気も高い「Get Lost」「CITY」に続く Ryozo Band の 3rd アルバム「Utopia」がリリース! AFRO BEAT のエッセンスを取り込んだ FUNK の曲が多く、聴き応え抜群。 表題曲の「Utopia」は Ryozo Band が得意とするパーカッションが効いた生バンド Groove、 ハウスチューンとなっている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?