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承認欲求って?

皆さんこんにちは

佐賀駅バスセンター横 さかえヤマトビル5Fにあります「放課後等デイサービスユニス教室長の山田です。

家の庭に生えている茗荷が 朝方にはひっそりと花を咲かせて 「ここにいるよ」と教えてくれます。収穫しておそうめんや冷ややっこに添えて夏を満喫しています。みなさんは夏バテなどされていませんか。

ユニスクさがは 発達障害のあるお子さんや不登校・メンタル不調の子供たちのための「放課後等デイサービス」です。
社会に出ていく力、自分らしく輝いていく力を伸ばしていくための場所となっています。学校での勉強は あんまり教えたりしません。自力で通っていただく力も必要と考えますので送迎もありません。

特に公認心理士や精神保健福祉士のいる 教室ですので科学的に根拠のあるカリキュラムを多数ご用意しております。

さて、今回のお話は「承認欲求」についてです。

「ショウニンヨッキュウ」・・・そんなものは私にはありません…なんて言ってみたいものですが、ありますあります。もちろん、私にも。


承認欲求とは、「他者から認められたい」「自分を価値ある存在として認められたい」という欲求のことをいいます。

他者から認められたいという欲求は、具体的には次のような欲求をいいます。

・話を聴いて欲しい、共感して欲しい

・褒めて欲しい、高く評価して欲しい

・自分の考えを肯定して欲しい

・苦労や苦しみを分かって欲しい

・気にかけて欲しい、かまって欲しい 

どんな人にだってあるこの欲求。私は長い事、いろいろな方の認知のゆがみと付き合い、この「承認欲求」に振り回される日々を送る方を多くみてきました。

ある人は 「親への承認欲求」を受け取り損ね…いつまでも、いくつになっても親からの誉め言葉や甘えさせてくれる瞬間を探し求め、足りないという
またある人は 「世の中すべての人に愛されたい」という少し傾いた承認欲求のために、相手から挨拶が返ってこないだけで 一日が憂鬱で最低なものになっていき、明日からの人間関係を継続することが出来ないほどの思い込みを発生させ、こじらせてしまいます。

そんな承認欲求ですが 使い方をうまくコントロールできれば自分の特性を知って「利用」できれば こんないいい道具はないのです。(目には見えませんけどね)

ちなみに私は 幼いころから体が弱く口ばかりがたつ生意気な子供でした。 承認欲求も強く周りが大人ばかりだったせいもあり、入院生活ばかりのかわいそうな子供のどんな話でもみんな聞いてくれていたのだと思いますが
もはや承認欲求を通り越して自己顕示欲に近くなっていたのかもしれません。

小学校に入学し 子供独自の社会の中に放り込まれたときに一気に自分の実力を過大評価していたこと、それを大人たちは甘んじて受け入れてくれていたことを思い知らされる事件が多発しました。
現実を知る…というやつです。
人の気持ちに共感しにくく、自分のことばかりで、運動もできず、計算が苦手で、TVや本からの情報だけでは立ち行かないことがたくさんありました。担任にも嫌われて、一気に私の自己肯定感が下がっていきました。
自信のない小学生の私になっていくにしたがって、発表や発言ができなくなっていきました。友達との会話にはすべて卑屈な考えがまとわりつき、そこまで見られていないし、思われていないことまでが気にかかって狭い自分の殻の中に入り込んでいったのです。

そのあとは あまりいい思い出もなく学生生活を過ごしていたように思います。途中から体力が付き、一人暮らしをし、チャレンジをせざるを得ない状況をかいくぐっていく事とその結果を第3者から褒められたり評価される・自分の力でお給料を稼ぐ、仕事で褒められたり評価をされる・・・そういう経験から私の自信は少しだけ取り戻すことができたようにも感じます。
そうです、私の承認欲求は その時少しづつ満たされたのです。

こんな経験から 同じように 自分の実力と社会の常識や平均的なことが見えていないで うまく行かず どこから得るべきなのかわからない承認欲求をやみくもに求めては燃え尽きて・・・・。
そんな心折れている大人をたくさん見るに、子供たちにはこんなことになってしまう前に「どうしたらいいか」を大人になる前に伝えなければと思うのです。

どうしたらいいか。

それはまず「自分の力を知る」こと。
今現在の実力です。
なかなか試す方法が思い浮かばないかもしれませんが、
・100m走ってみる。
・本を一冊何時間で読めるか測ってみる。
・一人で遠くまで出かけて帰ってくることができるかプチサバイバルしてみるなど考えてみると結構お試しできることもあります。

あとは
・発達検査
・健康診断
・体力測定で
平均的な知能体力があるのかどうか数値化していく事もできます。
もちろん人は努力や成長の段階によって実力の数値は変わっていきます。
それがすべてではなく、「今はこのくらい」と正しく知ることが大切です。

それらを踏まえて 自分を客観的にみて 自分にできることで褒めてもらったり認めてもらえるその努力が初めてできるというわけです。

闇雲ではなく 自分を知り、その力の中から評価される仕事や学力を身につけていく事なら やみくもな努力ではないし、確実に結果が見えてくることなので燃え尽きる必要もなくなります。
何もかもやみくもに欲しがっていても実は心は満たされないのです。

どうしたら 満たされるのかはもっと深い話になるのでいつかお話ししたいと思いますが この承認欲求を「満たされるために頑張る力」や「先回りして早めに満たす行動をする力」に変えていく事で「評価」され、「確実に満たされることがわかっている」行動をわざとするようになれます。
(例えば:笑顔で挨拶を自分からするとか・仕事に行ったら誰より先に掃除をしておくとか・仕事を手伝うなど) 
必ずありがとうと言われる・他人から自分の心にガソリンを入れてもらうことができる。
そんなことが自然にできるって自分にはもちろん周囲にとってもいい事ですよね。

そういった自分で自分をコントロールする力(セルフコントロール力)に
気が付くことで、発達の凸凹のある私でも生きていきやすく、仕事への頑張り力を維持して心に少し余裕をもって生きることができるようになったのかもしれません。

是非、この夏休み お子さんの実力をきちんと評価してあげて できれば家族よりも第三者にちょっと褒められる、ちょっと評価される、場面を作ってあげられるといいですね。経験は、将来の自分自身のコントロール力を上げていきます。

ぜひ!!お子様をユニスクの夏休み体験に参加させてみませんか?

良い評価は よい心のガソリンになります。
お子様の承認欲求を「家庭以外のところでも満たせる」っていう経験をさせてみられませんか?

ユニスクにはそういった環境が整っています。
そして褒め上手・伸ばし上手な指導員がいますよ♪





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