Highlight22

私の人生に君は必要か

君がいたから今の私がいると言える程惑溺している。
君の部屋は片付いているとは言えない。テーブルの上には灰の擦った痕で食品すら並ばない。
そんなの気にしない の私が君のペースを忠実に合わせる事は簡単だった。
同じ順番、同じペースと完璧なタイミング。
君を退屈させるには充分な理由。
面白い女になりたかった。とは言ってもゲラゲラ笑わせるような女ではなく、ただ少しの興奮と予想外なことが出来る女になりたいのだ。

肝臓の解毒作用で目の前が熱い。上も下も分からない。
お風呂に浸かると溺れてしまいそう。
君がいつもと同じくやり過ごそうとしているというのに体が言うことを聞かない。

「私酔っ払ってるから、
いつもより大胆なことできるよ」

ドロドロに溶けた体が君との密着度をあげる。

あつい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?