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今更ながらCCさくらを見ている日記
闇の力を秘めし鍵よ、真の姿を我の前に示せ。
契約の元、さくらが命じる。
レリーーーズ!!
というわけで、最近今更ながらアニメ「カードキャプターさくら」を見ています。
アイコンから察せる人もいるかと思いますが、実は私プリキュアなどの少女向けアニメは結構好きでこの作品も少し気になってはいました。
ただかなり古いアニメなので、ちょっとだけ手を出すのをためらっていました。
だって私が生まれてない頃のアニメですよ。
自分が生まれていない頃のアニメを見たのは今回が初の気がします。
しかしこのカードキャプターさくら、見てみると本当に面白くていい作品でした。名作に時代や世代なんて関係ないですね。
お話の内容は、ある日封印されていた魔法のカード「クロウカード」の封印を解いたさくらがカードの守護者ケルベロスにカードキャプターとして認められ、散らばった魔法のカードを集める話です。
(主にクロウカード編について書きます)
主人公のさくらはかわいい小学生の女の子なのですが、元気でかわいいさくらちゃんが活き活きと描写されていて見ていて笑顔になれます。
本当にかわいい。娘にしたい。
魔法のカードはいたずら好きで悪さを働きます。
さくらの身の回りには次々と不思議なことや困ったことが起きます。
封印が解かれたクロウカードの仕業です。
さくらは自分の魔力を用いて既に回収したカードの魔法を行使し、まだ捕まえていないカードを捕まえていきます。
カードには様々な能力が宿っています。
高く空中へ飛翔できる「ジャンプ」のカード、
攻撃を跳ね返したり、自分のコピーを作ったりできる「ミラー」、
影を操り、相手を捉える「シャドウ」、
さくらは色々なカードの能力を行使してクロウカードを集めていきます。
この作品、魔法少女アニメではあるのですが作品全体を通して「愛」がひとつの大きなテーマになっているような気がします。
主人公のさくらは高校生の兄の同級生である雪兎に恋をしています。
年齢の隔たりを超えた愛ですね。
それでお終いではありません。
さくらの親友である知世はさくらにかなりゾッコンで、自分で作ったコスプレ衣装をさくらに着せたり、隙あらばさくらをビデオカメラで撮影したりしています。
女子小学生百合です。
さらにさくらのお友達のリカちゃんは、担任の教師に恋をしています。
小学生とその担任教師です。
それだけではありません。さくらのお兄さんとそのクラスメイトの雪兎さんは両想いです。
高校生BLです。
(百合やBLについてはあくまで友情の延長とも考えられるかもしれませんが、やはり同性愛を匂わせる描写のように感じます。)
このようにさくらの身の回りには多種多様な「愛」が存在していて、
しかもそれらはとてもナチュラルに描写されています。
BLや年齢差の愛に対してそこに何の疑問もなく、あくまで「自然に」物語の一部として描かれるということです。
私は生まれていませんし当時のことはわかりませんが、きっと今よりは同性愛や年齢などの隔たりがある愛に対して視線が厳しい時であったと想像はできます。
あくまでもナチュラルに、しかし多様な愛を描くこの作品は
「誰かを好きになる気持ちに束縛なんてない、愛は自由だ」
ということを語った作品のように感じました。
おしまい。
オチはないです。
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