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軽い難聴の人は安い補聴器で十分?

時々、「軽い難聴の人は安い補聴器で十分」、「難聴が進んだ人は高い補聴器を着けた方が良い」という意見を伺います

しかし実際は逆になります
下図①をご覧ください

図① GNリサウンド 総合カタログより

補聴器は性能が高い方が、色々な場所に対応できる様に出来ています

難聴が軽い方は比較的年齢も若い場合が多く(下図②)、行動範囲も広い方が多いのです
バンド(チャンネル)数が多い方が、きめ細かい調整ができ、補聴器の音もなめらかで、バンド毎に雑音を落としてるので聞き取り易くなります
その他にも雑音抑制機能が優れていたり、より聞こえを良くする機能がついていたりまします

逆に難聴が進んだ方は、耳の聞き取り能力が自体が落ちていたり、年齢も高齢な場合は行動範囲も狭くなるので、あまり機能は必要なくなる場合もあります
仕事など使用する場合は別ですが、家でしか使用しないのに、高い補聴器は必要ないと思います

補聴器本体で対応するより、周辺機器等でカバーした方が良い場合もあります


図2 年齢と難聴 国立長寿医療研究センター webより

販売店・販売員によって考え方が違います
とにかく高い補聴器から勧めていけという販売店もあります

これは私の基本的な考え方です

もちろん性能が高い方が聞き取り易くなったり、お求めやすい補聴器には衝撃音抑制機能や風雑音抑制機能などの機能も無かったりする場合もあるので、一概には言えませんが


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