ヒートアイランド「東京」で起こっているウイルス感染の原因
今回のテーマは、
「ヒートアイランド「東京」で起こっているウイルス感染の原因」
についてお送りさせていただきます!
暑い日が続いていますが、みなさま体調はいかがですか?( ´ ▽ ` )
少し外を歩くだけで、頭がくらくらしたり、息苦しくなるくらいの熱気に包まれますよね・・
熱中症もまだまだ心配な時期です。
実は、連日の猛暑日が引き起こしているのは暑さだけではありません…
今回のメルマガでは、この猛烈な暑さと熱気の原因でもある「ヒートアイランド現象」についてお話していきます!!
東京はまさに”ヒーアイランド”
ヒートアイランド現象は、
「都市がなかったと仮定した場合に観測されるであろう気温に比べ、都市の気温が高い状態」で、
都市の地面がアスファルトなどの人工物に覆われたことや過密化による風の弱まり、人口増加による排熱の増加などが原因として挙げられます。
まさに「東京」はヒートアイランドとなってしまっているのです…( ;∀;)
ヒートアイランド現象と地球温暖化は別物
ちなみに、ヒートアイランド現象と地球温暖化は、
まったくの別物です!
ヒートアイランド現象はビルなどの人工物や風が吹きづらいなどが原因で都市の気温が上昇する現象です。
そのため、ヒートアイランドが発生するのは都市部であり、国全体の気温が上昇するわけではありません。
一方、地球温暖化の原因となっているのは大気中の温室効果ガスです。
温室効果がなければ地球気温はマイナス19℃まで低下してしまうのですが、
温室効果ガスが増えすぎると温室効果が強くなりすぎて、
地球全体の気温が上がってしまうのです。。
このように、ヒートアイランド現象と地球温暖化は別物だと考えるのが良いでしょう!
ヒートアイランド現象は、「毎日暑い!」「汗が気持ち悪い…!」というように、みなさんを不快にさせるだけでなく、
著しい高温は健康・エネルギー消費・大気汚染・生態系などに悪影響を与えています。
さらに、都市の熱帯夜の増加にもつながっているのです。
実は、ヒートアイランドの影響は熱中症だけではない…
ヒートアイランドは熱中症以外にも、循環器系の病気や疲労感、睡眠障害、さらにはウイルス感染などの健康被害をもたらします。
暑さによる疲労感、寝づらさはなんとなくイメージできるかもしれませんが、
暑さでウイルス感染なんて…なぜ???と疑問に思う方もいるかもしれませんね!!
実は、都市の気温が上昇することで、
夜間も気温が下がらなくなり、デング熱を媒介するヒトスジシマカなどの虫が高緯度地域でも越冬できる環境が整ってしまうのです。
※デング熱
ヒトスジシマカなどの蚊にさされることで感染する病気。急激な発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気、嘔吐等の症状が出ます。発症後2〜7日で解熱し快方に向かいますが、早期に適切な治療を行わなければ、死に至るケースもあります。
実際に、2014年には日本国内で66例のデング熱の症例がみつかっています。
感染者はいずれも海外渡航歴がなく、国内での感染で、
66例の全員が代々木公園や周辺の公園を来訪していたことが判明しています。
その後の調査結果で、デング熱ウイルスを保有したヒトスジシマカが代々木公園付近に多数生息していることがわかっています。
このように、ヒートアイランドは熱中症や不快感だけでなく、ウイルス感染といった人々の健康に悪影響を及ぼしているというわけです。
まさかですよね…!
外に出る時は暑さ対策はもちろん、虫よけ対策もしておくことをおすすめします!
まだまだ暑い日が続きますので
ヒートアイランドである東京にお住まいの方も、そうじゃない方も、
くれぐれもお身体ご自愛くださいね!٩( 'ω' )و
本日は「ヒートアイランド「東京」で起こっているウイルス感染の原因」をお話ししました!
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