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秋は暑い、冬は暖かい

先日、27回目の誕生日を迎えた。

人は生まれた時の季節を好む傾向があると言われているが、その説に漏れず僕もいちばん好きな季節は秋だ。好きな順番でいうと、秋春冬夏。涼しい気候が好きなのだ。

ようやく風は涼しくなって来たが、未だに暑い日が続く。朝は半袖で家を出る。オフィス内は冷房がガンガン効いているので、屋内ではシャツやカーディガンを羽織る。これはもはや夏の装い。

夜も蒸し暑い日があるので、扇風機を仕舞えずにいる。冬服の衣替えもしていない。近所のスーパーでは、アイスがずっと2割引きで売られている。気温の変化が読めないとなると、企業にとっては商品の需要予測が大変だろう。

9月を暑い思い出のまま終えていくのが、何だか物悲しい。明後日も最高気温30度だとさ…。

このままいくと、今年の冬は暖かく感じられるのだろうか。それとも極端に寒くなるのかもしれない。そうなると、外に出るのも大変になるな。なんて、いろいろ取り越し苦労をしている。

年々季節が暦とズレ始めていることに、心の変化が追いつかない。その違和感から来る、むず痒さは何とも言えない。

自然の様子に人間が勝手に「季節」という概念を与えただけに過ぎないのだから、とやかく言っても仕方がない。多めに着込んだり機械で温度を調節して、なんとか生きてくしかない。

それなのに、例年通りにならない気候変動に対して地球の未来を憂うだなんて人間の傲慢だよな、と自戒する9月の末である。


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