全部、夏のせいにしてしまえ

今週は丸々お休みを取っている。

が、実家に帰る訳でも旅行に行く訳でもなく、ダラダラと過ごしている。外はこの暑さだし大型の台風も来ているので、家に引きこもるのが良策と判断した。

絵に描いたような怠惰な日々を送っていることに自分でも若干引いている。もはや生活の一部なので、相変わらず読書は意識せずとも続けているが、それ以外は本当に気分任せだ。

彼女が家にいるときは料理を作ったり調べ物をしたりして、充実した時間の使い方ができているが、ひとりの時間が壊滅的に終わっている。何をしていたか記憶にないほど怠けている。

仕事が休みなので、純粋に体は休まっている。そういった意味では、ひょっとすると真面目な人間なのかもしれない。

「休み明けの来週から会社は行きたいくない!」と思うことはなく、むしろ「そろそろ仕事しとかないと」となっているのは自分でも不思議だ。このままだと堕落した生活に慣れきってしまう、という真面目な思考は辛うじて残っているようだ。

何もしない3日間を過ごすと「自分は人生で何をしたいのか」を問い直すきっかけになる。

どうやら、「全速力で駆け抜ける日々が美徳」という価値観が僕の脳内にぴったりとこびりついていたようだった。

夏は酷暑で体調を壊すことなく、平穏無事に過ごせたら万々歳だと思っている。それくらいハードルが低くていいじゃないか。

涼しげな季節になったらまた勢力的に動き出そう。そのための休息の日々が今なのだ、そう思うことにする。

そんな風に思って、この暑さを凌いでいる。これは一種のライフハックだ。


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