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LINE公式アカウントやLINEミニアプリだけではない!LINEログイン組込みのススメ(8月12日追記)

過去登壇等で他APIプロダクトとまとめてご紹介する場合が多かったのですが、LINEログインは非常に強力な機能で、LINEの中だけに閉じない強みを持っています。

にも記載されていますが、LINEログインは他のフェイスブックやツイッターなどにはない機能もあり、便利な機能を提供しています。

・WEBサイトやネイティブアプリにLINEログインを組み込み

これは他にもありますが、WEBサイトやネイティブアプリにLINEログインを組み込む事により、ユーザーに対して簡単にアカウントの作成の提供が可能となります。

・利用料が無料

そのままですw。
ちなみにですがLINEのAPI関係は殆どが無料(公式アカウントでユーザーに一方的に通知するのは有料ですが、ユーザーが公式アカウントに能動的に操作するようなチャットボットでの返信やリッチメニューの切り替えは無料です)なので、事業者様のサービス提供基盤としてLINEの様々なAPIで開発していただき、メリットを教授していただければと思います。

・ユーザーIDが他のIDに比べて作りにくいのでイタズラされにく消えにくいので関係性が長く続きやすい

8400万MAU(毎月8400万の日本国内のユーザーが使っている)のIDは他のIDに比べユーザー数と利用する年齢層も幅広いのが特徴ですが、ユーザーIDを作るハードルの高さ?から、捨て垢などを作られる可能性が0とは言いませんが非常に低いです。過去もトークの内容を維持する為などに、端末交換時にユーザーIDを引き継ぐ事が多かったですが、今はLINE PayやLINEミニアプリの各サービスにひも付いたりしており、さらに消えにくい状況となっているかなと思います。
前に順番待ちのシステムを導入した事業者が短い期間でシステムを閉じたとの話を小耳に挟んだ事がありますが、アカウントが作りやすくイタズラが多かったので閉めたようです。LINE IDなら量産しにくいので、LINEログインをサービスに組み込んでいたらそんな事は起こりにくかったのかなと思います。
またこれはネイティブアプリ特有の問題ですが、ユーザーの端末交換時に情報が引き継がれないケースが多くサービスを提供とする事業者側として課題ですが、LINEのIDならそのような事は少ないです。

・組み込んだサービスが非アクティブになった場合の対処方法がある

WEBサイトやネイティブアプリにLINEログインを組み込む場合に、初回ログイン時に公式アカウントをオプションで追加するボットリンクという機能があります。

例えばですが、WEBサイトのアクセスがなかった場合や、ネイティブアプリがアンインストールされた場合にリンクさせた公式アカウントの方から通知する事により、ユーザーに再度サービスを促す事が可能となります。
LINEの公式アカウントはブロックされると届きませんが、開封率はメールなどに比べ高いとの結果が色々なサイトで出ているのでご参考にしてみてはいかがでしょうか?

ちなみに公式アカウントは

によってシステムからコントロール可能なので、WEBサイトなどと連携してプッシュ通知やメールの通知などを1to1で実現する事が可能です。

・PCのサイトでユーザーIDとパスワード入れずに認証できるオプションがある

スマフォではLINEアプリと連携して、シームレスにIDとパスワードをサイトに連携できますが、PCでのサイトでLINEのユーザーIDとパスワードを入れるのはハードルが高いのですが、実はオプションでWEBサイトにQRコードを表示して、それをLINEで読み込む事によりPCのサイトにIDとパスワードを入力せずにシステムへのログインが可能となります。

上記はPCサイトの話ですが、例えばオフラインに配置している端末なのでQRコードを表示し、LINEアプリで読み込む事により、オフラインの端末側でサービスをシームレスに受けれるような流れも今後増えてくるかもしれません(例えばレジカートの連携とか)。

LINEログインの直接事例ではないですが、LINEのオフライン事例は下記

・LINEの他のサービス(公式アカウント・LIFF・LINEミニアプリ)との連携ができる

ここは今までお話してきたので、詳細は割愛しますが、昨今は公式アカウントだけでないLINEミニアプリなどの基盤も公開されていますので、うまく使っていただければと。

・Auth0も対応していてしかも簡単

WEBサイトにAuth0を入れている場合、簡単にLINログインを追加する事が可能です

・LINEの情報の取り扱いについて

当社が提供するメッセージ通信サービスは「電気通信事業」に該当し、当社は日本における監督官庁である総務省に対し電気通信事業者として届出をしています。電気通信事業者である当社は、電気通信事業法を遵守しなければならず、中でも重要なものが「通信の秘密」の保護です(同法4条参照)。通信は人間の社会生活にとって必要不可欠なコミュニケーション手段であることから憲法上の思想表現の自由の保障や個人のプライバシーの保護が「通信の秘密」を保護する趣旨とされています(多賀谷一照ほか「電気通信事業法逐条解説」参照)。ここで言う「秘密」は、「一般に知られていない事実であって、他人に知られていないことにつき本人が相当の利益を有すると認められる事実」であり、一般人が通常秘密にしようとする蓋然性のある客観的秘密だとされています(同前)。
 当社が提供するアプリ上で送受信されるメッセージの内容などは極めて重要なプライバシー情報であり、第三者はもちろんのこと、通信を媒介する当社も「通信の秘密」を侵害してはなりません。この「通信の秘密」の保護は日本国憲法上の要請でもあることから非常に厳格なものと捉えられております。当社もその重要性に鑑み、厳格な社内ルールを設けて通信内容を保護しております。

ユーザー数も多いので色々と憶測でお話される方も多いのですが、実はLINEは電気通信事業社で好き勝手できません。

まとめ

LINEの公式アカウントやLINEミニアプリのお話が多く、以外に影に隠れがち?なLINEログインの機能ですがいかがでしょうか?
大切なのでユーザーとカジュアルに繋がるのが大事で、WEBやネイティブアプリ・公式アカウントの各チャネル個別ではなく、横断的に(そしてオンラインもオフラインも関係なく)ユーザーとの接点を提供する事が大切だと思うのですがいかがでしょうか?
LINEログインを使う事により、横断的かつユーザーのサービスへのアクセスの敷居を大きく下げる事ができますので、うまくご活用いただければと。



















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