見出し画像

バッティングが上手くなるためには

今回はバッティングが上手くなる考え方について書いていきます。

バッティングの正解はあるのか

皆さんがバッティングで1番知りたいことってどうやれば打てるかだと思いますが、実はある程度科学的に、打てる打撃フォームというのは解明されています。

巷では○○理論とか色々存在していますが、ああいったものは物理や科学的な法則を無視したただの感覚論に過ぎないので、参考にするかは皆さん次第ですが、科学的にある程度の正解が存在し、それに近づけることが打てる近道であるということは忘れないでください。(筆者は理想のフォームはある程度説明できますが物理の法則まで厳密に言語化して説明できません。)

よく、打ち方は人それぞれと言われますが、それは以上のことを踏まえると正解でもあり、不正解でもあります。

まず、打ち方の正解はある程度解明されているのでゴールに関しては人それぞれとは言えないでしょう。しかし、ゴールまでの過程は人それぞれの感覚やイメージが存在するので人それぞれのアプローチの仕方があって然るべきだと思います。

要するにゴールは同じだけど道のりが人それぞれということですね。

具体的に言えば、最初の構えや、バットの角度のイメージ、体の動かし方のイメージは映像で見た時に正解に近づいていれば人それぞれあって良いと思います。上から叩くイメージをして上手くいく人もいれば、下から振り上げるイメージで上手くいく人もいます。そこは本当に様々あって良いです。

しかしあくまで正解はあってそれに近づけるための個人的なアプローチであることは絶対に忘れないでください。つまり、人とはアプローチの仕方が異なる可能性があるので、自分がこの感覚で打てたから他の人も打てるだろうということはないということです。

今までの日本の打撃指導

今まで日本では「最短距離で上から叩け」や「ヘッドを立てて強く返せ」「軸足に体重を残せ」など様々な指導を見てきたかと思いますが、これらは全て感覚論に基づいたものです。実際の動きを見れば分かると思いますが、決してそんなスイングをしているプロ野球選手やMLB選手はいません。あくまでエラー動作を修正するためのイメージや感覚です。それを理解しましょう。
理解した上で、以上のイメージをするのは全く問題ありませんが同じイメージを人に強要するのはやめましょう。

素振りの考え方

皆さんは素振りをやると思いますが、素振りは何のためにやるものでしょうか。おそらく日本の野球経験者の大半がスイングスピードを上げるためとか、強いスイングをするためとかそんな感じのことを言うのではないでしょうか。

先に結論から言うとその意識ならそれは素振りとしてあまり意味ないです。

それは素振りを何千回するよりもスイングスピードを上げるなら、ウエイトトレーニングやメディシンボール投げを始めとしたプライオメトリクストレーニングをした方が短期間で結果が出るし確実に有効だからです。

正しい素振りをやるなら、映像を撮影しながら、スイングの正しい動作確認という意識を持って行いましょう。そして自分の中のイメージや感覚と実際の客観的に見た動きを一致させましょう。そうすれば効率よく良い練習ができるはずです。

(追記)
よくティー打撃で下半身を鍛えるとか言って、股割りでティーをやっていたり、連続打ちをしていますがあれも非効率だしむしろ悪影響なのでやめましょう。野球の技術練習とフィジカルを鍛える練習は分けて考えましょう。

終わりに

以上ですがいかがだったでしょうか。
この記事が皆さんの何かしらのヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?