いとおしい人のために

私は強い女が好きだ。

孤独に耐え抜く精神を持ち、

一人で生きていける実力があり、

決して己の強さに溺れない。

とにかく強い女が好きだ。

(出典: 詩集 ギャルを愛することより 著者・私)

タイトルはふしぎ遊戯のOPよりお借りしました。
時に人は人を愛しますが、あなたはどんな人が好きですか?
私は迷わずこう答えます。
とにかく強い女が好きだ。
残念ながら私は女性とはお付き合いしたことがないので、憶測にすぎませんが、3次元ではおそらく異性愛者です。2次元限定で本当に強い女性が大好きなんです。顔面、ヴィジュアル、殺傷能力、精神面、信念、なんでもいいんです。
そんな強さ表す指数として我流ですが『ギャル』と呼んでおります。

ギャルと調べたら早速コイツがでてきました。え!?ギャルが出てくるFPSのバトルロワイヤルだって!?

ニューキャッスルは絶対ギャルじゃない。

ギャルと聞くと一般的には金髪めの明るい髪色で、派手な化粧や露出度の高い服装、そして若者言葉を乱用する女性を想像すると思います。
最近はちょっと減ったけど、上記のような見た目に必ず巨乳で主人公のオタクをなぜか構ってくる、オタクがギャルに幻想を押し付けまくってるクソみたいな漫画に出てくる女性を私はギャルと認めません。
じゃあ私の考えるギャルの理想像とは何なのか?

紹介します。APEX LEGENDSのレイスです。

ええ…もうどうしよう…好きだよ…

うわ!!!!!!!!!!!!!!
顔が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いい(発作)!!!!!!!!!!!!!!

ホントに困りました。恋ですこれは。「(発作)」とか2727年ぶりに言いました。レイスのことを見てるとすごく胸がドキドキします。真面目に恋しているので、このままでは本題のレイスへの愛を綴る詩に突入してしまうため、まずはギャルの話から…。
私の思うギャルは見た目だけだと思いません。本物のギャルは、自分なりの曲げない信念を持っている女だと思います。
時代に流されることなく、他人の評価はスワイプして消す。
もう言ってしまえば性別なんてどうでもいいんですよ。そんな信念を持ってる人がとにかく好きです。私が歴代好きになった2次元キャラクターに共通するんですが、全員強く信じている何かを持っています。誰かに何を言われようとも変えたくないと思える、そんな自分なりの大事にしたい部分があるんです。
レイスも完全にそのタイプです。というわけでそんなギャルのレイスについて、どこが好きかを当社比真面目かつ徹底的に書きます。この愛は本物なんだレネイ…。

噂ではワンパンマンの『音速のソニック』がオマージュ元とか。

まずはレイスのことをよく知らない人のためにご紹介します。
APEX LEGENDS(以下APEX)という大人気バトルロワイヤルFPSで人気1位を獲得するような知名度の高いレジェンド(キャラクター)です。全レジェンドの中でも虚空といって別次元を行き来するような能力である、唯一の無敵アビリティを使えたり、ヒットボックスが小さかったり、小島幸子さんの吹き替えボイスが言語版のレイスにしっかり似ており、ちょっとハスキー気味で終始落ち着いた口調が癖になります。
エーペックスレジェンズ | レイス 日本語セリフ集 イントロ・キル - EAA

ちょっと聞いたら分かります。めっちゃクールな女です。

そんな32歳の女性レジェンドです。
32歳です。そこのリアルさがいいですよね、APEX。JKバトロワとかじゃない。何だったら50代とか普通にいるし。
『レイス』はレジェンドのとしての通称であり、本名はレネイ・ホープ・ブラジー。なんと彼女は記憶喪失を抱えています。レイスがレジェンドとして身に着けた『虚空』の技ですが、過去ではその『虚空』ってなんぞや?みたいな研究(通称・プロジェクトレイス)をしていました。なんと彼女、公式でもブラジー博士と呼ばれてるように、博士なんですよ。おそらく頭もいい。え、すき…。そんなレネイ自身の研究である、プロジェクトレイスにて被検体が見つからず、自らを実験体にしたところ、一緒に研究していた同僚に裏切られ、数々の惨い実験を繰り返された挙句、記憶を失い、「虚空から声が聞こえる」状態なってしまったといえば、周りからは正気まで手放したと思われ、研究員に殺されかけてしまいます。自身まで犠牲にしたというのにその手柄すらも横取りされる羽目に。あわやという場面で助けに来てくれたのが、なんと『探し物をしていた』、別次元の自分であるレイス(通称・ヴォイドウォーカー)でした。

エーペックスレジェンズ | アウトランズ・ストーリーズ – “ヴォイドウォーカー”

という過去が明らかになったのがこのヴォイドウォーカーのトレーラーです。ヴォイドウォーカーによって転送されたレイスの生きる次元が、私たちの遊んでいるAPEXの世界線で、転送されてから約7年後ということなります。このレネイが転送された先がレジェンドたちが命を賭けて競い合う、『APEXゲーム』が開催される前、開催予定地だったキングスキャニオンというAPEX内でも遊べるマップでした。名前を始め、記憶を失った彼女はキングスキャニオン内の実験施設で自分に関する手がかりを調べます。もちろん身よりのないレネイは、服もボロボロの状態で無人島で1週間ほど一人でサバイバル生活を送っていたところ、実はキングスキャニオンにはレネイの他、2人だけ住民がおり、それが同じレジェンドのワットソン親子だったのです。その2人となんやかんやあり、ワットソンは自分たち以外いるはずのない島にいたレネイを見て「お化け(Wraith=レイス)だ!」と叫びました。それがレイスという名が生まれた元の一つとなってます。

ワットソンが描いた当時のレイス。

そこから7年の時を経て、彼女はAPEXゲームに参加するわけです。両親は健在なのか?婚約者や子供はいたのか?何故ARES師団に入ったのか?すべては自分が何者かを知るために…。
というレイスの名前の元ネタを語るだけでもこんだけ文字数使っちゃいました。この詳細は色んなところで動画紹介されてたり、S7登場のレジェンド、ホライゾンまでの過去が分かる書籍『パスファインダークエスト』で記載されていたりします。
ちなみに先ほどプロジェクトレイスについて触れましたが、ヴォイドウォーカーは自分を裏切った相手への復讐を目的として、次元の狭間である虚空を彷徨っていたわけですが、APEXの世界線にいるレネイはなんと復讐についてはあまり考えていないそうです。ヤバくない…?エモだ…。

また、中段ほどで掲載したイントロ・キルセリフ集を聞いていただいたら分かると思うんですが、レイスってトレーラーやゲーム内だとめちゃめちゃクールなんですよね。「フッ…」以外の声を上げて笑わないような、00年代の夢小説系お姉さんです。うわっすきッッッ!


このレイス(ヴォイドウォーカー)好きすぎて思わず原寸大です。

うわ!!!!!!!!!!!!!!
顔が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いい(発作)!!!!!!!!!!!!!!

もうマジで好きすぎる。彫りが深くてたれ目なのに眉毛しっかりしてて眉と目が近くて唇がつやつやでやわそうなところね…。ギョエー!
トレーラーやストーリーをあまり見ずに、普通にFPSゲームとしてAPEXをプレイしているユーザーが想像するレイスの像ってこんな感じだと思うんですよね。私もAPEXのストーリーに触れる前はずっとこんな感じだと思ってました。レイスってユーザーからの使用率が3本指に必ず入るほど高いんですが、イコールでキャラ性能が非常に優れているということでもあります。実際、攻略サイトによくある「最強キャラランキング」なんてのにシーズン問わず必ず入ってくるレジェンドです。APEXは基本3人1チームのゲームですが、ユーザー自身が強いと本当にレイス1人で無双できちゃうレジェンドです。私も敵を1人でなぎ倒していくレイス使いの人がVCも一切付けず、「sry(Sorry)」か「gg(Good Game)」しかチャットで言わずにすっとチャンピオンになっていく様を何度も見てきました。
レイス「射撃開始!リロード中よ…敵がダウン。攻撃を受kもう一人ダウン。リロード中よ。空間転移。最後の一人を倒したわ!(3タテ)」の流れね。そういうレイスに私はなりたい…。と、勝手な私のイメージも含まれますが、とにかく強くてクールでカッコイイ。それがレイスのイメージです。
また、APEXというゲーム自体の良さの一つでもあるんですが、APEXってFF14並にストーリーがしっかり作り込まれてるんですよ。どのキャラにもセリフやトレーラー、番外編のコミック、もっと言えば前作のようなタイタンフォールともつながりがあって、バッチリ伏線回収されてます。APEXはシーズンによってレジェンド同士のセリフが変わったりするんですが、そういうところでもストーリー展開されてるんですよね。やばすぎ。

そんな超クールなイメージのレイスですが、APEXの公式ツイッターにアップされているコミックスではゲームだけでは見えない、様々な一面を垣間見ることができます。

バンガロールに罵声を浴びせられ、めっちゃ怒っているレイス。
自身の謎が分かって嬉しそうなレイス。
クールなくせにバンガロール始め、何かと他レジェンドに対してお節介なレイス。

日本人からするとアメリカのコミックが故、表情の付け方がオーバーリアクション気味に見えるので、ちょっと意外に感じる部分もあるとは思うんですが、それにしてもこのギャップ萌えですよね。そもそも一人称視点のゲームなので、トレーラー以外だと表情が見えないし。クールな口調とは裏腹に、ゲーム外できちんと喜怒哀楽を出せるところもすき…。

他にもレイスにはこんな一面もあります。

ワットソンの机にあるオフショット。なんだこの彼氏面?嫉妬で狂ったわ。

極めつけはこれ。

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32歳………………エッ…………………………………………………………………?
キルリーダー倒した時に「キルリーダー…(笑)?」と鼻で笑い、余裕を見せるレイスからは想像もつきません。こうね。あのレネイこんなに微笑んでるのがね。ヤバイねホント。
このホロスプレー、私がレイスの沼にドボンしたきっかけでもあります。ほんとギャップ萌えがすごいの彼女。元々ギャップ萌えという属性を拗らせてるので、こういうクールな人が可愛い一面見せるとギュンッッッ!!!!!!!!!!!!って来るんですよね。現実でもそうなんですけど、ギャップ萌えにほんと弱いんです。王道だけどめっちゃ強面の人がマイメロの入れ墨いれてたり、めちゃくちゃ頭いいのに絵が壊滅的に下手だったり、とんでもないギャンブラーなのに料理が上手かったりとか。レイスってその典型だと思います。

ギャルは強い女だ。

孤独に耐え抜く精神を持ち、

一人で生きていける実力があり、

決して己の強さに溺れない。

それがレイスだ。

冒頭で記載しましたが、改めて。ここまでの紹介を踏まえてもらってもわかると思うんですが、やっぱりレイスはマジでギャルなんですよ。ギャルって1人で行動することを恐れません。誰かがいないとサウナ行けねぇ(そもそも高確率で入れ墨入ってるからいけないんだけど)とかないし、彼氏いなくても生きていけるし、己の思う可愛いを求めて何事も恐れません。レイスも全く同じです。身よりが全くない中、強かに生きており、精神的に不安定になることもなく、決して自らが最も強いと思い込まずに更なる強さを追い求めて日々鍛錬に励む。全ては自分を知るために…。けど何だかんだ今の自分も自分だからいいのヵモ卍。ここまで書けばレイスが如何にギャルかお分かりいただけたことでしょう。

生まれ故郷が滅び、自分が何者かもわからない。同じ何者か分からなかった友達のパスファインダーは自らの生い立ちを探す旅路を終えたというのに、自分は結局分からないまま彷徨う日々。冷静さを装いながらも、同類だと思っていたロボットにすら先を行かれ、焦りや妬みが思わずにじみ出てしまう人間くささ。そして7年間という日々を孤独に生き、今日も正体の分からない誰かを想う。でもそんな今の自分が本当の自分なんじゃないか。そうやって少しずつ前に歩み続ける彼女が愛おしくてたまりません。
2022年6月現在、APEXはS13、ゲーム自体は既に3年目を迎えたようです。まだまだ人気上昇中のこのゲーム。きっとレイスについて更に知れる日もそう遠くはないと思います。彼女と同じように、彼女のことをより知れるのを楽しみにしながら、今回は終わろうと思います。ほなまた…。

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