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【AFLAd 2023】 第4回 大根300本!!プロジェクト

日本仏教徒協会とラトナファームが共催で行う恒例行事、
「Anti Food Loss Addons (AFLAd=アフラーダ)」今年もやります!

【AFLAd=アフラーダ】
知らないところで大量に廃棄されている食料品のことを知り、自給率の問題や環境問題に「少しでも何か、できることやってみる」をコンセプトに、「肩肘張らない」「主義者にはならない」キャンペーンです。

今「美味しすぎる野菜」として知名度急上昇の農園「ラトナファーム」の大根を300本、仏教徒協会、寳幢寺のみんなで抜きに行って、欲しい方に配ります!

昨年も皆で収穫に行ってきました

今年は4月9日(日)にラトナファームさんへ行き、春大根を収穫してきます。
その日のうちに300本全ての大根に梵字を書いて寳幢寺にて祈願法要を行い、「食べられるお守り」となった大根を欲しい方にお配りします。

300本全て、一本ずつ梵字を書いていきます
昨年の祈願法要の様子 大根の香りが本堂いっぱいに広がっていました


お寺での直接の引き取りはもちろん、遠方の方は宅急便でお送りします。


食べて元気になるお守り大根!お申し込みはお一人様何本でも大丈夫です。
ぜひ、ご家族やご友人など大切な方々へお配りください。
ご予約含め先着順で、無くなり次第終了です。
生鮮食品につき、収穫日から1週間程度で締め切らせて頂きます。


4月13日追記
お守り大根、300本終了しました!!
今年も沢山の方々に貰っていただきました。皆様ありがとうございました!

宅急便送料、農場までのレンタカー代、お手伝いくださる方々への昼食費など、プロジェクトに必要な経費は全てご寄付で賄っています。

ご支援いただける方は下記キャンペーンサイトよりお願いいたします。
Syincable【大根300本プロジェクト】



下記に昨年までの経緯をまとめました。
当プロジェクトを初めてご覧いただきます皆さま、ぜひご一読ください。
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【About】

「Anti Food Loss Addons (AFLAd=アフラーダ)」とは、日本仏教徒協会が中心となって、フードロスや食糧自給率問題、環境問題などに取り組もうという活動です。

会友である無農薬農家「ラトナファーム」様のご協力を得て、毎年この時期に「大根300本プロジェクト」を実施しています。

【経緯】

はじまりは3年前、「ラトナファーム」様から投げかけられた提案でした。

「どんなに丁寧に、食べる人のことを思って野菜を育てても、卸先の都合次第で出荷調整がかかり廃棄せざるを得ないものが相当あるのです。」
「そんな大根を300本、お寺に託してみたい。何か、面白いアクションを起こせませんか?」

私たちは実際にラトナファームの農園を見学して、かなりショックを受けました。
農地の隅に積み上がった廃棄された野菜の山
虫食いがある、形が不揃い、規格に合わないサイズ、出荷調整・・・
様々な「人間の市場経済」の都合によって棄てられている食料たち。
農家さんも棄てたくはないけれど、野菜の成長は待ってはくれませんし、次の作付けのために農地は空けなければならない。

現代日本の流通システムでは、もう生産の時点でフードロスができる仕組みが固まっています。

レストランの食べ残しなども問題であるのは知っていましたが、これはちょっと桁が違う。調理すれば何千人分という食べ物が、毎シーズン「ごみ」として廃棄されている。しかも1つの農場だけでこの規模とは。

【取り組み】

そこで私たちは、お寺に集まる学生さん達と共に考え、この託された大根を「食べるお守り」と捉えてお寺で祈願し、欲しいと言って下さる方々に無料で配ろう、と決めました。

遠方であれば送料も無料でお送りしよう。これは農地からお寺へのお布施、そしてお寺から社会へのお布施なのだ!と。

【成果】

無茶を承知で始めた企画でしたが、有り難いことに毎年たくさんの方々のご理解とご支援を頂くことができています。

遠方からスーツケースを引いて大根を受け取りに来て下さる方、友人にも分けたいからとたくさんの申し込みをして下さった方、切り干し大根などに加工してお寺に持ってきて下さった方、役立てて下さいとお布施を置いていって下さる方・・・

さらに二年目にはこうした活動を知ってくださった京都府さまや、地元の有志の方のご紹介を頂きまして、京都府内の冷凍食品会社様から、賞味期限が迫ってきたという理由で返品され、廃棄するしかない状態であった冷凍食品多数をお預け頂き、大学の学生寮に寄付して喜んで頂けたということもありました。

三年目になる昨年はお手伝いくださる方も増え、また、TwitterをはじめとしたSNSでプロジェクトを知ってくださった方など、全国からお申し込みをいただきました。

梵字を書く前の大根のお掃除作業

大根プロジェクトでは、毎年有り難いことに賛同して下さる皆様からのご寄付で農場まで大根を取りに行くためのレンタカー代や、発送のための梱包資材、送料、手伝って下さった方々への昼食費などを賄うことが叶っています。

これらは全て「取り引き」「損得」を考えないという、皆様の純粋なお心から得られた成果であると感じています。

【これから】

できる限り、フードロス問題に取り組むこの企画は続けていきたいと思っておりますし、可能であれば他にも出来ることに取り組んでいければと思っています。


皆様から頂きましたご支援は、当プロジェクトの運営資金に充てられますと同時に、フードロス問題、これからの「食と農」への取り組み、若者の就農支援、真面目な農家さんへの支援事業などに使わせて頂きます。

こちらにSyincableの寄付ページを用意しております。ご寄付頂けます方はこちらよりお願いいたします。

金銭的支援のみならず、一緒にたのしく取り組んで下さる仲間も募集しております。

どうぞよろしくお願いします。

記事:日本仏教徒協会 事務局

日本仏教徒協会は出家社会と在家社会の役割分担を明確にすることをひとつの目標とし、大学教員、起業家、会社員、学生、主婦などが運営する団体です。
必要資金はすべて寄付によって賄われ、余剰を貯蓄や内部で分配しないことをポリシーとして運営されています。

ご一読いただき、本当にありがとうございます。この文章やビジョンに共感いただければ、よろしければサポートをお願いします。 頂いたお金は、寄付のみで運営されている実験寺院・寳幢寺ならびに、仏教によって新しい社会を創造するための研究・実践活動に使わせて頂きます。