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幸福な王子 ツバメ 燕 のブローチ

これは、ツバメを象ったブローチです。

皆さんは「幸福な王子」又は「しあわせの王子」という童話をご存じでしょうか?
作者は、アイルランド人のオスカー・ワイルド(1854~1900年)という作家/詩人で、1888年に発表された作品です。


お話の大体のあらすじは、次のようなものです。

当初、高い柱の上に立つ、宝石や金に覆われた豪華な王子の像は、街の人の誇りでした。

しかし、生前の王子は何の苦労も無く宮殿で育ちましたが、死後、銅像となって街の周りを見渡すと多くの不幸がある事に気づきます。そして、偶然立ち寄ったツバメに対して、恵まれない人々に、自分が身に着けている宝石や金箔を分け与えるように頼むのです。

渡り鳥であるツバメは最初は嫌がりましたが、王子の頼みを引き受け続け、最後は南の国に渡らずに王子の元に残って、やがて寒さで死んでしまいます。この時、像の中にあった王子の心臓は、悲しみのあまり砕け散ります。

そして、宝石や金などを全て貧しい人々に分け与えたため、みすぼらしい姿となってしまった王子像は、心無い町の権力者たちから「乞食の像だ」などと言われて捨てられますが、最後は、死んだツバメと一緒に天国に召されました、というお話です。

無償の愛や献身、自己犠牲の尊さなどをうたったお話だと思います。また、救済された町の貧しき人々は、最後まで王子とツバメの末路を知ることが無かったという点で、少しアイロニカルな面も含んでいると思います。

そんなお話を思い浮かべながら、アクセサリーを身に着けてみるのも良いかもしれませんよ?

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