見出し画像

北斗七星

先日公園に行くと、かなりの数のカラスが面白い飛び方をしていました。そのうち7,8羽のグループが2グループ交差するように飛び始めました。何かを形づくっているように見えたので、動画を撮って家に戻ってみてみると、北斗七星のような形を見つけました。しかもその形をしばらく維持していました。そして静止画のアップにしてみると、それは鳥というより銀色の金属のように見えます。

星座の本で北斗七星を調べてみると、本当の形は鳥の作った形を反転したものでした。そして思い出したのです。昨年『ガブリエルのオーボエ』(映画『ミッション』のテーマ曲)という曲を探したことがあって、その時に『ガブリエルのラッパ』という言葉が氣になり、その名前の図形を見てみると、表面積は無限なのに体積は有限というパラドックスを持つラッパのような形の図形でした。この図形もあるグラフを反転させると、最後の審判を告げる天使のラッパのような形になるのでそう呼ばれているそうです。反転させる、ひっくり返る、○○であり○○である、というのが今回のテーマのようです。

ガブリエルのラッパを見つける前に、ヴェシカパイシスという二つの円が重なった図形の名前を初めて知りました。以前フラワーオブライフを初めて書いてみたときには知らない言葉でした。そして○○であり○○である、とはヴェシカパイシスの重なり合ったところでは?と思った時、フラワーオブライフはそれが重なって重なってできている図形だと氣づいたのです。二元論ではない世界がいくつも重なって一つの美しい図形を成している。私の中でこれからの世界のイメージはそんな感じなのです。対立していない、真逆のものも共存している、融合している感じです。

青空の中に北斗七星を見せてもらったのは私の誕生日でしたが、今年珍しく私に誕生日プレゼントを送ってくれた友人がいました。プレゼントは手作りの消しゴムはんこです。私の名前の一文字を彫って作ってくれました。可愛らしいプレゼントです。胸が温かくなりました。でも鏡文字のひらがなは、角度を間違えると一瞬何かが足りない別のひらがなに見えました。よく見ると、押すときには間違えないように、持ち手のところに押したら現れる文字が書いてありました。そして思ったのです。今見ている世の中も鏡文字の方を見ているかもしれません。あるいは角度を間違えて押されているものを見ているかもしれません。実際北斗七星のことも、柄杓型とは覚えていても柄がどちらかは覚えていなかったのです。見ているようで見落としていることや、誤魔化されていることも多々あるのでしょう。

私の見た鳥の北斗七星は実際の形とは逆の形になっているので、オリジナルの形に氣づくかどうかのテストだったのでしょうか(何の?)。あるいはもう結構世の中がひっくり返ってきていますよ、というお知らせかもしれません。最後の審判に向かって封印が解かれている最中なのでしょう。そして自分を頼りに真実を見抜いて、自分の場所で、自分の生を全うするということがそれぞれのミッションなのでしょうね。

では、また。ごきげんよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?