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最近のことです。以前、シンボル好きの私に友達が送ってくれたコインの図柄を調べてみようと思い立って調べてみると、ギリシャのフクロウの1ユーロと、イタリアのヴィーナスの誕生の10セントと、フランスの種をまく人の10セントでした。女神かな?と友達と言っていた図柄は「種をまく人」でした。そして過去に録画していた映像を観ていると、アンデスの山に咲く100年に1度花を咲かせるというセンチュリープラネットという植物が、1つの株の1万の花から、70万の種を飛ばすというシーンが出てきました。カラカラの大地にカサカサという音をたてて大量の種が風に舞っていました。そして数日後、いつも飾っていた花をドライフラワーにするのですが、乾かし始めてそれほど経っていない花がふと気付くと綿毛になっていました。切り花も綿毛になるんだと驚いていたら、「子年は種まきの年」と言っている人がいました。もう子年もだいぶ進んでしまいましたが、まだ間に合うでしょう。こんなに種を見るここ数日のお知らせは「今は種まきの時期」です。

1つの花から70の種ができるなら、1人の人間が70くらい種をまいても良いでしょう。もっとまいても良いかもしれません。樹になるようなものから小さな草花まで、好きな植物を想いのままに育てて自分の好みの庭をつくるように。日々成長が見えて楽しめるものから、季節ごとに愛でられるもの、何年もかけて育てるもの、様々な自分の望む種をまいて鑑賞したり収穫したりして、さらにこぼれ種が飛んだりして、思わぬところに思わぬ植物が芽を出してハッとするみたいなことも起きて、今想像できること以上の景色を見ることになるかもしれません。そして健康な植物が育つよう、土壌を整えることも大切です。イライラしたり悲しみを抱えた土地で育った植物に美しい花は咲かないでしょうから。

今は庭の全体像が想像できなくても、自分が好きだと思うこと、心弾むこと、ただ楽しいこと、ホッとすること、落ち着けること、あらゆる自分の望みを叶えるつもりで動いていけば、庭はどんどん広がったり、種類が増えて色合いが変わったり、森と調和した壮大な景色になったりするのかもしれません。「種をまく」とはそんな意味ではないかと思うのです。

種と言えば松果体(松の実に似ているといわれている)についても気になっていますがそれはまた別の機会に。

では、また。




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