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地面に下ろすタイミング(生育温度)

春菊を地面に下ろす

家の中の苗たちを、いつ畑に下ろすか悩んでいる。
5月の北海道は朝夕まだ肌寒い。
最近やっと0℃を下回らなくなったが、5℃以下が普通だ。

昼間は晴れがほとんどなので、日光を当ててやりたいが、
一晩でくたっとなってしまうのを想像すると、
なかなか地に下ろせない。

とりあえず、春菊、サンチュ、ラベンダーを地面におろしてみた。
春菊とサンチュは大量にいるため、室内のスペースをかなり占領していたことが一番の理由。

ラベンダーは蒸れるのが嫌いそうだったので出したが、正解だった。
光と風を受けてちょっと嬉しそう。

どこが嬉しそうなの?って言われそうですが。

サンチュは枯れなかったが、すっかり小さくなり、
新しい葉を出さなくなった。
でも最近は、前より男前な風貌。
味や食感はどうなるのか。

しばらく縮こまっていたが、根付いたのか色が濃くなり、硬そうになった。これからが楽しみ。

へたらず残っているのは春菊のみ。
はじめは頼りなかったけど、徐々に立ち上がり、小さな芽を出し始めた。
色が濃くなり、肉厚になった。
味も違う。甘みがあり、歯ごたえもある。
なんだか、ワイルドな感じ。

春菊もワイルドな感じに。味が濃い。

家の中で私にむしって食べられた傷跡は、
かさぶたみたいにしっかり乾燥して風格が出た。

しばらくは、春菊の朝摘みサラダを食べられそう。
わくわく。

生育温度について

種まきの時、発芽温度が大切なように、(順調に芽生えれば、その大切さにも気づかないのだが)正しく大きくなってもらうためには、生育適温も気にしなければならないらしい。特に室内から室外という大きな環境変化は苗たちに多大な影響を与える。

今年買った種たちの生育温度を調べてみた。あちこち見ていると、同じ植物でも出典によって結構温度が違う。この点はどう考えれば良いのか分からないが・・・

「耐寒性結構ある」とか「暑さに比較的弱い」って書き方よりは、バシッと温度で書いて貰った方が、土に下ろすタイミングを決めやすい。

それにしても、いくら種が安いからって、随分と色々買ったものだ。去年からの種もいるけど・・・

野菜

  • カボチャ 発芽温度)25~30℃、生育適温)20~22℃(昼間)、10〜15(夜間)、最低限界)8℃、嫌光性

  • キャベツ 芽)15~30℃、育)15~25℃、最低限界)5℃、好光性

  • 春菊   芽)10~20℃、育)15~20℃、好光性

  • シシトウ(唐辛子)芽)30~35℃、育)28~30℃、最低限界)10℃

  • ケール  芽)8〜25℃、育)5〜25℃、最低限界)5℃ 冷涼な気候を好む

  • 水菜   芽)15~25℃、育)15~25℃、好光性

  • サンチュ 育)15~20℃、最低限界)5℃

  • パクチー 芽)20~25℃、育)18~20℃、最低限界)5℃

  • ブロッコリー 芽)25℃、育)15-20℃、最低限界)5℃

  • パセリ  芽)15~20℃、育)15~20℃、最低限界)4℃、好光性

  • ニラ   芽)17~22℃、育)20~25℃、嫌光性

  • トマト  芽)24~30℃、育)20~25℃(昼間)8〜13℃(夜間)最低限界)5℃、嫌光性

  • ナス   芽)25~30℃、育)23~28℃(昼間)15〜18℃(夜間)、最低限界10℃、嫌光性

  • ミニトマト 芽)24~30℃、育)20~25℃、嫌光性

  • 白花豆(インゲン属)  芽)17~25℃、育)5~25℃、最低限界)8℃

  • 大葉(シソ)芽)20~25℃、20~25℃、好光性

  • オクラ  芽)25~30℃、育)20~30℃、最低限界)10℃

  • インゲン 芽)20℃、育)15-25℃、最低限界)10℃

ハーブ

  • イタリアンパセリ 芽)20℃前後、育)15~20℃、最低限界)0℃、好光性

  • ディル  芽)20℃前後、育)18-25℃、

  • ラベンダー 育)15~20℃ 最低限界)ー15℃!!!

  • バジル   芽)20~25℃、育)20~25℃ 最低限界)5〜10℃、好光性

  • ルッコラ  芽)15~20℃、育)15~25℃、最低限界)5℃?、好光性

  • オレガノ  最低限界)ー15℃!!!

  • アスター 芽)15~20℃、育)15℃〜25℃、最低限界)10〜12℃?、好光性

  • ベニバナ 芽)20-26℃、育)10-25℃、最低限界)10℃くらい?、嫌光性

  • カレンデュラ 芽)20℃前後、育)15~20℃、最低限界)8℃、嫌光性

  • ジニア  芽)20℃、育)20~30℃、最低限界)12℃、嫌光性

土に下ろす順番

ちょっと多すぎて、我ながら頭ががクラクラする。

落ち着いて、ひとつずつ整理しよう。

天気予報によると、五月半ばの
最高気温は16〜21℃
最低気温は2〜7℃

である。

なかなかに涼しい。むしろ、朝は寒い。かつて関東以南に住んでいた人間としては、あり得ない気温だ。

この温度では、最低限界気温で土に下ろせるかが決まってしまう。

直近(5月中)で地に下ろせそうな野菜

キャベツ、春菊、ケール、サンチュ、パクチー、ブロッコリー、パセリ、インゲン、白花豆

このあたりは地に下ろしても良いかもしれない。

意外なのはケール、パクチー、ブロッコリー、パセリ。暖かいところの野菜だと思っていた。インゲンと白花豆は播いてすらいないが、そろそろ準備しなければ。

カボチャ、シシトウ、ニラ、
は意外と寒さに弱いのね。夜も暖かくならなければ、外に出せなそうだ。

ナス
は寒さに対し安定の弱さ。夏に買っていつも失敗する理由が分かった。今年は鉢植えにして、夜は取り込むかな。

ハーブは基本寒さに強い


多分南から来たバジルとディル以外はいけそう。

イタリアンパセリは意外と寒さに強い。

オレガノのー15℃は驚き。
でもよく考えると、実家のオレガノは越冬したから、それくらいは耐えられるのかも。

ラベンダーは既に外にいる。ばんばん吹く風と晴れた日差しが性に合っているようだ。ラベンダーは枯れても香りが素晴らしい。室内で枯れた子たちの香りを嗅ぐ度に悲しくなった。君たちが嬉しそうだと私も嬉しい。

花は意外と寒さに弱い

アスターを下ろしたけど、意外に最低気温が高め。ひょろっとしているので、倒れてしまうと起き上がれない。もう少し家で温めてあげても良かったかな。

5月中に下ろせそうなのはカレンデュラくらい。去年の経験からも、強靱なのは分かっている。

ジニアと紅花
はもう少し待とう。

季節の変化に敏感になる

この記事に書いた情報は、原則的に種の袋に書いてあることだ。今まで自分はスルーしていたな。天気予報でも最低気温とかほとんど気にしていなかったし。農家さんがまだ畑にほとんど苗を下ろしていないのは、そういう理由なのか。

ちょっとずつ、それぞれの種がどんな植物なのか考えられるようになってきた。



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