見出し画像

【7.離婚する】ために夫に会った話

これは数ヶ月前書いて途中で放り出していたものに加筆修正したものである。鮮度が落ちまくってるけど勿体無いからあげる。



タイミングというものは本当にあるもので、急がば回れという言葉をしみじみ実感している。確か2年前くらいに離婚を試みて失敗した時に、たまたま見た占いで「今は離婚してはいけない時期です」的なことが書かれていたのを読んで酷くがっかりしたのを覚えている。確かあれもゲッターズ飯田さんの占いだったような…?(曖昧な記憶) 私ゲッターズさんの手のひらで転がされすぎじゃない…?ちなみに今年も「離婚などの決断は3月まで待ちましょう(うろ覚え)」って何かで言ってたの読んだから3月まで待ったんだぜ…?



昨年の12月、子供が成長した姿を見せるため、あと私が大丈夫になった気がしたので、夫に会わせた。会わせたら私以外の皆が喜んだ。(今まで会わせなかった私が極悪人なような気がして、帰り道、夜、元彼の家のそばを通過したらあらゆる辛さがのしかかってきて号泣して帰りにスタバで死ぬほど甘いドリンクを飲んだ)。そこで1月にも会わせた。そしてようやく来た3月。拍子抜けするほど簡単に離婚の同意を得ることができ、離婚届に判が押された。

この時ばかりは2人でちゃんと話そうと思い約3年ぶりに2人きりで対面した。夫氏、12月の時よりだいぶ痩せていた。理由を聞くと、今度某アイドルのコンサートに行くために健康管理をし始めたとのこと。半年前くらいからハマっているらしいことをぽつりぽつり話してくれた。


まじかよと思った。あのプライドばかり高い夫氏が、アイドルを好きになり、しかも素直にそれを認めて、人に話すということ。しかも一番話しにくいであろう私に。てめー秋元アイドルなんて一番バカにしてたクチじゃねーかよと思いつつ自己中心的な理由でとても嬉しかった。表情を見て、ああなんか大丈夫だなと思った。本当に大丈夫かどうかは専門家じゃないからわからないけど。でも生きる希望を見つけたように見えた。そのくらい、表情が変わっていた。つまるところめちゃくちゃホッとしたというのが正直な気持ちだった。




曰く、いつでも離婚はしてもよかったと。でもこうして穏やかに話をすることができること、私の中にあった恨む気持ちが残っていないこと、夫に生きる希望ができたこと、全部揃ったのはこのタイミングだった。子供に会わせようとするのが3ヶ月早かったら多分まだ会うこともできなかったはずだと義母も後で話していた。


3年もかかってしまったという気持ちと、3年経ったから考えうる中でも最良の結末を迎えられたという気持ちと両方あって、でもやっぱり後者の方が大きいので、【7.離婚する】は大成功、今年の出来事もうあと全部エピローグでいいやという気分。まあそれで終わらなくて楽しい苦しいことが目白押しな今年なわけですが…メジロって本当に集団で現れるんだよな前に大量の水飲みに来たメジロ見た…かわいかった…というわけでこのお話はおしまい。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?