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降って湧いた引越し話と、それに対していいねとならない気持ちのその奥の方

パートナー(仲直りしました)から、親戚のおばさんが引っ越しをして、今まで住んでいた家が空き家になってしまうから住まないかと打診されていると話をされた。


以前(付き合い始めたばかりの頃)にもその話があって、その時はおばさんがやっぱり嫌だと言ってその話は無くなったのだけど、どういうわけかまたその話が湧いてきた。


前の時は嬉しいな、と一緒に住む妄想をして前向きに考えていたのだけれど、今は二の足を踏んでしまう気持ちが強い。なんでなんだろう。気持ちの整理がしたい。多分前の時は浮かれていたんだろうけど。


◾️その家に住むといいんだろうなぁというところ
・パートナーと一緒に住める
・家賃が多分安い
・家具家電もあるらしいから引越し費用が相当浮く
・憧れの平屋の一軒家
・パートナーが飼ってる猫とも住める
・多分今より便利な場所
・うちよりきれいだろうから子供の友達とか呼べる
・会社辞めちゃった人がご近所さんになるから3人で会ったりできそう


◾️その家に住むの躊躇するなぁというところ
・両親から離れるから今みたいにホイホイ頼れない(高速で30分)。私、大丈夫?
・子供が今の家(私の実家)を気に入って、ずっとここにいたーいと以前言っていた
・子供が来年から小学生だから、いつ引っ越すか結構むずかしい
・というのも、元夫が今うつの状態が酷そうだからすぐすぐは刺激が強すぎるかも。死なれたらいやだ。
・だから小学生の途中で引越しになりそう…子供かわいそうじゃない?
・そもそも今の保育園の友達と離れるのかわいそうじゃない?
・私が今いる町をどうにかしたい気持ちがある、というのも社長が自分の町を町おこししていて羨ましい。
・新しい引越し先の市には会社の先輩(退職済)のパワハラおじさんがいて、その人のテリトリー感がある。あんまり近寄りたくない。
・使ったことのない沿線。JRになるのか。子供に行って欲しかった高校行けないな。まって、それは息子じゃなくて私の欲望…
・都内に行くのに少し遠くなる。1.2時間で行けてたのが1.5時間になるのか。
・好きな場所、好きな店、行きつけの美容院から遠くなる


あ、私、自分で住む場所を選びたいのかもしれない…自分達で理想を語り合って、お互いの理想に合う場所や物件を探して、見つからなくて、譲歩しあって、また探して、見つけて、納得して、というその一通りを経て住むところを決めたいのかもしれない。


離婚して思った。生きる喜びとは、選択の自由があることだ。


この降って湧いた「住まない?」の話は、例えば具体的にどこに住もうか?の話をしていて、この辺もいいかもね、くらいの段階において来た話だったとしたら、ここだー!ってなったんだろう。それは自由の先に続く話だから。


あとやっぱり怖い。


恋人関係から、日常になる。彼が家に帰ってもいる。私、苦手な家事をしてイライラする。多分、イライラは増える。また失敗するかもしれない。もし失敗したら、子供の心は?仕事は?


あの時のいつもカーテンが閉められた暗いマンションの1階に閉じ込められた重さ。周囲との断絶。夢の断絶。ごちゃごちゃした狭い店のバックヤード。義母の使う洗剤の匂い。


選択肢と自由はなかったことにしていた。その方がかわいそうな自分を演出できたからか。あの頃には戻りたくない。今の私はもう少しマシだろうか。マシなはず。大丈夫かな。


これは、この問題はどうしたら解決していけるのだろうか。まあずっとそこに住まないといけないわけじゃないし、自由な選択はそのあとお金を作ってからすればいいとも思うし、その場所が未知すぎるから一度見てみた方がいいんだろうな。


はあちょっとスッキリした。



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