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向き不向き

免許更新をした。

群馬県は運転免許保有率と車両保有率が全国1位らしい。

車大国グンマーだ。事故率がダントツで高いのは前橋にある交差点だったが、2〜5位は全て高崎市内の交差点らしい。おお、怖い怖い。

自分の運転についてすこし考えてみる。私はだいぶ安全運転な方だ。

とか言っていると危ない。それもわかっている。首都高やカンパチを走る方が怖いと思っているので、それでも運転するとかなり疲労するから、つまり私は運転には向いていないのだと思う。

免許を取得してもう8年が経とうとしている。いろいろあってまだ青色だけれど、いつ加害者になってもおかしくないということは肝に命じて運転したい。

向き不向きの話に移る。私はリーダーシップがない。自発的ではないからだ。周りに意見がある人がいれば、極力その意見に沿った案を見つけ出そうとする。または、その意見に賛同する。とんでもないリスクや非常識なことがない限り、尊重したいと思う。

そのスタイルでこれまで過ごして来たのだが、なぜかリーダーになりがちだ。引っ張る力はないのに、なぜリーダーとして前に立たなくてはならないのだろう。周囲に背中を押されて何度も前に立って来た。小学生のころからずっとだ。

向いていないと思っているのにそこに立ち向かっているのはなかなかしんどいことが多い。それでもやりきれるのは周りで支えてくれる人がいるからだろう。

私がディレクションしている企画が終わったのを機に、ふとそんなことを思った。やってよかったな、でもなにかが足りなかったな。

毎日自分の中にできる違和感と疑問に対峙しながら目の前のことをこなしているので、人より成長は遅い気がする。ただ、向いていることもそうでないことも、経験をしないよりはいい結果になっているはずだ。

それが失敗しても、成功しても。やらなければよかった、はあり得ない。

そう思いながら、つまりは、流されるように生きて来たのだろう。

そうではなく、全て自分の意思で選択して生きて来たら、どんな人間になっていただろうか。もっと貪欲で、かっこよかったかもしれない。ベッドに寝転がって窓から空を見上げている時間なんてなかったかもしれない。

それでも、この人生はこういう生き方だったんだなという半ば諦めの気持ちで過ごしている。諦めを覚えてからは世界が少し色褪せて見えるようになった。

ただ、結婚してその色褪せた世界が少し色づいた。諦めないでもう一度頑張ってみようと思えた。

甘えかもしれない、批判もされるかもしれないが、後で取り返してやるという気持ちで日々過ごしている。

見捨てないでいてくれる人たちには心から感謝している。恩返しできるように、諦めずに、自分に負けないように、努力していこう。

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