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オリックス・バファローズ #Bsスーツコレクション 着用時計を徹底解析!23年度版

こんにちは、シュバルベです( ・∇・)

2021~2022年にかけて書いたこちらの記事。

大きな反響をいただいたものの、2022年契約更改ではリストショットが少なく、記事は断念してしまいました。しかし本年。それなりにリストショットも載せてくれているので1年ぶりに復活です。

野球選手は活躍するほど高い年俸を貰ってJapanese Dreamを手にできる職業。その上のアメリカンドリームはどえらいことになっていますが、日本国内のスポーツとしてはNPBが最も最大値が高いことは間違いないでしょう。

オリックス・バファローズ公式instagramに掲載された契約更改後の #Bsスーツコレクション より、リストショットが見えて判別できる時計を載っけていきたいと思います!

なお、オリックス公式のコメントに「※画像や動画の無断転載・二次利用は禁止とさせて頂きます。(リポストは可)」とのことですので、こちらのnoteでも投稿のリンクを貼る形にしております。ぜひ公式instagramにアクセスしてください!


1.中川圭太

・着用時計:<パルミジャーニ・フルリエ>トンダ PF フライングトゥールビヨン 価格:17,226千円

2018年ドラフト7位入団とドラフト時の順位は高くなかったものの、優れた打力はそのままにセンターを無難に守るまでチーム内で成長してきた中川圭太選手。今年のOPS.751はリーグ9位と昨年に続くベストテン入りを果たし、打線の中軸を担いました。

そんな中川選手の左腕には珍しい時計が。「神の手」と称される天才時計師にして修復師でもあるミシェル・パルミジャーニ氏が1996年に立ち上げたブランド<パルミジャーニ・フルリエ>の「トンダFP フライングトゥールビヨン」です。

<ロレックス>のデイトナ、<パテックフィリップ>の「ノーチラス」を発端にここ数年間時計トレンドを席巻してきたラグスポ(ラグジュアリースポーツウォッチ)ブームの中で、この「トンダFP」シリーズも脚光を浴びてきましたが、まだ時計の中では比較的マイナーブランドの位置づけ。

ただ造りは非常によく、このリストショットでも文字盤の何とも言えない深緑のダイヤルはほかにあまり見ないものです。7時位置にオフセットされたフライングトゥールビヨンがアクセントとなり、スケルトン仕様の針とともに複雑機構を搭載している中に軽やかさを演出しています。

幡ヶ谷の高級時計店YOSHIDAの限定モデルということもあり、お店とのお付き合いも深いと想像されますが、通好みの時計セレクトでとてもワクワクしました。

2.山田修義

・着用時計:〈ロレックス〉サブマリーナ デイト 価格:2,044千円

ベテランの域に足を踏み入れた左腕の山田修義投手の右手には、2020年の契約更改時と同じ<ロレックス>の「サブマリーナ デイト」。

近年のロレックスの人気過熱によりこの時計もそうそう見かけることがなくなりましたが、40mmと程よいサイズ感にダイバーズウォッチらしさとラグジュアリーさを兼ね備えた不朽の一本です。

過去の契約更改でも同じ時計を着用しており、しっかりと手入れしながら長く使っていることが伺われ、山田投手らしいなと好感が持てますね。左腕には数珠、右腕にはロレックスと左腕らしさもあり、これからも山田投手とともに年数を重ねて欲しいなと思います。

3.石川亮

・着用時計:<ロレックス>コスモグラフ デイトナ 価格:1,975千円

時計にあまり詳しくない方でも「デイトナ」という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。

<ロレックス>を代表する時計であり、近年の人気過熱よりも10年は前からこのデイトナだけは常に人気の的でした。石川亮選手の腕に光るデイトナは2016年にモデルチェンジした現行のもの。

セラミックス製のベゼルはホワイトダイヤルとコントラストをなし、横三つ目のクロノグラフデザインはこのデイトナから流行し多くの時計ブランドに影響を及ぼしました。

チームでは縁の下の力持ち的な役割を果たした石川亮選手ですが、その貢献はしっかりと形に表れているようですね・・・!

4.比嘉幹貴

・着用時計:<IWC>パイロット・ウォッチ・マーク XX 価格:792千円

登板管理が厳格で余程の信頼がないと登板数が増えないオリックスにおいて、ベテランのサイドスローリリーフ投手として3年連続30登板を果たしている比嘉投手。

僅かに袖元が見える程度ですが、ホワイトのダイヤルにセリフのない視認性に優れたアラビア数字、やはり時間を見るに適した太い針とTHE・パイロットウォッチの佇まい。老舗時計メーカー<IWC>の「パイロット・ウォッチ・マーク XX」と推察するに十分な条件は揃っていました。

時計にとって必要な要素だけを残し、それを最大限実用的に活かしたのがパイロットウォッチであり、中でも「マーク」シリーズは昔から多くのファンを抱えてきたモデル。

昨年のビールかけでは意外な姿を見せた比嘉投手ですが(笑)、質実剛健という言葉が似合う彼らしいチョイスと言えるでしょう。

5.杉本裕太郎

・着用時計:<ロレックス>コスモグラフ デイトナ 価格:1,975千円

石川亮選手の白文字盤に対し、杉本選手は同じ「デイトナ」でもブラックダイヤルを着用。21年の契約更改時には<ウブロ>の「アエロフュージョン ブラックマジック」を着用していましたが、本年は王道の中の王道で臨んできましたね。

この「デイトナ」は今やステンレスはもちろん、18金無垢のものでも入手困難となり多くの人が探し求めるモデル。ブラックダイヤル×ステンレスの着用モデルはシックなデザインで特に人気が高く、頂点を掴んだラオウにこそ相応しい時計と言えるでしょう。

6.平野佳寿

・着用時計:<ロレックス>スカイドゥエラー 価格:4,080千円

歴戦のクローザー平野投手の腕には<ロレックス>の「スカイドゥエラー」のコンビモデル。

シンプルな機能の多い<ロレックス>の中で、「スカイドゥエラー」は異色の時計。1年間で3月1日のみ日付修正が必要な年次カレンダー機能を持ち、そのデザインは独創的。

外周の小窓についた赤いラベルが月を表し、直感的に月日を読み取れます。インダイヤルには24時間計を配し、ホームタイムの時間を瞬時に見ることが出来ます。

以前の契約更改で平野投手が着用していた<パテックフィリップ>の「アクアノート・トラベルタイム」もGMT機能を搭載しており、かつて海を渡った平野投手にとってこの2カ国の時間を見られるという機能は刺さるものがあるのかもしれませんね。

7.若月健矢

・着用時計:<カシオ>エディフィス スマートフォンリンクECB-800D-1AJF 価格:38千円

以前の契約更改ではイタリアのファッションウォッチ<ガガミラノ>の時計を着けていた若月選手ですが、今年は国産ブランドの<カシオ>の「エディフィス」をチョイス。

すでに廃盤となったモデルで、モータースポーツをコンセプトにデザインされた精悍なデザインを持ちます。機能的には1/1000秒単位、ラップ200本のデータ保存が可能と日本メーカーらしい生真面目さ。

スマートフォンとリンクすることで自動時刻修正、ホームタイムと世界約300都市から選択した時刻の同時表示も出来るなど、ともすればオーバースペックな時計がなんと38,500円。

FA権取得イヤーながらシーズン中に早くも残留を決めた若月選手の性格も伺える、求められる場所で最大の機能で応える使い勝手の良さを感じさせる時計です。

8.山岡大輔

・着用時計:<オーデマ・ピゲ> ロイヤルオーク "ジャンボ" エクストラ シン 価格:4,675千円

スタイリッシュな山岡投手の腕には高級高いブランドとして広く知られる<オーデマ・ピゲ>の「ロイヤルオーク "ジャンボ" エクストラ シン」。

伝説的な時計デザイナーである故ジェラルド・ジェンタ氏が一晩で書き上げたと言われるそのデザインは、オクタゴンベゼルとビス留めのデザインそのままに今なお多大な人気を誇る時計です。

ジャンボの呼称は、オリジナルが作られた1972年ごろは40mmサイズは大きな時計であったため。現在ではむしろ小型の部類ですが、日本人には程よいサイズ感で、山岡投手も比較的小柄な体型のため収まりよくなっています。

1970年代に今も色褪せないラグジュアリースポーツウォッチの世界を切り開いたジェラルド・ジェンタ氏の思いを宿し、山岡投手もファッショナブルに未来を拓いていくことでしょう。

9.森友哉

・着用時計:<ロレックス>GMTマスター Ⅱ 価格:5,089千円

今年からオリックスに加入した森友哉選手の腕には<ロレックス>の「GMTマスター Ⅱ」が輝いています。

「サブマリーナ デイト」に似ていますが、ベゼルに刻まれている24時間計ですぐに別物であることが分かりますね。<ロレックス>の「GMTマスター Ⅱ」は操作性に優れており、ホームタイムの時刻は針で表示されその調整もリュウズのみで可能。実用時計の最高峰である<ロレックス>たるところを見せてくれています。

ブレスがジュビリータイプ(<ロレックス>の多くのスポーツモデルは3連ですが、このGMTマスターⅡの無垢は5連になっています)のため華やかさが増しており、ともすれば派手すぎるきらいがあるものの、森友哉選手のような豪傑タイプであれば十分似合うというのが流石ですね。


10.頓宮裕真

・着用時計:<ロレックス>コスモグラフ デイトナ 価格:2,813千円

今年首位打者の栄冠を勝ち取った頓宮選手の左腕には<ロレックス>の「コスモグラフ デイトナ」のコンビモデル。


こちらの記事で書かれているように、首位打者のお祝いとして森友哉選手から「カツサンド持っていくわ」と予告して渡された時計です笑。高級なカツサンドもあるものですね(遠い目)。

ブレスレットはステンレスとイエローゴールドのコンビ、ダイヤルはシャンパンカラーのものに、8ポイントのダイヤモンドが入ったモデルです。品番付きで正しく言うならば、「コスモグラフ デイトナ Ref.116503G シャンパン 8Pダイヤ」になるわけです。

<ロレックス>の良さの一つがダイヤルカラーの多さであり、このデイトナに関しても同じモデルでブラック、ホワイト、メテオなど複数のダイヤルのパターンがあります。

さらにダイヤルのみの交換が可能というオプションもあり、手に入れることが出来れば長くいろいろな楽しみ方が出来るという面白さがあるのですね。貰いものなのでダイヤル変更は今後も無いと思いますが、ダイヤ入りの時計を男性が着けるというのも個人的にはもっと広がって良いと思っています。

ぎらつきすぎ、と言ってもロレックスの無垢~コンビを着けている時点で今さら感はありますし、宝石も権力の象徴ですから男性が元々は身に着けていたわけで、現代における成功者がこうした時計や装飾物(今回は取り上げませんでしたが、オリックスの契約更改では<エルメス>の「シェーヌダンクル」ブレスレットを着けている選手も数人いましたね)を着けることは憧れの喚起という意味でもよいのではと。

いずれにしてもデイトナ自体が今や入手困難という中で、頓宮選手にとっては最高のプレゼントになったのではないでしょうか。今度は頓宮選手があげる側になれるようにもっと成績を伸ばしていきたいですね笑

11.宮城大弥

・着用時計:<オーデマ・ピゲ>ロイヤル オーク クロノグラフ 価格:4,950千円

高卒2年目からローテーションに入り3年連続で規定投球回に到達した宮城投手の腕には<オーデマ・ピゲ>の「ロイヤルオーク クロノグラフ」。

宮城投手と言えば高卒2年目の契約更改で早くも<ウブロ>の「ビッグ・バン ブラックマジック」を着用しており驚きましたが、今年はジャンプアップしてきました。年俸も毎年ジャンプアップしているので、非常にいいことですね。

山岡投手の項目でも書いた通り、オクタゴンベゼルにビス留めデザインのベゼルというデザインコードは不朽で、そこにクロノグラフ機構を搭載していながら非常に薄いのがこの時計の良いところです。

宮城投手は手が大きいのでもうちょっと大きな時計でも映えるタイプではあるのですが、スーツにはこれぐらいの薄さの時計のほうがワイシャツの袖を傷めずより相応しい時計と言えるのですね。

山本投手がチームから抜け、来年からはエースとしての期待のかかる若き左腕。どんどん垢抜けていく成長の過程は時計にも表れている…ような気もします笑。

12.T-岡田

・着用時計:<フランク ミュラー>トランスアメリカ ビーレトログラード 価格:2,250千円

悔しいシーズンとなったT-岡田選手の腕には、かつての契約更改時と同じ<フランク ミュラー>の「トランスアメリカ ビーレトログラード」が。

天才時計師フランクミュラー氏らしいビザン数字のアラビアインデックスに、秒表示はレトログラード式で上下に配した特徴的で独創的なデザイン。

かなり前に廃盤になったモデルですが、岡田選手は大切に愛用されていますね。インスタの写真でもベゼルの鏡面部の反射が見て取れますし、お人柄が表れるなと思います。

チーム内では勢いのある若手が台頭していますが、来年こそベテランの意地を見せ、4連覇と歓びの契約更改を迎えられることを期待しています。

■さいごに

今回も多くの選手の時計を勝手に推測してきました。間違っているものあったらすみません。

2年前は多くの選手が<ウブロ>を着用していましたが、今年の契約更改では0。野手陣のトレンドが<ロレックス>なら投手陣は<オーデマ・ピゲ>といった感じになっています。

昨年までは各授賞式にパテックフィリップのグランドコンプリケーションを着用していた山本由伸投手も今年は<オーデマ・ピゲ>に変わっていたり、この辺の流行があるのは定点観測の面白さですね。

ちなみにですが、オリックスに来る側の現役ドラフトでの鈴木博志投手は<ウブロ>のベルルッティコラボモデルを着用していました。来年の契約更改で彼の時計が何になるかは個人的な楽しみです笑

3連覇で年俸も上がり、ご褒美買いをオフにしているのではと期待しています。皆様もぜひこちらの記事で時計購買欲を上げていただければ笑。来年1月1日は最強開運日らしいので、言い訳も効きます!(?)

来年も沢山リストショットが見れることを祈ります!!

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