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オリックス・バファローズ 後半戦キーマン1人を選ぶなら

こんばんは、シュバルベです(๑╹ω╹๑ )

前半戦首位で終えたオリックス。後半戦スタートの初戦勝ちましたね!良い野球が出来ていると思います。スペースで話そうかと思ったのですが、ここまでスペース用に書いたなら公開すっか!ということで急遽noteに書き起こしましたw

表題の件。後半戦のキーマンを敢えて一人挙げるなら、というお話です。ずばり、後半戦の投手のキーマンは、帰ってきた「地味な男平野佳寿投手だと考えています。

この表は各球団の9イニング目の平均失点数です。

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オリックスはリーグで最も9回に失点を許しており、前半戦終了時点で6人の投手にセーブがつくなどクローザーを固定しきれませんでした。

山本、宮城、田嶋ら擁する先発陣の奮闘により多くの試合でゲームを作ってきましたが、山岡の離脱という大きな穴を埋めるには救援陣の頑張りが不可欠です。中でもクローザーに位置付けられる平野投手の役割は最も重くなるでしょう。

前半戦の平野投手は22試合で0勝3敗11セーブ、防御率3.66と期待されたほどの数字は残せませんでした。奪三振率を表すK%は17.9で、全盛期の30%台からは大きく落としてしまっています。MLBでは19年に26%、20年に17%と推移し、日本に帰ってきました。今の平野投手の力として奪三振能力には衰えが見えてきているのは事実です。

こちらにMLBでの平野投手の成績等は書いておりますのでご参照ください。

4sの平均は145kmで、日本にいた3年前より2km遅くなっています。その一方で、アメリカでは4sとフォークで99%を占めていましたが、今年はカーブを8%織り交ぜています。ヒギンス投手もカーブをアクセントに使っており、これはチームとしての方針なのかもしれないですね。

漆原、K鈴木、ヒギンスとクローザー候補を前半戦で試してきましたが、結果はご存知の通りでフィットしきれなかったという印象です。シーズン終了まで平野と心中するしかないというのが現状でしょう。しかし、それでも平野には期待をしています。

クローザーはメンタル勝負とよく言われます。他球団を見渡しても、多くの球団で外国人投手が担い、そうでないチームもドラフト1位で指名した特別なスペシャルワンが担当しています。平野投手も2005年希望枠で入団した選手で、打たれた後に後輩を焼肉に連れて行く、そんな剛胆な選手でした。これからの首位争いにはこれまで以上の重圧がかかります。他球団もオリックスの投手を研究し、特に若手投手陣の中には後半戦苦しむ投手も出てくるでしょう。

平野投手とその他の選手を比べた時、そのメンタルと、海の向こうでもクローザーを担った経験値。このふたつは他の投手と比べた時に頭ひとつ抜きん出るものだと言えます。優勝から20年以上遠ざかり、自信を失ったチームに自信を取り戻させるために、残り55試合で平野にはフル回転を期待したいと思います。

その姿は、チームの多くの選手の鑑となり得ます。オリックスリリーフ陣の後輩の中には、平野と同じく4sとフォークの2球種を得意とする右腕の漆原がいますよね。育成選手として入団し、昨年支配下に昇格すると序盤戦ではクローザーを担ったが一軍の壁にぶち当たりました。彼らに優勝という成功体験をもたらすことは一時の歓喜だけでなく、向こう10年にわたる好影響を与えると信じています。

10月〜11月、栄光のスポットライトの真ん中に「地味な男」平野佳寿がいて優勝のウィニングボールを手にしている日を夢見て。優勝しましょう。

■出典

トップ画はオリックス・バファローズ公式インスタグラムより。

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