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開幕前日!オリックス・バファローズ開幕オーダー予想!

こんにちは、シュバルベです٩( ᐛ )و

待ちに待った開幕前日。オリックス・バファローズにとっては二年連続最下位から巻き返しの年となります。私の予想では勿論優勝なのですが、まずは最下位脱出を期する大事なシーズンです。

巷でも話題になりましたが、オリックスは開幕戦に関して2012年から引き分けを一つ挟んで9連敗。特にここ数年は開幕戦で終盤逆転負けなど手痛い負け方をすることで、なんとなく意気消沈してしまいシーズン序盤からズルズル行ってしまうことが目立っています。1/143試合ですが、若い選手が主体に生まれ変わったチームに勢いをつけたい大事な試合、それが今年の開幕戦の位置付けでしょう。

早速、私の開幕オーダー予想はこちら。

シュバルベ的
オリックス開幕オーダー予想
1(中)佐野皓
2(ニ)太田
3(左)吉田正
4(一)モヤ
5(指)ジョーンズ
6(右)杉本
7(捕)頓宮
8(三)宗
9(遊)紅林

先に公開したスワローズの開幕オーダー記事と同じことを書くのですが、開幕スタメンを考えるに当たって、個人的には2つの路線があると思っています。一つは勝利追求型、一つは所信表明型です。もちろん、どの球団も勝ちたいと思っている開幕戦ではありますが、その起用法にはこの二つの方針で大きく変わるのではないかと感覚的に考えています(いずれ検証してみたいですね)。

勝利追求型の例として、例えば就任2年目で進退のかかる西村監督率いる去年のオリックス。

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OP戦で出塁率.387と塁に出れるT岡田選手を1番に、OP戦終盤で猛アピールを見せたロドリゲス選手を2番に配し、上位打線で何がなんでも点をとって先行逃げ切りで勝利を狙うという考え方は見えてきます。しかし、T選手が1番を任されたのはシーズンで6回、ロドリゲス選手が2番についたのは5回で、シーズンを通しての戦い方は早い段階で変えています。オリックスの場合、開幕戦で連敗が続いており、前年最下位に沈んでいた西村監督は何がなんでも勝ちたかった試合として位置付けていたのではないかと推測します。

一方、就任1年目の高津監督率いるスワローズは所信表明型。

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オープン戦打率.083だった村上選手を4番に抜擢したほか、やはりオープン戦で低打率の.129に沈んだエスコバー選手をスタメンで起用するなど、新生スワローズはシーズンこう戦います!と主張することを重視したメンバーでオーダーを組んでいたように感じます。

今年のオリックスについては、①中嶋監督にとって初めての開幕戦であること、②若きプロスペクトに出てきてくれないと向こう5年の計画が成り立たないこと、③チームの方向性を内外に知らしめたいこと、これら三つを鑑みると所信表明型のオーダーになると考えています。

以下、私のオーダーの考え方を書いていきます!

・1番(中)佐野皓

トップバッターに置きたいのはオリックスの誇るスピードスター佐野皓大選手。

昨年は打率.214出塁率.262と言い方は悪いですが足だけの選手で、打撃面に関してはスイッチ再転向などもあり十分な準備ができていなかったシーズンだったのかなと思います。それが、今年のオープン戦では打率.300をマーク。57打席50打数で13三振4四球と、出塁率の向上のためにはヒットを打つしかない中で2本塁打を含む9長打は思わぬ方向への進化でした!

ヨーイドンのトップバッターで長打が出ると極めて高い確率で得点に繋がる上、自慢の足で塁に出れば掻き回すことができる強みが評価されるのではないかと思います☺️オープン戦での活躍を無視して他の選手を起用することは前監督の末期に二軍活躍選手を頑なに上げなかったことと等しく、そこからの変革を見せたい中嶋監督としては佐野選手の優先順位は高いと想定されます。

なお佐野選手について、詳しくはお若。さんのこちらのnoteをご覧ください🙇‍♂️

・2番(二)太田

クリーンアップへ繋がる大事な2番打者にはまだ20歳の若きプロスペクト太田椋選手を入れました

オープン戦では打率1割台ながらチーム最多の63打席を与えられ、中嶋監督の何が何でもモノにしてやるという気持ちを感じます。オープン戦前の練習試合や紅白戦ではインコース寄りの甘いボールを逆方向にホームランできるバッティングを見せ、まさに非凡な能力の片鱗を見せています。

私のもう一つの贔屓であるスワローズの今や不動の4番村上宗隆選手も昨年のOP戦打率はなんと.083。それでも開幕から4番固定し終わってみれば出塁率リーグトップに加え28本塁打などリーグをリードするバッターになりました。太田選手も間違いなく逸材で、オリックスにこれまで欠けていた攻守でコアプレイヤーになれるセンターラインの選手として構想されていると推測しています。

・3番(左)吉田正

3番にはオリックス最強打者の吉田正尚選手を置きました。

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オフシーズンには2番強打者論をもとに2番起用も考えられていました(私は去年の開幕時点でそれを熱烈に支持していました)が、佐野ー太田ラインであれば3番におくべきだと考えます。理由は簡単で、3番に置いた方がランナーが一人以上出ている可能性が高いからです。

例えば出塁率.333の打者が1・2番に並んでいる時、3番打者にランナーありで回る可能性(ゲッツーのぞく)は1-2/3*2/3=.556なので55.6%です。しかし、2番打者の場合、33.3%になるわけで、ランナーが一人以上いる可能性に関しては3番打者の方がどう考えても高くなります。しばしば『セイバーメトリクス入門』をもとに得点期待値で2番最強打者論を語りがちですが、得点期待値≠得点確率です。開幕が山本由伸選手であることからも、得点期待値を上げるよりも得点確率を上げることを考えるべきではないかと思います。

いうまでもなく吉田選手はオリックスの中核打者であり、彼の前にいかにランナーを残すかがオリックスの得点能力を左右します。論理的に考えても3番吉田正尚は正しい選択肢ではないでしょうか。

そして、吉田選手は昨年、高橋光成投手から10打数5安打と打率5割。とにかく前に出塁し得点圏に運べれば50%の確率で得点につながると思うと熱いですね!

・4番(一)モヤ

打順の中心である4番にはスティーブン・モヤ選手を置きました

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昨年終盤に出場し、46試合で12本塁打と覚醒の兆しを見せ、今年の練習試合〜オープン戦でも絶好調。オープン戦では打率.308、本塁打こそ1本ながら藤浪・則本・岸らリーグを代表する投手陣から安打を放ち、高低の攻めも苦にしなくなりつつあるモヤ選手は本当に覚醒間近だと思います。

プレシーズンでの打席内容をみれば吉田正尚選手の後を託すにしかるべきと言えるでしょう。

・5番(指)ジョーンズ

クラッチヒッターを置きたい5番打者にはアダム・ジョーンズ選手を置きました

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実は3月16日のスタメンの1〜5番がここで挙げている打順であり、この試合でモヤ選手の後を打つジョーンズ選手という構図が生まれました。いうまでもなくジョーンズ選手はMLBのスーパースターで特にアフリカ系アメリカンの中では圧倒的な知名度を博しています。そのプライドから昨年は4番しかあり得ないと思っていましたが、今年は早くもOP戦で同じくアフリカ系アメリカンのモヤ選手の後を打つことを受け入れておりジョンジーの本気を感じています

プレシーズンでは特に速球系への強さを示しており、クラッチ力を十分に発揮できるシーズンになるのではないでしょうか。今年のジョーンズ選手についてはいっちさんのこちらのnoteが素晴らしのでご覧ください。

・6番(右)杉本

第二の4番とも言われる6番には杉本裕太郎選手を入れました

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この辺からオリックスファンの間でも打順の揺れが起きると思いますが、昨年は大きくモデルチェンジをした杉本選手。その打球方向を見ると、豪快なプルヒッターのイメージとはかけ離れてセンター〜ライト方向に80%の打球を打つ広角打者へと進化しました。

まさに同じく社会人出身のDeNA宮崎選手はセンター〜ライト方向への打球が80%を占めており、モデルケースとなりそうな気がします。ラオウ選手のあのガタイからランナーなしではフルスイングホームラン狙い、ランナーありではケースバッティングと打ち替えられればこれほど心強いものはないのではないでしょうか。

また、中嶋監督としても杉本選手は昨年二軍で大活躍を見ており、自身の監督就任と同時に一軍によんだ選手でもあります。契約更改でラオウ選手は次のように語っています。

前半は試合に呼ばれず、とても悔しい思いをしたんですけど、中嶋監督と一緒に1軍に上げてもらえて、使ってもらえて結果が残せた。監督に恩返しが出来るように来年は死ぬ気でレギュラーとっていきたいと思います。
2020年12月4日付スポーツ報知より)

こんなことを言ってくれる選手を可愛がらないはずもなく、結果も残しているのでクラッチヒッターとして宮崎選手並みの期待を抱いておかしくないのではないでしょうか。

・7番(捕)頓宮

7番打者にプロットしたのは頓宮選手です。

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OP戦では山本投手と組んだ全ての試合でご近所バッテリーを組んだ頓宮選手。山本選手とバッテリーを組むのはほぼ確実であとは打順をどうするかでした。3月は5番も担い中軸打者として起用されましたが、3本塁打を放つものの打率は.216と確実性に欠け、下位で意外性ある一発を放つ捕手としての価値を見出せれば最適解なのではないかと思いました。

・8番(三)宗

8番打者にはサードで宗選手を推しました。

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キャンプは三軍スタート、怪我で出遅れ、太田・紅林ら年下選手が猛アピールを見せる中でこのままでは居場所がなくなるのではないかと思われた宗選手。しかし、オープン戦最終盤になってまさかの大外から捲るように一軍昇格・MLB級の守備を披露し、オリックスファンの間で大いに沸き立っています。

少なくともサードの守備関してはチーム随一であり、私の予想である二遊間を若い太田・紅林で任せるのであればショートの守備範囲を軽減できる広い範囲を誇る宗選手はディフェンス面で重要なピースとなるでしょう。

・9番(遊)紅林

9番打者には若干19歳の高卒2年目のホープ紅林選手

太田選手同様、センターラインを守れる攻守のコアプレイヤーとしての期待感はもちろん、2月の紅白戦〜練習試合ではバックスクリーンにも叩き込む強いスイングが光りました。オープン戦でも太田・佐野の次に多くの打席を与えられ、試合数で言えばトップの16試合に出場。

安達選手が感染症にかかり不在となる中で、こうした空白(運)をモノにできるかがプロ野球選手には求められます。19歳にそれを担わせるのは残酷さもありますが、無名校から1年目でいきなりファーム全試合出場を果たした挙句、キャンプに増量して臨む紅林選手は並じゃないはず。さすがに遊撃守備の負担と年齢の重みを考え、OP戦終盤のように9番で気楽に振らせるのではないかと思います。そのいっぽうで、開幕スタメンが中嶋監督の所信表明だと思うからこそ、佐野・太田・紅林の3選手の起用は確実ではないかと思います。

・さいごに

ここまでご覧いただきありがとうございました!所信表明型オーダーとはいえ、当然勝利も重視しているオーダーになっていると思いますし、実際のオーダーがとても楽しみです。

開幕相手の高橋投手は昨年、オリックス戦の被打率はわずか.181。まさに天敵ですが10連敗はできないので、山本由伸投手が投げて、打線がしっかり援護する。そして若いチームに勢いをつけることができればシーズン通して最下位脱出は目前でしょう。オリックスの明日からの戦いが楽しみでなりません!🙇‍♂️

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